ウミガメ産卵地の砂浜の減少や藻場の磯焼けに見られる自然環境の悪化
 熊野灘沿岸は、豊かな自然環境が保全されてきた海岸です。しかし、現実にはアカウミガメの産卵地である砂浜の減少や、アマモ場やガラモ場に磯焼けが見られることなど、自然環境はやや後退する傾向にあります。今後、この自然環境を保全していくことは重要な課題となっています。
アカウミガメ テーブルサンゴ
アカウミガメ
出典:熊野の自然を考える会
花尻氏提供
テーブルサンゴ
出典:和歌山県資料
七里御浜 橋杭岩
七里御浜
出典:三重県資料
橋杭岩
施設整備における自然環境への配慮の不足
 最近の海岸保全施設は、防護だけではなく動植物の生息・生育環境や景観に配慮し整備がなされるようになってきています。しかし、これまでは施設を整備するにあたり、自然環境への配慮が十分に行われていない場合が多くあり環境悪化の一因となっています。
ウミガメ産卵地への車両等乗り入れ規制 人工リーフに付着するイワガキ
ウミガメ産卵地への
車両等乗り入れ規制
(三重県 七里御浜、和歌山県 大浜)
人工リーフに付着するイワガキ
(和歌山県 那智勝浦海岸)
出典:和歌山県資料
海岸に漂着するゴミなどの広域的な環境への負荷
 漂着するゴミや不法投棄といったゴミによる環境の悪化が問題となっています。これらについては、海岸だけではなく、河川流域なども含めた広域的な負荷によるものであり、人々の環境への配慮、認識の不足から起きている問題です。
海岸に漂着するゴミや流木 ボランティアによる海岸清掃
海岸に漂着するゴミや流木
(三重県 紀宝海岸井田地区)
出典:三重県資料
ボランティアによる海岸清掃
(和歌山県 下田原漁港海岸)
出典:和歌山県資料

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