1 委託事業の目的
障害福祉サービス事業所の工賃向上と農林水産業における障がい者就労の促進に向けて、施設外就労、作業請負(以下、施設外就労等。)を推進するため、地域の障がい者支援組織等に施設外就労等をコーディネートする人材を本格的に設置するなど必要な機能を整備し、農林水産事業体における障害福祉サービス事業所の施設外就労等をマッチングする中間支援組織のモデルを構築します。
2 委託事業の内容
(1)委託業務名
農福連携による就労支援円滑化地域モデル構築事業業務
(2)委託期間
契約日から令和2年3月25日(水)まで
(3)委託内容
ア 施設外就労等のマッチングを行う中間支援組織のモデル構築及び検証
農林水産業の施設外就労等を地域で推進する仕組みの構築に向け、地域の障がい者支援組織等におい
て、障害福祉サービス事業所と農林水産事業体の作業受委託のニーズなどの地域の実情に即して、中間
支援が継続的かつ組織的に機能するために必要な支援手順(例示:参照)を整備するなどして、「既存
のマッチングの仕組みの改善」又は「新たなマッチングの仕組みの構築」により、中間支援組織のモデ
ルを構築し、実際の業務運営を通じて検証を行う。
〔支援手順:参考〕
①農林水産事業体の委託作業内容や障害福祉サービス事業所の就労ニーズ等の情報収集
②農林水産事業体の具体的な委託作業の切り出し
③農業版ジョブコーチや施設外就労等コーディネーター等の設置による助言指導
④施設外就労等の拡大に向けた意識啓発や情報発信など
⑤一連の業務運営を通じて、新たな施設外就労等受委託量の把握、見直し等
なお、モデル構築及び検証においては、下記要件を満たすものとする。
〔要件〕
・マッチング対象の農林水産事業体と障害福祉サービス事業所はそれぞれ複数であること。
・委託事業の期間中に、施設外就労等の新たに紹介できる一定のまとまりを持った作業を3件以上創出
すること。
イ 施設外就労等のマッチングマニュアルの作成
前記アの結果を踏まえ、支援手順(マッチングプロセス)や手続き方法を明記したマニュアルを作成
すること。
ウ 中間支援組織の自主運営を目指した改善・評価
構築した中間支援組織の自主運営を目指して、改善しうるマッチングプロセス、残された課題等につ
いて関係者等と検討を行い、中間支援組織のモデル全体の将来展望について評価すること。
エ 業務報告書の作成
業務で実施した内容について、使用した資料及び概要を記録し、報告書としてまとめ、委託費の実績
書(明細が示されたもの)を添えて、正本1部、副本1部のほか電子データ(CD-ROM等)により提出す
ること。
(4)受託事業者の要件
・県内で農林水産業を営む農林水産事業者、法人及びそれらが組織する団体
・障害者総合支援法に基づく、県内の障害福祉サービス事業所及びそれらが組織する団体
・障害者就業・生活支援センター、社会就労センターなど県内の障がい者の就労継続、移行支援、雇用等
のサービス事業所をサポートする組織
・上記3点のいずれかを満たし、かつ農林水産分野における施設外就労等の実施に意欲あるもの
3 契約上限額 1,922,252円(消費税及び地方消費税を含む)
4 参加条件
次に掲げる条件をすべて満たした者とする。
(1)地方自治法施行令(昭和22年制令第16号)第167条の4第1項及び第2項の規程に該当しない
者であること(契約を締結する能力を有しない者又は破産者で復権を得ない者でないことなど)。
(2)三重県建設工事等資格(指名)停止措置要領により資格(指名)停止を受けている期間中である者で
ないこと。
(3)三重県物件関係落札資格停止要綱により落札資格停止措置を受けている期間中である者又は同要綱に
定める落札資格停止要件に該当する者でないこと。
(4)三重県税又は地方消費税を滞納している者でないこと。
(5)企画提案コンペの参加にあたり、国内の法律並びに三重県における諸規定を遵守し仕様書等に基づき
適正な提案が行える者。
(6)契約の相手方となった場合には、仕様書に記載された内容及び納期等を遵守し、誠実に契約を利用で
きる者。
(7)申請書及び添付書類について、個人情報以外は情報公開の対象となることを承諾できる者。
(8)暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第32条第1項各号に掲
げる者でないこと。
5 企画提案コンペの実施方法
三重県は、本仕様書に基づき提出された企画提案資料を「農林水産分野における障がい者の就労支援体制構築事業業務企画提案コンペ選定委員会」(以下「選定委員会」という。)において審査のうえ、最優秀提案を選定し、その提案を提出した者と委託契約を締結する。
(1)企画提案書の審査
提出された企画提案書により審査を行うこととし、プレゼンテーションは行わない。ただし、特に必要
と認められる場合には、実施することもある。
(2)企画提案コンペの審査基準
企画提案コンペの審査項目、基準は以下のとおりとする。
①施設外就労等のマッチングを行う中間支援組織のモデル構築及び検証
・現状及び地域の実情を踏まえ、マッチングの仕組み構築に必要な提案内容となっているか。
・新たに紹介できる施設外就労等の受委託業務が創出できる取り組みとなっているか。
②施設外就労等のマッチングマニュアルの作成
・マッチングマニュアルの内容構成は適切か。
・マッチングマニュアルは施設外就労等の拡大に向けて効果の高いものになっているか。
③中間支援組織の自主運営を目指した改善・評価
・マッチングプロセスの改善及び課題について検討できうる提案内容となっているか。
④企画性・実現性
・現状の分析や課題の整理が的確に行われ、それに即した企画提案となっているか。
・他の企画提案にはない創意工夫(独創性、革新性)は認められるか。
・企画した内容やスケジュールが十分に実施できる、実現力の高い業務体制、運営体制か。
⑤経済性
・提案内容は、費用対効果の観点から効果的な内容となっているか。また、見積額積算内訳は適切か。
(3)企画提案書提出先
〒514-8570 三重県津市広明町13番地
三重県農林水産部 担い手支援課経営体支援班
提出期限:令和元年10月25日(金)17時 必着
提出方法:上記提出先まで持参、または郵送とする。
(4)質問の受付及び回答
企画提案に関する質問は、次のとおり必ず文書にて行うものとする。
①提出方法 FAXまたは E-mail
②受付期限 令和元年10月17日(木)17時
③回答 令和元年10月21日(月)までにFAXまたは E-mailにて行う。
6 提出を求める企画提案資料の内容
(1)企画提案参加資格確認申請書(様式1)
(2)企画提案書(様式2)
(3)費用内訳書(様式3)
(4)契約実績(様式4)
過去3年の間に当該契約と規模をほぼ同じくする契約を締結し、当該契約を履行した実績を記載する
こと。
(5)「登記簿謄本」、「現在事項証明書」、「履歴事項証明書」、または「代表者事項証明書」の写し
7 問い合わせ先
〒514-8570 三重県津市広明町13番地
三重県農林水産部 担い手支援課経営体支援班
担当:飯場、竹内
TEL:059-224-2354 FAX:059-223-1120
E-mail:ninaite@pref.mie.lg.jp