概要
当地域は県南部に位置し、大台山系を西に、東は熊野灘に面した地域であり、海岸線沿いにJR紀勢本線、国道42号線が縦走し、尾鷲市からは松阪市へ約90キロメートル、津市へ約110キロメートルの位置にあります。
当管内の面積は約450平方キロメートルで、人口は42,066人、世帯数は18,059世帯(H17.10.1 国勢調査)で、これを平成12年の国勢調査と比べると、人口は2,979人の減少(△6.6%)、世帯数では578世帯の減少(△3.1%)となっています。
気候は、温暖で年平均気温15.9℃、年間降水量は3,922.4ミリと多雨地帯です。(※1)
地勢は急峻な山地が海へせまる地形から、山林が40,252ヘクタールと総面積の89.4 パーセントを占め、海岸は全国でも有数のリアス式海岸で変化に富んだ長い海岸線を形成しています。散在する耕地は河川流域の水田、山腹に拓かれた樹園地等、合わせて444ヘクタールで、総面積の1パーセントを占めるに留まっています。
こうした背景から、林業、水産業は当地域の主な産業となっていて、気候、土壌等がヒノキの生育に適していることから森林資源に恵まれ、伝統的な育林技術とも相まって「尾鷲ヒノキ」の産地として全国に知られる有数の良質材生産地域です。
また、魚類の宝庫、熊野灘を擁し、各種沿岸、沖合漁業をはじめ入江、内湾での養殖漁業等、多彩な漁業が展開される全国屈指の漁場となっています。
一方、農業は土地の制約から生産規模が小さく、柑橘が県下で有力な産地になっているほかは、まとまりのある産地を形成するに至っていません。林業、水産業を中心とする第1次産業は、製材、水産加工、運輸、卸売業等の関連産業の発展に見られるように、地域経済に大きな役割を果たしています。
当地域は「三重サンベルトゾーン」構想の東紀州地域に包含され、平成11年度に「東紀州体験フェスタ」が実施され、平成16年度には熊野古道が世界遺産に登録されたので、今後は優れた資源と特性を生かした体験観光など集客交流による地域の活性化が期待されています。
当事務所における管轄区域は、尾鷲市、北牟婁郡(紀北町)の1市1町ですが、水産室(漁政課・水産基盤整備課)は、熊野市、南牟婁郡(御浜町、紀宝町)を併せた2市3町です。
(※1)統計期間1971年〜2000年
