みえ県議会だより145
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4みえ県議会だより 2010年にイギリスで始まった⑦ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)の取り組みは他国にも拡大しており、国内でも横須賀市が特別養子縁組推進の試験事業を始めるなどの取り組みが始まっています。今後、国がモデル事業を募集することも考えられ、あらかじめ、どのような形での実施が可能かなどの研究を進めておくべきと考えますが、知事の所見をお伺いします。 SIBは、新たな政策実現の手法として注目が高まっています。SIBは特別養子縁組推進のほか介護など様々な分野でも活用が可能と考えられることから、横須賀市の状況を情報収集しつつ、関係者と意見交換して、積極的に研究をしていきたいと考えています。その他の質問事項○多様性をさらに強みに~LGBT支援宣言を三重の地から~ ほかソーシャル・インパクト・ボンドの研究を小島 智子 議員(新政みえ/桑名市・桑名郡選出) 平成33年に三重県で開催する国体では、施設整備など「有形のもの」から、人づくりなど「無形のもの」まで、幅広い分野でレガシー(遺産)を築いていくことが重要だと考えます。国体の開催をきっかけに、スポーツの振興やスポーツを通じた人づくり、地域の活性化につなげ、後世に残る三重らしいレガシーを築いていただきたいと思いますが、どのようにお考えですか。 国体の開催を一過性のものとしないため、子どもたちがスポーツに興味をもつようになる取り組みなどを盛り込んだ「開催基本構想」の策定に取り組んでおり、開催を通じた取り組みや得られた経験を次世代に引き継ぎ、地域に根付かせていくことで、「スポーツによる元気な三重づくり」を目指していきます。その他の質問事項○三重県版タイムラインの策定ほか三重交通Gスポーツの杜 伊勢 陸上競技場整備事業(完成イメージ図)国体をきっかけとしたレガシーの構築を中川 正美 議員(自民党/伊勢市選出) NPOなどの市民社会組織(CSO)に対する支援として、⑧クラウドファンディングの手法を使い、県のホームページの中に、各CSOへの寄付を集めるプラットホームのサイトを立ち上げている県もあります。本県でも同じような取り組みができないでしょうか。CSOに対するクラウドファンディングの取り組みについての県の考えを聞かせてください。 NPO法人の多くは財政基盤が弱く資金調達が課題となっており、県ではNPO法人等を対象にした資金調達に関するセミナーを開催しています。今後も関係機関・団体等と連携しながら、必要な情報提供や各種相談に応じていきます。また、クラウドファンディングについても、しっかり研究していきます。その他の質問事項○「みえ県民力ビジョン・第二次行動計画(仮称)」について ほかNPOグレードアップセミナーの様子侵入防止柵クラウドファンディングの活用を芳野 正英 議員(新政みえ/四日市市選出) 鳥獣害については、県はもちろん市町でも大きな問題となっています。せっかく育てた作物を収穫前に食べられ、農家にとっては死活問題です。イノシシやシカ等の鳥獣には地域意識はなく、エサ場を求めて市町間を移動しており、市町だけでは対応できません。県は鳥獣害の対策をどのように考えているのかお聞きします。 県では、市町や関係団体と連携し、「被害対策」「生息管理」「獣肉等の利活用」の3本柱で総合的に獣害対策に取り組んでいます。地域の取り組みが効果的に進むよう、大量捕獲技術の普及など様々な事業を展開しており、今後も、市町や関係団体と連携して被害減少に向けた対策を講じていきます。その他の質問事項○県産牛の現状とこれからの展望 ほか鳥獣害対策を野口  正 議員(自民党/松阪市選出)

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