郷土料理 くき漬け
ポイント ◎くき漬けはサトイモの一種ヤツガシラのクキを塩と赤 ジソでつけたものです。 ◎食べるときは皮をむいて細かく刻んでカツオの生節を ほぐしたものと和えるか、または生姜じょうゆ、花カ ツオなどをかけて食べます。 ◎季節は夏、6~9月が旬で、シャキシャキした歯ごた えとシソの風味で夏場の食欲増進効果があります。 |
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(材料、道具) 重石、おけ、計量はかり、計量カップ |
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(下漬け) ヤツガシラのクキ 10㎏(4斗樽) 塩 300g(約3%) (本漬け) 下漬けしたクキ 塩 200g しそ 赤ジソ1kg 塩(赤ジソ用)50g 梅酢(又は酢酸を10%にうすめたもの)約100cc |
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(作り方) (下漬け) 1 くきは葉と芯を取りきれいに水洗いする。 2 おけに、①のクキを置きながら、分量の塩をふりかけ、塩がなじむようにクキをもむ。 3 クキは中ぶたや重石を置いたとき、傾かないように根元を交互に入れる。 4 全てのクキと塩がよく混ざったら、中ぶたを置き約7kgの重石をのせ、翌日までおく。 |
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(本漬け) 5 しそは塩でよくもんで灰汁をすて、これを2回繰り返す。 *赤シソは、6月下旬~7月上旬の葉が最も色がよくでる。そこで、この時期に摘んで揉んでおき、冷暗所に 保存しておくとよい。 6 5のシソに酢を混ぜてよく揉む。 7 たるの底に塩をふり、仮漬けしたクキを並べる。これを交互に繰り返す。(仮漬け後の塩汁は捨てる) 8 塩をふって漬け終わった後、中ぶたを置き、重石10~13kgをのせて、一晩おく。 9 翌日、手を入れてクキを返し再度重石をする。この時は7kgにする。(漬けむらを防ぐため、途中で2 ~3回手を入れてクキを返すとよい。重石は、つけ汁があがったら、クキが浸る程度に少し軽くするとよ い) 10 3日目には重石を除いて液を吸わせる。液と中ぶたが、ひたひた程度になるように加減する。 11 4日目で出来上がり。 |