三重県内経済情勢及び三重県景気動向指数 (令和3年1月の指標から)
令和3年3月31日
(景気判断資料)
新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい状況が続いているものの、持ち直しの動きがみられる。
(生産は、持ち直しつつある。個人消費は、感染症の影響が残るものの、持ち直しの動きがみられる。雇用情勢は、感染症の影響により、弱い動きとなっているなかで、有効求人数等の動きには底堅さがみられる。)
1 県内経済の概要
【生産】
鉱工業生産指数は、3か月連続で上昇した。
【消費】
大型小売店(百貨店・スーパー)販売額(既存店調整値)は、4か月連続で前年比増となった。
コンビニエンスストア販売額(三重県全店値)は4か月ぶりに前年比減となり、家電販売額(三重県全店値)は4か月連続で前年比増となった。
自動車(新車)登録台数(軽自動車を除く)は4か月連続で前年比増となり、軽自動車(新車)販売台数は4か月連続で前年比増となった。
新設住宅着工戸数は、3か月ぶりに前年比増となった。
【雇用】
有効求人倍率は1.10倍となり、前月から0.04ポイント上回った。
2. 景気動向指数
【CI(コンポジット・インデックス)の動向】
令和3年1月のCI(平成27年=100)は、先行指数104.5、一致指数82.8、遅行指数104.9となった。
先行指数は、前月と比較して3.1ポイント上昇した。3か月後方移動平均は0.77ポイント上昇し、8か月連続で上昇した。7か月後方移動平均は1.34ポイント上昇し、6か月連続で上昇した。
一致指数は、前月と比較して3.3ポイント上昇した。3か月後方移動平均は1.57ポイント上昇し、6か月連続で上昇した。7か月後方移動平均は1.34ポイント上昇し、2か月連続で上昇した。
遅行指数は、前月と比較して1.3ポイント下降した。3か月後方移動平均は0.20ポイント上昇し、7か月ぶりに上昇した。7か月後方移動平均は1.41ポイント下降し、14か月連続で下降した。
【DI(ディフュージョン・インデックス)の動向】
令和3年1月のDIは、先行指数42.9%、一致指数85.7%、遅行指数50.0%となった。
一致指数(景気の現状を示す指標)は、景気判断の分かれ目となる50%ラインを2か月連続で上回った。
報告書、統計表のダウンロード
※それぞれ当月の三重県内経済情勢の概要、 主要経済指標(生産、消費、雇用、住宅建設、企業倒産など6分野)の動向、景気動向指数の概要、CI各指数の動向(直近6か月分の採用系列の増減率と寄与度、平成25年以降のグラフ)、CI・DI・累積DIのグラフ、CI・DI指数表、個別系列の数値、DI変化方向表、利用の手引き、CIを用いた景気判断の基準、で構成されています。主要経済指標(統計表)(92KB)
※県内経済に関連の深い指標を、全国値と比較して一覧形式でまとめたものです。
参考
三重県景気動向指数の改定について (82KB)〔平成26年3月31日掲載〕
三重県景気動向指数の公表形態移行について(10KB) [平成21年7月2日掲載]
ご注意
- 三重県景気動向指数は、平成21年4月分の公表から、景気変動の大きさやテンポといった量感を把握できるCI(コンポジット・インデックス)を中心とする公表形態にしております。
- 用語の意味をご確認いただく際には、リンクをクリックして該当ページをご覧いただくか、別途「景気動向指数の解説」のページをご覧ください。
