概要 (平成23年4月1日現在)
所管区域
4市7町を所管 (県土面積の40%を占める。)
松阪市、伊勢市、鳥羽市、志摩市
多気郡 (多気町、明和町、大台町)
度会郡 (玉城町、南伊勢町、大紀町、度会町)
地域畜産の特色
畜産農家戸数は県全体の約40%(205戸)を占め、中でも肉用牛は104戸、9,400頭、乳用牛は22戸、1,400頭が飼育されています。特に管内には有名ブランドの”松阪牛”が雲出川と宮川の流域にある8市町で飼育されています。
豚は県内の飼育頭数の約25%(32,500頭)が20戸の農家で飼育され、規模の大型化が進んでいます。
鶏では採卵鶏が約91万羽飼育されているほか、種鶏業者が8業者あり約11万羽飼育しています。
また、肉鶏ではブランド化された”伊勢赤どり”が年間約14万羽生産されています。
家畜衛生の動向
平成23年2月26日、管内南伊勢町の1採卵養鶏場で県下2例目となる高病原性鳥インフルエンザの感染が確認され、鶏の殺処分、農場の防疫措置を完了し、その後移動制限は解除されました。
管内の発生事例では、その飼養規模から多数の県職員等の動員、国及び他県からの応援に加え、約180名の自衛隊員の災害派遣を受け対応にあたっていただきました。
最近は畜産経営の大規模化により、ひとたび家畜伝染病(高病原性鳥インフルエンザ、口蹄疫、豚コレラ等)の発生があれば、伝染病のまん延を防止するため、多数の患畜、疑似患畜の殺処分を迅速に実施する必要があり、特に発生市町・関係機関との連携、協力とそれらの死体を埋却・焼却する場所の確保並びに作業に携わる人材の確保が重要となります。
宮崎県での口蹄疫の発生及び県下での高病原性鳥インフルエンザ2例の発生、また、アジア、特に韓国での両疾病の大発生等を踏まえ、今後も重大な家畜伝染病が発生する危険性は高く、発生に備えた対策、特に農場ごとの埋却場所の調査・確認を行い、処分方法及び埋却場所の選定についての情報を市町等と共有するとともに十分な協議をしておく必要があります。
BSEの発生を機に、2001年10月18日以降全国的にと畜場においてはBSE全頭検査が行われており安全性の確認がされています。
さらに三重県では、2003年4月1日より24ヶ月以上の死亡牛全頭のBSE命令検査を中央家畜保健衛生所で行っています。
このような家畜衛生の状況のなかで、消費者から安全・安心で良質な畜産物の安定的な供給が更に強く求められ、農場における飼育衛生、飼育環境面での取り組みが益々重要視されています。
また、輸入畜産物の多様化と増加や国際物流の進展に伴う我国への家畜感染症の侵入リスクは、ますます増加しつつあります。
