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  6.  平成25年1月号知事対談【第7回】萩本欽一さん
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県政だより みえ

おもてなしの心で

 楽しい司会やトークで、みんなをいつもあたたかい気持ちにしてくれる萩本欽一さん。お客さまと向き合ってきた欽ちゃんに、おもてなしの極意を学びました。 

縁側に座って笑顔の萩本さんと知事

 いい故郷、三重

 

知事:新年おめでとうございます。

萩本:おめでとうございます。

知事:今年は伊勢神宮式年遷宮が行われる年です。また、来年には熊野古道の世界遺産登録10周年も控えていますので、これから3年間観光キャンペーンを大大的にやっていきます。 

萩本:見事なキャンペーン愛称ができましたね。

知事:全国から1,644件の応募をいただき、決定しました。その名も「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」

萩本:この言葉、何がいいかって、いろんな形で使える。堅いことにもギャグにもね。自慢する時だけじゃなく、しくじった時も「これも三重なんです」ってジョークにしてみんなで遊べちゃう。実に深い。

知事:三重県には、全国的に有名な特産品や観光名所がたくさんあるのに、三重県のものだとあまり知られていないんです。

萩本:すばらしいものがたくさんあって、本当にすごい!三重の方は、いい故郷をお持ちですよ。県民の皆さんにも、このすごさをもっと分かってもらえれば、三重県がますます良くなっていく可能性を感じるね。

知事:本当にそうですね。

萩本:そういえば知事に「知事の仕事は楽しいですか?」って聞いたら、知事は「楽しい、楽しい」って連呼されたよね。普通は大変だと思ってしまうけど、それを楽しいって言える人は、きっといろんなことをうまく解決できるんだろうね。このすばらしい三重県の先頭に立っているのが、若さを持っている知事で、きっと他県にはない元気があると思うよ。

知事:嬉しいですね、ありがとうございます。萩本さんは「欽ちゃんのニッポン元気化計画」というテレビ番組で、日本中の地域を元気にしていただきましたが、地域を見て何か思うことはありますか。

萩本:商店街のシャッターが閉まっているところが多いね。どうにかして盛り上げようと、みんなが集まって頑張ってるんですよ。でも、みんなで盛り上げようとするのではなくて、優れている人がたった一人いればいいの。例えば、日本一おいしいコロッケを作る人がいる商店街には、人が殺到するとかね。その集まった人たちが、いつの間にか商店街をにぎやかにしてくれているんです。

知事:確かにそうかもしれませんね。

萩本:だから僕は、番組をつくる時に、みんなに相談してない(笑)。一人が真っすぐ走っていくと、それにみんなが付いてきますしね。にぎやかだなと思った商店街には必ず、みんなが求める名物がありますよ。そういう意味で、三重県を引っ張っているのは知事だから、その若さで前に進んでいってほしいね。

知事:ありがとうございます。アドバイスをいただいたように、走っていけるように頑張ります。 


 極意は「間」


知事:人を楽しませたり、引きつけたりすることは、笑いに通じるところがあると思います。何かコツはありますか?

笑顔で話す萩本さん萩本:「間」が重要。笑いって、おかしいことを言うとか、やるとかじゃないんですよ。最終的に心が気持ちよくなることなんだよね。間髪を入れず反応する「間」もあれば、お客さんがこっちを向いてくれるまで待つ「間」もある。何も言わない「間」が笑いを左右するんだな。

知事:「間」ですか。なるほど。

萩本:知事と一緒にやらせていただいた三重県観光キャンペーンのキックオフイベントで、僕が「皆さんも伊勢エビやアワビを食べてね」って言ったら、見ていたお客さんが冗談交じりで「年金が少ないから無理だ」って言ったでしょ。その時、いち早く知事がぽんと頭を下げたら、会場のお客さんがにこっと笑ったんだよ。あれが大事。素敵な笑いやってますよ。丁寧に謝るのではなく、すぐにぽんと頭を下げたあの「間」。知事に頭下げさすって大変なことなんだけど、それがお客さんが嫌と思わず心地良く伝わってる。実に良い「間」を持っていると思いますよ。

知事:萩本さんに褒めていただいてばかりで、本当に嬉しいですね。

萩本:知事は素敵なコメディアンをおやりですよ(笑)。相手に対して心地よい対応をしているなと思いましたね。丁寧な言葉を使うよりも、まず体が動くところが見事です。

知事:ありがとうございます。確かに「間」がおかしさを大きくも小さくもしますね。まさに「間が悪い」にならないことですか。

萩本:そう。言葉に余裕があることが大事。だから、人に来てほしいと思うなら「ぜひ来てください」と言わないことだよ。お客さんが決めることを、こっちからのお願いで決めてしまうのは、お客さんが一番嫌がることなのね。

