食育推進のページ
食育とは
子どもたちをはじめ、すべての人が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにするためには、何よりも「食」が重要です。
ところが近年、食生活をめぐる環境が大きく変化し、その影響が顕在化しています。例えば、栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加、食の海外への依存、伝統的な食文化の危機、食の安全等、様々な問題が生じています。
このような問題を解決するキーワードが「食育」です。
食育基本法では、「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている」としています。
今、自ら取り組み、住民が主役となった、国民的広がりを持つ運動として様々な食育推進の取組が進められることが期待されています。
食育の主役は皆さん一人一人です。
食を取り巻く現状と課題
近年の急速な経済発展や核家族化などの社会情勢の変化に伴い、食を取り巻く環境は大きく変化しています。このため、食生活は職の外部化などによりますます多様化する一方で、食の大切さに対する意識が薄れ、健全な食生活が失われつつあります。
このような食をめぐる状況の変化は、肥満や生活習慣病の増加の一因となっているほか、欠食・孤食などの食環境の悪化などを引き起こしていることから、食に対する理解を深めつつ、速やかに食生活の改善を図っていく必要があります。
人々が健康で豊かな人間性を育むうえで健全な食生活が重要であり、このことはあらゆる世代においても等しく当てはまることです。
日々忙しい生活を送る中、毎日の「食」の大切さに対する意識が希薄になってきていることや、次世代を担う子どもたちの食に対する意識、食への感謝の念や食文化への理解を深めるためにも、生活のリズムとしての規則正しい食事、栄養面でのバランスのとれた食事、安全面へ配慮した食事、食べ残しや食品の廃棄という状況を改善することへ配慮した食事、あるいは家族が食卓を囲んだ楽しい食事、等の望ましい姿の「健全な食生活」が必要です。
さらに、安心・安全な食生活を確保するため、的確な情報の提供と、食の安全性の確保が強く求められています。
食育の目的
食べ物を正しく選択することができる
私たちの周りに氾濫する食べ物は、体によいものばかりとは限りません。自分の体によいかどうか判断し、栄養のバランスに注意し、栄養成分表示などを理解し、活用しながら、正しく選び、食生活を自己管理できる能力を養います。
食べ物の味がわかる。
家庭の味の伝承が薄れ、加工食品などの増加により、味の均一化が進む中、若年層の味覚異常も問題となってきています。望ましい食生活の基本ともいえる味覚形成のために、幼いときから自然の食べ物をたくさん食べ、素材の味や薄味をおいしいと感じる能力を養います。
料理ができる。
自分の食べる者を自分で作れば一番安心で安全です。嫌いだったものも自分で作ればおいしく感じる不思議な力もあります。感覚的な体験から、料理への参加へとつなげていき、こどもたちの想像力や集中力、計画的に物事を進める能力を養います。また、料理を作ってくれている人への感謝の気持ちがもてるようにします。
食べ物の育ちを感じる。
毎日いただく食べ物は、野菜でも魚でも、土、水、大気(空気)、太陽とともに自然の中で育まれます。身近な作物に関心を持ち、その育ちを感じることで、自然や食べ物に感謝する心を養います。また、旬の者から季節を感じられる能力を養います。
元気な体がわかる。
食べ物が自分の体を作ってくれること、そして体の中で食べ物がどのような働きをするかを理解することが大切です。そして、自分の体のもっとも健康な状態を感じて、常に健康でいられるよう自己コントロールできる能力を養います。
食育推進への取組
食育の成果はすぐに現れるものではありませんし、取り組みの事例もまだまだ不足しています。よって、現在取り組まれている事例の収集や検証を行い、その情報を発信することで、取り組みの拡大や新しい取組の開発をしていく必要があります。
そのような試行錯誤の中で、生涯を通じて健康的な食生活を営める能力を身に付けるために、食べ物を大切に育み、その食べ物に感謝のこころを持ち、それを適切に食べることを学べるような環境づくりの取り組みを「三重県食育推進計画」を基に推進していきます。
家庭における食育
こどものすこやか食生活指針(PDF)
あさごはんをたべよう!(PDF)
