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県政だより みえ

感動をありがとう

 おめでとう!すごいっ!がんばった!凱旋パレードでかけられた、たくさんの言葉。そして今、「ありがとう」の気持ちを伝え、あの日のこと、これからのことを伺いました。

知事から吉田さんへお祝いの花束を

 熱い応援に感謝

 

知事:よろしくお願いします。

吉田:お願いします。

知事:改めまして、ロンドンオリンピック金メダル、そしてオリンピック3連覇、おめでとうございます。振り返っていかがですか?

吉田:ありがとうございます。勝った瞬間は、とにかく「やった!」という気持ちでいっぱいでした。その後、取材をしていただいたり、パレードやイベントなどで、祝っていただいたりするうちに、本当に3連覇できて良かったという実感が湧いてきました。また、皆さんの応援や支えがあってこその金メダルだと、感謝の気持ちが増してきています。

知事:そう思っていただいて、とてもありがたいです。津市のパレードでは、約5万人の方が集まってくださいましたね。県民の皆さんを見ていると、「おめでとう」以上に、吉田選手に対して感動や勇気を「ありがとう」という気持ちのほうが大きいと感じました。 


 負けを知って強くなれた


 知事:オリンピックで勝利した直後に言われた「負けを知ってまた強くなれた」という言葉がとても印象に残っています。

感想を話す吉田さん吉田:そうですね。北京オリンピックの前もロンドンオリンピックの前も、試合で負けているんです。この敗戦から、いろんなことを勉強させられました。オリンピックを迎える時期に、このままでは勝てない、と教えてくれたような気がしました。勝っている時には分からない自分の弱点に気付かされ、「じゃあ、次を負けないようにするにはどうしたらいいか」と考えることで強くなれたんだと思います。

知事:なるほど。負けがあったからこそ精神面も技術面も、一段と強くなられたんですね。そして、今回のオリンピックでは、日本代表として旗手も務められましたが、どうでしたか?

吉田:旗手はずっとやりたいと思っていました。旗手に選ばれた選手は、金メダルを取れないというジンクスがあったんですけど、私がその嫌なジンクスをはねのけてやろうという思いでいました。開会式に先頭で入場するのは、すごく気持ち良かったです。胸をはって最高の笑顔で歩くことができました。

知事:素晴らしい経験をされましたね。  


 みんなでサポート

 

知事:勝利の後、お父さんを肩車していましたね。もともとしようと決めていたんですか?

吉田:父には言っていませんでしたが、小さい頃からレスリングを指導してくれた父が、今回セコンドについてくれましたので、優勝したらオリンピックという舞台で、肩車をしてあげたいと思っていました。

知事:3連覇するまでには、そのような身近にいるご家族の支えもあったと思いますが、どうでしたか?

吉田:ともにレスリングをしてきた父が、全日本のコーチになったことで、オリンピックまでの合宿中にもいろいろとアドバイスをくれました。実際にオリンピックで父を肩車できた時は、これまで反抗したこともあったけど、ともにやってきて良かったなという感情が生まれましたね。ロンドンオリンピックでは、今までにないくらい緊張しましたが、父の「小さい時からずっと一緒にやってきたタックルを出せば絶対勝てる」という一言で気持ちを落ち着けることができたんです。そして、自信をもって、強気で試合に臨むことができました。近くに居てくれるだけで心強かったですし、父のアドバイスがあって勝てたんだなと思いました。

笑顔で聞き入る知事知事:娘にそう言ってもらえるお父さんも、きっと幸せだと思いますよ。確かに、親の言葉は身近だからこそ聞きづらい時もありますが、よくよく考えるとやっぱり正しいなって思うことがたくさんありますよね。

吉田:父だけではなく、栄監督にも、技の細かい部分を指導してもらいました。二人が私を勝たせたいと、一生懸命になってくれて、本当に私は幸せ者だと思いました。

知事:身近にいる方々の支えがあって、3連覇を果たすことができたんですね。しっかり教えてくれる指導者の存在や、小さい時から練習できる場所などの環境づくりは重要です。三重県では、平成33年に国民体育大会を行うこととなりました。9年後ですので、今の子どもたちにも頑張ってもらいたいと思っています。3歳からレスリングをはじめられた吉田選手から、今頑張っている子どもたちに、何か伝えたいことはありますか?

吉田:私は実家に道場がありましたので、そこで練習できるという恵まれた環境にいました。子どもたちには、いろんなところで練習ができ、いろんなコーチがいることに加え、声をかけてあげることが大切だと思います。家族が支えてあげることも必要です。私はうまくいかない時、母がギュっと抱きしめてくれるだけで、また頑張ろうと思えたこともありました。みんなでサポートできるといいですね。また、子どもたちに夢や目標を持ってもらいたいと思います。めざすものがないと頑張れないと思うので、私たちが今活躍することで、私たちを目標にしてくれる子が増えてくれたら嬉しいですね。


 オリンピックでのこと

 

 

知事:ロンドンオリンピックでのエピソードや、どのように過ごしていたかなど、教えていただけますか?

