宮川第三発電所
宮川第三発電所は、南勢地区の産業発展の基礎を築く為、昭和36年に大台町大杉の山中に建設されました。
発電所横には、貴重なトウヒの天然林が多く残る大杉谷(大台ヶ原)への登山道の入口があります。
この発電所の落差は、477.179mと公営電気事業の一般水力発電所中第1位の高さを誇っています。
水の流れ
大杉谷渓谷にある堂倉谷取水口と不動谷ダムから隧道で導いた水で発電しています。
発電後の水は宮川ダム湖へ放流しています。

外観図

設備概要
| 所在地 | 多気郡大台町大杉 |
|---|---|
| 河川名 | 宮川水系宮川、与八郎谷川、不動谷川、小不動谷川 |
| 発電形式 | ダム水路式 |
| 流域面積 | 28.6km2 |
| 最大使用水量 | 3.0m3/s |
| 最大有効落差 | 477.179m |
| 最大出力 | 12,000kW |
| 水車形式・出力・台数 | 縦軸4射ペルトン水車・12,500kW・1台 |
| 発電機形式・出力・台数 | 三相交流同期発電機・14,000kVA・1台 |
| 主変圧器電圧・容量 | 6.6kV/77kV・14,000kVA |
| 運用開始年月 | 昭和37年3月 |
| 建設費 | 16億0,483万円 |
| 年間目標供給電力量 | 51,124MWh(平成22年度) |
堂倉谷取水口
ここから取水された水は、不動谷ダムを通って宮川第三発電所で使用されます。
この取水口の奥には、与八郎谷取水口があり、そこから取水された水は堂倉谷取水口に導水されています。
またこの取水口は吉野熊野国立公園の中にあり、5分ほど歩くと堂倉滝があります。
外観図

堂倉滝

設備概要
| 取水口名 | 堂倉谷 | 与八郎谷 |
|---|---|---|
| 河川名 | 宮川 | 与八郎谷川 |
| 堤高 | 6.0m | 1.5m |
| 堤頂長 | 31.3m | 4.1m |
| 取水量 | 2.15m3/s | 0.06m3/s |
| 計画洪水量 | 468m3/s | 17m3/s |
不動谷ダム
ここから取水された水は宮川第三発電所で使用されます。
このダムには、ダムの奥にある小不動谷取水口から取水された水と堂倉谷取水口から取水された水と不動谷川の水がいったん貯まります。
不動谷ダムも吉野熊野国立公園の中にありますが、登山道から外れているので、見たことがある方は少ないでしょう。
外観図

設備概要
| 取水口名 | 不動谷 | 小不動谷 |
|---|---|---|
| 河川名 | 不動谷川 | 小不動谷川 |
| 堤高 | 20.5m | 1.6m |
| 堤頂長 | 44.0m | 8.95m |
| 取水量 | 3.00m3/s | 0.16m3/s |
| 計画洪水量 | 190m3/s | 45m3/s |
