みえ県議会だより146
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4みえ県議会だより 鈴鹿国定公園と室生赤目青山国定公園を繋いでいる三重県内の④東海自然歩道(197㎞)は、整備されてから40年以上が過ぎましたが、利用者が安全・安心に自然を楽しんでいただくために、今後どのように整備していきますか。また、間もなく50周年を迎える2つの国定公園についても、今後どのように整備していくつもりですか。 県では、昨年度に東海自然歩道も含めた自然公園施設の老朽化等を調査したところであり、その調査結果や関係市町からの要望等を踏まえながら、施設整備を進めていきます。また、安全で快適に利用していただけるよう、険しい箇所では新たな迂回ルートを設定する等、関係市町や団体等と工夫していきます。その他の質問事項○危険予知判断と防災計画  ほか三重の観光活性化~東海自然歩道の整備~服部 富男 議員(自民党/三重郡選出) 県内では、平成28年7月には、現在稼働しているものを含め、3か所の木質バイオマス発電所が稼働する予定ですが、木材の搬出コスト等の課題があり、発電の原料となる木質チップの全てを県内で賄うことは難しく、県外や海外からの調達が見込まれています。木質チップを、できるだけ県内で生産された木材で賄えるようにするための取り組みをお聞きします。 木質チップは端材などを利用するため、木材需要が減退し、搬出コストが高い現状では、十分な供給量が確保できていない状況です。低コスト造林による主伐の促進や、公共建築物への利用促進など、川上から川下までの総合的な取組を進め、県産材の生産拡大と木質チップの安定供給の実現に取り組みます。その他の質問事項○一志病院のあるべき姿について ほか木質バイオマス発電と森林整備の推進を杉本 熊野 議員(新政みえ/津市選出) 今年10月に日本遺産・国史跡斎宮跡に「⑤さいくう平安の杜」が完成しました。復元建物等の活用については、地元明和町とともに、ノウハウや情報を持った県が積極的に関与する必要があると考えます。多くの見学者が訪れる魅力ある施設としていくために、今後どのように活用していくのか、県の方針をお伺いします。 「さいくう平安の杜」を管理する明和町や地元の皆さんとともに、復元建物を利用した小中学校教育や学会・協議会等の大会誘致、イベントの開催、情報発信等に取り組み、皆さんに愛される施設にしていきたいと考えています。また、伊勢志摩サミット開催の機会をとらえ、積極的に情報発信していきます。その他の質問事項○大杉谷のエコパーク拡張登録を契機とした地域振興 ほか「さいくう平安の杜」の今後の活用西場 信行 議員(自民党/多気郡選出) 三重県観光振興基本計画最終案によると、伊勢志摩観光コンベンション機構が推進する⑥MICEの積極的誘致を支援するとありますが、官民一体型の推進組織と協力提携し、県をあげてMICE誘致に取り組んで成果を上げた沖縄県のように、本県においても、地域を限定せず、全県的な取り組みを進める必要があると考えますが、いかがですか。 三重県内の市町で単独で積極的なMICE誘致に取り組む動きはまだ見られないことから、まずは県が先導して広域的に取り組んでいくこととし、サミット開催地を含む伊勢志摩にとどまらず、ジュニアサミット開催が決定した桑名市をはじめ、北勢地域等広く県内一円を対象にしていきたいと考えています。その他の質問事項○生活困窮者自立支援制度  ほかMICE誘致の全県的な取り組みを三谷 哲央 議員(新政みえ/桑名市・桑名郡選出)申し合わせにより決められた議員の一般質問について掲載しています。東海自然歩道の道標木材の搬出斎宮復元建物

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