| 宮川流域ルネッサンス事業 |
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| 宮川流域の現状と抱える課題についてまとめ、なぜ、「ルネッサンス」と称して流域圏整備に取り組む必要があるのかを説明します。 |
| 1 自然環境 ●宮川源流部の大台ヶ原一帯は吉野熊野国立公園に属し、高山植物やサンショウウオ等の貴重な生物が棲んでいます。特に大杉谷一帯は、ブナ原生林に覆われたV字渓谷で、天然記念物に指定されています。 ●宮川や支流の五十鈴川河口部は干潟が多く、シギなどの渡来地となっているほか、ハクセンシオマネキ等が生息し、宮川の中洲はコアジサシの繁殖地となっています。 ●希少な生物だけでなく、身近な野生生物の生息する場の保全とそのネットワークづくりを図っていく必要があります。 |
![]() 宮川源付近のブナ林 |
| 2 水環境 ●近年の雨量の減少や森林形態の変化の中で、河川の水量の減少やダム湖への濁水の流入のほか、生活排水・産業排水による水質汚濁も指摘されています。 ●水質・水量・水生生物及び水辺環境の保全を図るため、排水対策や河川の流量の確保、ダム湖の濁水対策について検討する必要があります。 ●砂利採取や流送土砂の減少による河床の低下は、景観や構築物の安全性を損ない、生態系や水質浄化機能に影響を与えるものとして問題となっています。 |
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| 3 治水 ●宮川ダム建設以前には、大洪水などでたびたび被害が生じていましたが、ダム完成後は大雨時の宮川での被害は軽減されています。 ●護岸工事については、以前はコンクリート張り工事が多く見られましたが、近年は、宮川流域でも多自然型川づくりが進められています。 ●宮川ダムは、建設後半世紀近くを経過したため、洪水の形態に対応した治水上の機能を検討する時期にきています。 |
![]() 大内山川における多自然型川づくり |
| 4:利水 発電・工業用水 ●宮川流域の水力発電は、宮川総合開発事業により完成しました。宮川水系での供給電力量は標準的世帯で10万世帯分が一年間に利用する電力に相当します。 ●宮川第1、第2発電所では、宮川ダムに貯えた水を熊野灘へ導水し発電しています。結果として、宮川ダムの水の多くが熊野灘(三浦湾)に放流されています。 |
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