防災教育おすすめプラン
県内の学校では、各教科や総合的な学習の時間、特別活動などさまざまな機会をとらえて、防災教育が進められています。このページでは、防災教育を進める上で、参考になる実践や資料などを紹介します。
内容
- 防災教育ビデオや防災教育用プレゼンテーション教材の活用
- 手引等に基づく指導
- 防災担当者による出前授業、実験
- 防災啓発車(地震体験車)による体験
- 訓練
- 児童生徒の主体的活動
- 学習発表会、文化祭等での発表、展示
- 心肺蘇生法の習得
1 防災教育ビデオや防災教育用プレゼンテーション教材の活用
三重県教育委員会では三重県防災危機管理部と連携して平成16年5月に啓発用ビデオを、平成19年7月から8月に県内全ての小・中・高等学校及び特別支援学校に配付しました。
ビデオは、児童生徒が災害時における危険を認識し、自らの安全を確保するとともに、進んで他の人々や集団・地域の安全に役立つ行動ができ、地域の自然環境、災害や防災についての基礎的・基本的な事項が理解できるようにすることを目的に、小学校高学年、中学生、高校生と発達段階に合わせて、内容や説明を工夫してあります。
本ビデオで、大地震や津波についての基礎的な学習を行い、その後、さらに詳しく学んだり、自ら調べたり、体験したりといった学習を進めることが可能になります。
また、防災教育用プレゼンテーション教材は、プレゼンテーションソフトを使用し、多くの映像や写真を使用することにより、児童・生徒が理解しやすいようになっています。また、学習時間や対象児童・生徒に合わせスライドを選択して使用することができます。
2 手引等に基づく指導
(1)「学校における防災の手引」
三重県教育委員会では、阪神淡路大震災の教訓から、学校における地震防災対策を一層充実するために、平成9年2月に「学校における地震防災の手引」を作成しました。
その後、平成21年3月に、「三重県地震対策推進条例」が「三重県防災対策推進条例」に改められたことを契機に、内容に風水害への対応を追加するとともに、防災に関する最新の知見を取り入れるなどして平成22年3月に「学校における防災の手引」として全面改訂しました。
この手引を、防災教育を進めたり、学校の防災体制を強化するための資料として活用するようお願いします。
(2)地震防災ガイドブック 「大地震・津波 『自分の命は自分で守ろう』」
児童が災害時における危険を認識し、自らの安全を確保するとともに、災害や防災についての基礎的・基本的な事項が理解できるようにすることを目的に、三重県教育委員会では三重県防災危機管理部と連携して、小学校4〜6年生を対象としたガイドブックを作成しました。
この「小学生版」のガイドブックは、平成18年5月に県内全ての公立の小学校及び盲聾養護学校の4〜6年生の児童に配付され、防災教育に活用されています。
また、「教職員用ハンドブック」を作成して、全ての公立小中高等学校の教職員に配布しました。このハンドブックにより教職員が地震や津波に関する知識を深めたり、授業や学校の防災体制をより充実するために活用されています。
(3)防災教育副読本「あしたのために」
三重県教育委員会では、阪神淡路大震災の教訓をもとに、児童生徒を対象とした防災教育を充実するために、防災教育副読本「あしたのために」を作成し、平成10年3月に県内の小学校(低学年用、高学年用の2種)、中学校、高等学校に40部ずつ配布しました。
「あしたのために」の中では、地震が起こったときの行動や災害に対する備えと心構えについて、発達段階にあわせて必要な内容をイラストや文章でわかりやすく説明してあります。学級での指導に活用して下さい。

あしたのために(小学校低学年用)
3 防災担当者による出前授業、実験
三重県教育委員会 教育総務室 情報危機管理グループ 及び 県防災危機管理部地震対策室では、学校からの依頼に応じて、児童生徒を対象とした出前授業や保護者の研修などを行っています。
内容は、地震・津波のメカニズムや平常時の備え、地震発生時の行動などについて、ビデオやプレゼンテーションを交えてわかりやすく説明します。
また、地震を想定した、地盤の液状化現象や、建造物における耐震補強の効果、家具の転倒防止などの実験も行います。
![]() 冨田小学校 |
![]() 冨田小学校 |
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【連絡先】
三重県教育委員会 教育総務室 情報・危機管理グループ
電話 059−224−3301 FAX 059−224−2319
電子メール mekiki@pref.mie.jp
