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橋村 孝子先生

 

橋村孝子先生


絵本で楽しい子育てを

 乳幼児の子育ての生活リズムに絵本を取り入れることによって、親子のコミュニケーションを豊かにすることができます。親と子が一緒に絵本を読むことで、お互いが学びあい育ちあう機会となるのです。
 子どもはその発達に応じて、言葉や動作で絵本から得たことを表現します。親にとってはそのことが子育ての楽しみであり、たくさんの成長を発見することにもなります。「家読」を日常的に行うことが親子のコミュニケーションの機会となり、様々な意思疎通がなされ、そのことがお互いの『心の栄養補給』になります。
 生まれたばかりの赤ちゃんに「いないいないばあ」(松谷みよこ作)や「じゃあじゃあびりびり」(松井のりこ作)を読み聞かせると、まず赤ちゃんの目が絵を追い始め、そのうちページをめくるごとにいろいろな表情を見せてくれるようになります。そして、絵本の世界の中で子どもたちの動作や言葉が次々と生み出されます。そのひとつひとつを親子で感動し、楽しむ時間を重ねていくことで親子の絆が深まり、共に心が豊かになっていくことでしょう。
 今から40年前、絵本の好きなお母さん達が集まり、子どもたちと一緒に絵本を楽しむための会として、「たんぽぽ読書会」が小俣町(現伊勢市)に発足しました。その後、多くのお母さん達が、いろいろと悩み、考え、学ぶための場としてこの読書会の活動を支えてきました。子育てをしながらの活動は大変でしたが、その中から得るものは何よりの宝ものとなり、親子が共に成長を感じることのできる素晴らしい機会を創ってきました。
 絵本の話だけでなく、子育ての悩みをはじめ、日々の生活の中で感じていることなどを率直に話し合う場として、こうした読書会が様々な地域で創られ、活動が続いていくことを願うばかりです。
 コロナ禍の中で、多くのお母さん達がいろいろな悩みを抱えながらご苦労されてみえると思います。絵本の世界を通じて、親子のふれあいをより豊かなものにしていただければと思います。


講座名

 


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