みえ県議会だより148
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 東海環状自動車道は、中京圏や沿線地域のポテンシャルを飛躍的に高めるために必要な高規格幹線道路です。東回り区間は開通から10年が経過し、工場立地の増加や商業施設の出店など大きな効果をもたらしています。県内を通る西回り区間が整備されれば、新たな地域連携や産業発展を加速させる効果が見込まれます。現在の状況と今後の取り組みについてお聞きします。 企業と合同で要望を行い、開通による企業立地などのストック効果を訴えました。新四日市JCTから東員IC間は平成28年夏、東員ICから大安IC間は30年度開通予定です。大安ICから県境間の開通予定が早期に公表されるよう、今後は、企業の投資計画等にあわせた道路整備の必要性を訴えていきます。その他の質問事項○生命のメッセージ展in三重について ほか 高齢者福祉だけではなく、地域の福祉の様々な場面で応用できる全世代・全対象型地域包括支援の仕組み(地域ユニバーサルケア)が必要と考えます。今後は地域ユニバーサルケアの考え方に即して、先進事例の研究を重ね、研修を行ったり、専門家を派遣したりして、市町のサポートを行っていくべきと考えますが、いかがですか。 国の平成28年度予算案で「多機関の協働による包括的相談支援体制構築事業」が創設されました。県内では名張市等がモデル事業実施の意向を表明しており、県としては、国の動向や全国での取り組み状況等の情報収集に努めるとともに、要請があれば職員の研修や専門家の派遣についても検討していきます。その他の質問事項○動物愛護について ほか 伊賀地域は三重県のみならず日本を代表する良質の米の産地です。伊賀コシヒカリは食味ランキング「特A」を5年連続で獲得しましたが(日本穀物検定協会実施)、近年は米の消費が減退し米価も下落するなか、ブランド力を強化して、知名度を浸透させる取り組みが喫緊の課題であると考えます。県は今後、伊賀米の振興をどのようにしていくのかお聞きします。 伊賀米の美味しさを県内外でのイベントやホームページ等で効果的に情報発信し、知名度向上に取り組むとともに、マルシェ(市場)への出展等を通じて首都圏などで積極的にPRしていきます。今後とも、さらなる品質向上とより効果的な情報発信に取り組み、伊賀米のブランド力強化につなげていきます。その他の質問事項○伊賀地域の高等学校 ほか工業高校の実習用機械設備の充実を彦坂 公之 議員新政みえ鈴鹿市選出伊賀米のブランド力強化を木津 直樹 議員自民党伊賀市選出 工業高校の実習用機械設備については、時代遅れであったり、老朽化で操作性が著しく劣っていたりして、生産現場で必要とされているものと乖離していることが指摘されています。工業高校では、産業の基盤を支える技能・技術者を育成しており、基本技術の取得はもとより、産業分野での新しい技術にも対応する設備の充実が不可欠と考えますが、いかがですか。 職業学科を対象に、平成21年度に集中的に設備を整備し、22年度以降は修繕を中心に行ってきました。工業高校からは新たに設備更新の要望が出されていることから、基礎的な実習設備を整備・更新するとともに、先端技術に触れる機会を創出するため、産業界との連携・協力を進めていきます。その他の質問事項○観光振興策について ほか津波予測・伝達システムの東紀州地域への展開を藤根 正典 議員新政みえ熊野市・南牟婁郡選出 ③DONETを活用した津波予測・伝達システムは、津波の観測を緊急速報メールで繰り返し住民等に発信する画期的なものです。伊勢志摩地域4市町への導入に続き、今後は東紀州地域へ展開されると聞いていますが、その際には、地元市町との調整が不可欠だと思います。具体的にどのように東紀州地域への拡大を進めていこうとしているのかについてお聞かせください。 今回のシステム整備は、伊勢志摩サミットに向けた緊急対策という観点から県主導で進めてきましたが、サミット後の県南部への展開にあたっては、経費負担や市町の災害対策体制にも影響するため十分な調整が必要であり、サミット終了後の早い時期に関係市町との協議の場を設け、構想をまとめていきます。その他の質問事項○今後の地域医療のあり方について ほか新しい④地域包括ケアシステムの市町への支援を芳野 正英 議員新政みえ四日市市選出 一般的には農林水産業だけでは収入が不足する面があるため、地域課題を解決するような他の仕事と組み合わせる仕事モデルの開発について、これまでも議論してきました。農林水産業が盛んで、特に人口流出が著しい南部地域において、市や町と協力しながら、定住につながるように事業を組み合わせ、仕事モデルの開発に取り組んではどうかと考えますが、いかがですか。 南部地域において農林水産業を軸とした仕事モデルを研究していくことは有意義な取り組みだと考えます。地域課題の解決につながる仕事を組み合わせた南部地域らしい仕事モデルを発掘・創出するため、市町の意向をふまえ、協議の場を設けて先進事例の収集や整理に努め、市町とともに研究していきます。その他の質問事項○農業・漁業の後継者対策ほか南部地域ならではの仕事モデルの開発を村林  聡 議員自民党度会郡選出東海環状自動車道の早期全線開通に向けて水谷  隆 議員自民党いなべ市・員弁郡選出東員インターチェンジ3伊賀米の生産風景※工業高校の イメージイラストDONETの観測場所 社会問題となっているひきこもり等の無業者の中には、かなりの数の発達障がい者がおり、発達障がい者として適切な支援が受けられれば問題解決が進むはずです。発達障がい者への就労支援の取り組みを聞かせてください。また、発達障がいを正しく診断できるよう、医療福祉関係者の充実に向けた取り組みや、企業等への啓発の取り組みについても聞かせてください。 発達障がい者の就労実現に向け、ハローワーク等関係機関との連携を一層深めるとともに、相談支援を充実させます。また、発達障がいの早期発見・治療と的確な診断が行われるよう、医療従事者等を対象とした研修の実施を検討します。企業への啓発としては、雇用に必要な配慮についての助言を行っています。その他の質問事項○伊賀鉄道への支援について ほか問問答問問答発達障がい者の就労支援を森野 真治 議員新政みえ伊賀市選出問問答問問答問問答問問答問問答文中の傍線部分については、4ページに用語解説を掲載しています。申し合わせにより決められた議員の代表質問・一般質問の一部を掲載しています。

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