みえ県議会だより146
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7 11月17日、東京において、全国の都道府県議会議員が集まり、共通する政策課題などについての情報や意見の交換を行う、第15回都道府県議会議員研究交流大会が開催され、本県からも11人の議員が参加しました。 最初に、「地方分権の流れと地方議会」をテーマとする基調講演があり、その後、テーマ別に5つの分科会に分かれて意見交換を行いました。 「行政チェック機能の強化」をテーマとする第3分科会では、中村進一議長がパネリストとして出席し、予算決算常任委員会における当初予算の調査・審査や、「地方創生に関する政策討論会議」の活動等を例に挙げながら、本県議会の政策提言の取り組み等について説明しました。 県議会では、議員の資質向上を図るため、県政を取り巻く諸課題の中から必要なテーマを選定し、外部有識者を招いた「議員勉強会」を開催しています。 12月17日には第2回として、株式会社CAPのプロデューサーである北村啓司氏を講師にお招きし、「多様化する広報媒体と、その特徴を活かした効果的な広報」と題した講演をいただきました。 講演では、情報を入手する受け手側に応じた、紙媒体やネットなどの適切なメディアの組み合わせの必要性や、SNSを活用して情報を効果的に広める方法などについて、貴重なお話をいただきました。 講演後は、議員から紙媒体による情報を人に見てもらうためのテクニックや、広報した情報をさらに拡散させるためのコツなどについて、質問が出されるなど、活発な意見交換も行われました。 手話の普及のための施策の推進に関し、条例の制定に向けた調査及び検討を行うため、昨年10月に全ての会派の議員13人で構成する検討会を設置しました。 検討会では、聴覚障がい者に対する県の施策や県立聾学校における手話を活用した教育活動について、県執行部から説明を受けたほか、他県の手話言語条例について調査しました。また、筑波技術大学の大杉豊教授を招いて手話の意義などについて聴取しました。 手話は、聴覚障がいを持つ方々が他人と意思疎通を図ったり情報を得たりする際の重要な手段であり、音声言語と対等な「言語」であってろう者による歴史的、文化的所産です。 今後も、関係者からの意見聴取や現地調査、パブリックコメントの募集等、条例案提出に向けて慎重・丁寧に議論を重ねていく方針です。※この検討会では、手話の同時通訳を行っています。 県議会では、議員任期4年間を見据えた活動を計画的に行っていくため、「三重県議会 議会活動計画」を策定しました。 計画期間は、現議員の任期と同様、平成27年5月から平成31年4月(平成27年度は試行)です。 計画の内容としては、①総合計画や当初予算等に関する調査・審査や広聴広報活動などの議員任期4年間の主な議会の取り組み、②毎年、常任委員会で行う委員会活動の評価・改善の取り組み、③4年間を通した評価等の次期改選後議会への申し送り等について、まとめたものとなっています。 この計画については、平成25年度から議会改革推進会議を中心に検討を重ね、昨年12月の代表者会議で決定しました。 今後は、この計画をもとに、より一層充実した議会活動を行うよう努めていきます。三重県手話言語に関する条例検討会「三重県議会 議会活動計画」を策定平成27年度第2回三重県議会議員勉強会全国の都道府県議会議員に三重県議会の取り組みを紹介~第15回都道府県議会議員研究交流大会~

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