吉田:そうですね。開会式の時のことですが、開会式の入場はアルファベット順なので、ジャパンの前はジャマイカだったんですよ。

知事:陸上のボルト選手が旗手ですね。笑顔で話す吉田さん

吉田:はい。入場前、ボルト選手がファンから求められ、握手やサインに気軽に応じている姿を間近で見ました。世界的に有名なスター選手であっても、ファンを大事にするというのは、改めて素晴らしいことだと思いました。

知事:吉田選手もファンが多く、期待が高いですよね。ほかの日本人選手とは交流があったんですか?

吉田:寝泊まりしていた選手村から歩いて10分くらいの場所に、日本の代表選手を支援してくれるマルチサポートハウスという施設がありました。この施設では、日本食を食べたり、休憩したり、いろいろ休まる場所があるほか、レスリングの練習もできました。ほとんどそこで生活していましたので、ほかの競技の日本人選手とも、よく顔を合わせていましたよ。レスリングの試合は、競技日程の最後のほうでしたが、すでに競技を終えられた方もいて、メダルを取っている選手とも会うんですよ。ほかの競技の選手が獲得したメダルを見ることで、私も頑張ろうという気持ちをどんどん高めることができました。

知事:外国の選手とお話しすることもあったんですか?

吉田:やはり、世界的に有名な選手もたくさんいるので、一緒に写真を撮ってもらうこともありました。仲良くなりたかったのですが、英語を話すことができなくて、挨拶を交わす程度でした。外国の選手と交流することもとても大切なことだと思っています。


 勝つことの大変さ

 

知事:吉田選手の次の夢をお聞かせください。

吉田:皆さんの「次はリオデジャネイロオリンピックで優勝して4連覇!」という期待にお応えしたいですが、今は、勝つことの大変さを知ったので、簡単に4年後のことを言えなくなりました。でも、これからもレスリングを続けていくなかで、またオリンピックで優勝したいと思うかもしれません。気持ちがしっかりと固まったときに、皆さんにご報告したいと思います。

知事:私たちには見えないところで困難を乗り越えてこられたのですね。どんな決断であろうと、これからも吉田選手を応援していきたいと思います。

吉田:ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

向かい合って話をする吉田さんと聞き入る知事


 ふるさと三重県について

 

知事:それでは最後に、吉田選手から見た三重県の魅力と、三重県民の皆さんへのメッセージをお願いします。

吉田:三重県の魅力はやっぱり食べ物がおいしいところですね。また、海や景色がきれいで観光名所もたくさんありますし、自慢できる場所が多いと思います。私はそんな三重県に生まれて良かったなと思いますし、皆さんの応援で頑張ることができました。これからも応援をよろしくお願いします。

知事:今日はお忙しいなか、本当にありがとうございました。

 花束を持った吉田さんと並んで立つ知事

  対談場所:四日市都ホテル(四日市)


 国民栄誉賞受賞決定!!

待ちに待った国民栄誉賞受賞の正式決定を耳にし、言葉では言い尽くせぬほどの感動をいただきました。

吉田選手、女性スポーツ界のフロンティアを開拓し続けての国民栄誉賞受賞、本当におめでとうございます。あわせて、野田総理、田中文科大臣はじめ関係各位のご尽力に、心から感謝申し上げます。

三重県出身者として初の受賞であり、県民の皆さんも大いに期待を寄せておりましたので、大変嬉しい知らせとなりました。

国民栄誉賞の受賞は、これまでの並々ならぬ努力と修練の賜であり、オリンピック3連覇と世界選手権をあわせて世界大会13連覇という前人未到の偉業が、日本国民に夢と希望と勇気を与え、日本中に認められた証であると思います。

 

本県としましては、吉田選手の受賞を契機に、平成33年に開催予定の国民体育大会の機運を盛り上げるとともに、女性アスリートの更なる活躍に向けての取組を進め、本県スポーツの推進につなげていきたいと考えております。

また、県民の皆さんとともに喜びを分かち合える機会を設けるべく、関係者の皆さんと検討を進めてまいります。

吉田選手におかれましては、このたびの受賞を大いなる糧として、世界記録のさらなる更新と夢のオリンピック4連覇に向け、一層の精進を積み重ねていってほしいと願っています。

 

平成24年10月23日
三重県知事 鈴木 英敬

 

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 戦略企画部 広聴広報課 広報班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2788 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

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