4 防災啓発車(地震体験車)による体験
地震について説明されて理解するだけでなく、強い揺れを体感することにより、実際に地震が発生した際の行動について考え、備えることができるよう、三重県には地震を体験することができる地震体験車「まなぶくん」「まもるくん」「そなえちゃん」「体験くん」(計4輌)があります。
学校で利用する際は、県防災対策室(059-224-2189)か、三重県教育委員会事務局教育総務室 情報・危機管理グループ(059-224-3301)へ連絡してください。手続き等について説明させていただきます。
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体験くん(神戸中学校) |
5 訓練
人は、大地震や災害など突然思いがけない危機に遭遇すると、まず「恐怖」を感じ、次は反射的に「逃げよう」とする意識が働き、往々にしてとっさの判断ができなくなります。そのため、自然に的確な行動ができるよう、常日頃から訓練を通して、身体に覚え込ませておくことが大切です。
また、県内の学校では防災訓練は1校あたり年平均3.1回行われていますが、地震や津波を想定した訓練や東海地震注意情報・警戒宣言の発令を想定した訓練、保護者や地域の方を招きながら行う訓練など、工夫が見られることが最近の特徴です。
事例1 引き渡し訓練
授業中に大地震が発生したことを想定し、保護者が徒歩で学校に出向き、教職員から児童生徒を引き渡す訓練を行いました。(四日市市立冨田小学校)
事例2 地域の方を招いた防災訓練(防災フェスティバル)
生徒をはじめ保護者、自治会にも呼びかけ地域住民の参加を得ながら、「豊中フェスティバル」で炊き出し、消火活動、煙体験などを行いました。(津市立豊里中学校)
事例3 避難所体験
地震が発生した想定で、保護者と子ども、教職員が炊き出しや防災教育ビデオの視聴、体育館での宿泊など避難所体験を行いました。(三重県立養護学校玉城わかば学園)
6 児童生徒の主体的活動
(1)タウンウォッチング
地震に対する基本的な知識を身につけた後は、身近な場所に目を向けてみましょう。登下校中や遊んでいるときに地震が発生したら、どんなところが危険で、安全に避難できる場所はどこか知っておく必要があります。また、家から、避難場所や家族と落ち合う場所までの道順を決めておくことも大切です。地域を歩き、こうしたことを確認することをタウンウォッチングと呼びます。
注意する場所
ブロックべいや石垣、大きな看板、自動販売機、工事中の場所、屋根の瓦、海、川、池、がけ など
安全に避難できる場所
避難所に指定されている施設、公園、広い空き地 高い場所(津波の場合) など
災害に利用する機器等
公衆電話、消火栓、防火水槽 など
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穂原小学校 |
穂原小学校 |
新鹿小学校 |
(2)防災マップづくり
タウンウォッチングで調べたことや、津波や洪水の被害想定を地図にしてみましょう。
学級や学年、班で分担して調べれば校区全体を地図にして、避難できる場所や危険な場所を確認できます。
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大淀小学校 |
中島小学校 |
有間野小学校 |
7 学習発表会、文化祭等での発表、展示
総合的な学習の時間などを利用して地震などの災害について学んだことを、学習発表会や文化祭などで発表する学校があります。
こうした機会をとおして、子ども達や保護者、地域の方が一緒に防災について考える機会を設けることができます。また、子ども達の生命や身体を守るには、日頃から学校と保護者や地域の方々が子ども達を守る方法や役割について共通理解をしておくことが大切です。
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穂原小学校 |
下外城田小学校 |
8 心肺蘇生法の習得
災害や事故発生時には、医師の診察をうけるまでに、心肺蘇生などの応急手当を行うことが大切です。
消防署の協力により、中学生や高校生が救急救命士の話を聞き応急手当の大切さを知ることや、応急手当の基礎を学び、心肺蘇生法を体験することで、応急手当の基礎技術を身につけることができます。
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大山田中学校 |
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