適正飲酒について

適正飲酒をしましょう

 

お酒の適正な飲み方、マナー等を周知することを目的とした、「適正飲酒の10か条」が、新たな医学的知見の追加や標語としての表現の見直しなどを経て、平成20年5月に改定されました。
 適正飲酒の考え方についての理解を深め、お酒と楽しく付き合いましょう。

 

適正飲酒の10か条

1.談笑し 楽しく飲むのが基本です

 お酒をコミュニケーションの手段として、人と一緒に飲むことは、ストレス解消の助けになり、リラックス効果が得られます。楽しく談笑しながら飲むと、身体的にも消化液の分泌が増強され、血管が拡張して手足が暖かくなる効果もあります。

2.食べながら 適量範囲でゆっくりと

 お酒は、食事と一緒に楽しむと、アルコール吸収速度が遅くなり、血中アルコール濃度がピークに達するまでの時間もゆっくりになります。適量範囲は個人差があり、性別や体格、飲酒当日の体調にも左右されます。

3.強い酒 薄めて飲むのがオススメです

 アルコール度数の高いお酒をストレートで飲み続けると、強い刺激によって消化管粘膜に炎症、浮腫やただれができてしまいます。薄めることでアルコール摂取量を少なくすることができます。

4.つくろうよ 週に二回は休肝日

 お酒を飲むと肝臓だけでなく、胃や腸といった消化管の粘膜が荒れたり臓器全体に負担がかかります。休肝日の設け方として、週5日続けて飲んで2日休むのではなく、2〜3日飲んで1日休む習慣のほうがよいでしょう。

5.やめようよ きりなく長い飲み続け

 夜遅くまで、長時間にわたって飲むことは大量飲酒や二日酔いになる原因になります。二日酔いは、自責の念から精神的にも憂鬱になってしまい、それが二日酔い症状をさらに悪化させます。適量を守りましょう。

6.許さない 他人(ひと)への無理強い・イッキ飲み

 飲みなれていない人のいるお酒の席で起こりがちです。急激に血中アルコール濃度が高まることで脳が麻痺し、低血圧、呼吸困難を起こしたり、ひどい場合には死に至る危険性があります。お酒を飲むときにはお互いに相手に対する敬意を持ち、節度を守って楽しみましょう。

7.アルコール 薬と一緒は危険です

 慢性的に飲酒をしている人は「しらふ」のときに薬が効きにくくなります。また、アルコールと薬を同時に飲んだ場合、薬が長時間体内に残り、強く効きすぎてしまいます。特に、糖尿病の薬や抗凝固剤のワーファリン、中枢神経の薬である睡眠剤や精神安定剤などは注意が必要です。

8.飲まないで 妊娠中と授乳期は

 妊娠中では胎盤を通じてアルコールが胎児の血液に流れ込み、流産や低体重児、胎児性アルコール症候群になる可能性があります。出産後も、母乳を通じて赤ちゃんの体内にアルコールが入るため、授乳期には禁酒しましょう。妊娠中、授乳中はもちろん、妊娠の可能性があるときから飲酒はしないようにしましょう。

9.飲酒後の運動・入浴 要注意

 飲酒後は肝臓を中心として、体内の血液を内臓に集めようとします。この時期に運動や入浴をしてしまうと、血液が筋肉や皮膚に分散され、アルコールの代謝速度が遅くなってしまいます。アルコールは、運動や入浴によって早く体内から抜けるわけではありません。入浴やサウナは低血圧となりますので、高齢者は特に注意が必要です。

10.肝臓など 定期検査を忘れずに

 血液検査や超音波など、定期検査を受けることで自分の体の状態の変化を定期的に把握しましょう。慢性的に飲酒をしているうちに起こりうる生活習慣病のような疾患を未然に防ぐために、肝臓だけでなく、すい臓や胃なども検査を受けましょう。

 しない させない 許さない 未成年者飲酒・飲酒運転

未成年者飲酒・飲酒運転は法律で禁じられています。
未成年の脳や体は発達途上にあり、その成長をアルコールが妨げます。また、アルコールの分解が遅いため、急性アルコール中毒を引き起こす危険性があります。未成年者はもちろん、周りの大人が飲酒をすすめない、させないようにしましょう。

飲酒運転は犯罪です。法改正により、運転手以外の人も、運転手にお酒を勧めること、車両を提供すること、また、飲酒運転者の運転する車に同乗することも禁止されています。

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