知事:「ぜひ来てください」とすぐ言っちゃいますから、気をつけないといけないですね。

萩本:三重県で有名なお漬け物屋さんへ行った時に「お父ちゃん、これおいしいね。東京で売らないの?」って聞いたら「野菜つくる人がいなくなっちゃってね。そんなに売れても困るんだ」って言うもんだからその余裕のある言葉に、みんなが意地でも食べたくなって注文したんですよ。

知事:面白いですね。

萩本:実際にあったことなんだけど、作る人が大変なので「これ以上作れないから、買うのは少しにしてね」と言ったら、売り上げが10倍に跳ね上がってね。テレビ取材で、すごくはやった民宿に行ったときに「欽ちゃんも来たの?これ以上はやると、寝るところも無くなるから来ないでくれ」って言われたこともあるね。あと、地方の特産品の果物を試食してと言われたんだけど、果物が好きじゃないから「食べないから味は分からん」って答えたら、視聴者の方が、その味が気になったみたいで。売り上げが倍に伸びたみたいですよ。

知事:すごいですね。特別なものと思われることが重要なんですね。三重県の特産品にも、たくさんの量をとったり、つくったりできないものがあるのでヒントになります。

萩本さんに話す知事

萩本:店側は「お客さんを大切にします」ってことで、お客さんが集まると思ってるんだけれど、それよりお客さんの考えの方が上回っていることに、あまり気づいてないんだよね。お客さんって、もっと深くて、利口だということに気づかないといけないですよ。


  見方を変える

 

知事:日本中を見てこられて、印象に残っている場所を教えてください。

萩本:汚れた四万十川です。

知事:清流として有名な高知県の四万十川ですか?

萩本:そう。四万十川に行った時、雨が降っちゃってドロドロだったのね。そしたら地元の人が「欽ちゃん、見ないで、言わないで」って言うの。でもそれ逆なんだよ。「いい日に来ましたね、こんな四万十川を見られるのは年に2回しかないよ。おめでとう!」って言えばいいのに。

知事:発想の転換ですね。

萩本:それと宮崎県の西都市(さいとし)も最高だね。実際そこに行った時、地元のおじさんに「この町の特産物は何ですか?」って聞いたら「何もない」って。「何もないってみんな生活してるんだから何か作ってんでしょ?」って聞いても「言いたくない、嫌だ」って。でも、何とか聞きたいから「お願いだから教えてよ」って聞いたら、小さな声でおじさんが「ピーマンだよ」って言ったんです。もう、その伝え方がすごく好きで、このまちが大好きになりました。各地に名産品はあるはずなんだけど、伝え方が良くないところもきっとあるし、日本中で観光客を呼ぶ言葉が全部同じになっているから魅力を感じないということもあるんじゃないのかな。

笑顔で話す萩本さんと笑顔で聞き入る知事

知事: 伝え方にも工夫が必要ですね。


  「ほっとけやん」気持ち

 

 

知事:最後に県民の皆さんへメッセージをお願いします。

萩本:お客さんが少ない三重県のある施設で、来ていた人に「何でここに来たの?」って聞いたら「ほっとけねえだろ」って言うんだよ。

知事:三重の言葉で「ほっとけやん」ですね。

萩本:しびれたねー。「地元のわしたちが応援してあげなきゃだめだろ」って。相手を思いやる良い言葉だと思うな。三重県は素敵な言葉を持ってるよ。この言葉が溢れてる県っていいよね。

知事:本当にそうですね。

萩本:伊勢や熊野に願いごとに来て、手を合わせると「どうしたんだ?ほっとけやん」と聞こえてきそうで。三重県を象徴する言葉だよね。訪れる人を「ほっとけやん」って気持ちで迎えてほしい。これが行きたくなる県だね。

知事:ありがとうございます。「ほっとけやん」気持ちを胸に、おもてなしの心で、県民の皆さんと今年も頑張っていきます。

観光キャンペーンキックオフイベントステージでマイクを片手にPRする萩本さんと知事

   対談場所:社団法人 伊勢観光協会 参宮おもてなし館 風餐亭(伊勢市)


本ページに関する問い合わせ先

三重県 戦略企画部 広聴広報課 広報班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2788 
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