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平成21年07月01日

お魚リスト「あ行」

 

ア イ ゴ
siganus fuscescens (スズキ目アイゴ科)

写真
あいご 2001.11.20 尾鷲産

  
解説
 アイゴは雑食性の魚で、消化管が長く、特有の磯臭さを持っていますが内臓を傷つけないようにすれば大丈夫です。それよりも体中の棘(とげ)に毒を持っており、刺されると非常に痛いので注意してください。刺身、煮付け、塩焼きでたいへん美味しい魚です。
 

ア カ ア マ ダ イ
Brachiostegus auratus (スズキ目アマダイ科)

写真
あかあまだい 2001.11.8 尾鷲産
解説
 沿岸のやや深みにかけて、砂泥底に穴を掘ってすんでいる。延縄や底びき網で漁獲され、高級魚として関西方面に出荷される。京料理では「グジ」。アカアマダイは目の後縁下方に逆三角形の白色域があることで他のアマダイ類と区別できる。
 

ア カ ヤ ガ ラ
Fistularia petimba (トゲウオ目ヤガラ科)

写真
あかやがら 2001.11.20 尾鷲産


あかやがらとげ   同上。尾柄部を拡大し、後ろ向きの棘(とげ)の部分を黄色の線で囲んでいる。
 写真ではわかりにくいかもしれないが、尾びれの方から頭の方に向かってそっと指でなぞると、すぐに確認できる。
解説
 アカヤガラは、尾柄部(しりびれと尾びれの間)の側線鱗に後ろ向きの棘(とげ)をもつことで、同属のアオヤガラと区別できる。一般に食用にされるのはアカヤガラの方で、単にヤガラと呼ばれることが多い。冬場には鍋の材料として高級魚扱いされるが、夏場には哀れな扱いを受ける。
 細長い体に似合わず、どう猛な肉食性で、パイプのような長い吻を使って獲物を吸い込んで食べる。
  

ア カ ザ エ ビ
  (十脚目アカザエビ科)

写真
あかざえび

2001.11.20 尾鷲産

解説
 手長エビと呼ばれるように、長くて大きいはさみ足が特徴。深い海から底びき網で漁獲される。甘い身とりりしい姿で引っ張りだこの高級品。

 
 

ア ン コ ウ
Lophiomus setigerus (アンコウ目アンコウ科)

写真
あんこう 2001.5.18 尾鷲市産
解説
 数十mから数百mまでの砂泥底に分布する。頭部は全長の半分を占める。深いところに棲んでいるイメージがあるかもしれないが、沿岸の定置網で漁獲されることも多い。
 鍋物のシーズンである冬季には高値で取り引きされるが、時季はずれにはずいぶんと低い扱いを受ける。
 近縁種のキアンコウはアンコウよりも胴が長く、頭部は全長の半分に満たない。なお、市場では両種を区別していないようである。
 

ア オ メ エ ソ
Chlorophthalmus albatrossis (ヒメ目アオメエソ科)

写真
あおめえそ 2001.11.20 尾鷲市産

  
解説
 メヒカリと呼ばれるように、大きく光る目が特徴の魚です。深い海にすみ、底引き網で漁獲されます。
  

ア オ リ イ カ 
Sepioteuthis lessoniana (ツツイカ目ジンドウイカ科)

写真
あおりいか
解説
 大型のものでは1kgを超える。産卵は春群と秋群があるといわれており、ほぼ周年漁獲がある。春生まれの群が漁獲対象になるのは秋以降で、冬にかけて岸からの釣りが盛んになる。身は厚みがあり、歯ごたえと甘みがある。身が固すぎるときは一度冷凍すると柔らかくなる。

 遊漁では防波堤などからの釣りが盛んで、マアジなどの生きたエサと、えぎと呼ばれる疑似餌(エサに似せた道具)を使い分けている。
  

ア カ カ マ ス
Sphyraena pinguis (スズキ目カマス科)

写真
あかかます 2001.5.18 尾鷲市産
解説
 鱗が大きく、肌のきめが粗く見えるため、「アラハダ」と呼ばれる。大きいものでは40cm程度になる。白身で柔らかく、刺身には向かないが、塩焼き、フライ、寿司などで美味。干物にもなる。
  

イ ボ ダ イ
Psenopsis anomala (スズキ目イボダイ科)

写真
いぼだい

  
解説
 当地ではボゼと呼ばれる高級魚。15~20cm程度の小型魚で、定置網や底びき網で漁獲される。白身で柔らかく、脂もよくのっており、煮付けや、塩焼きなどで美味。
  

イ サ キ 
Parapristipoma trilineatum (スズキ目イサキ科)

写真
いさき 2001.1.16 熊野市磯崎産

  
解説
 イサキは体に3本の褐色縦帯がある(写真上)が、大きくなると不明瞭になる(写真下)。大きくなっても40cm程度。産卵期は6,7月。
 身は白身で、産卵前には脂がたっぷりのって最高。料理は、刺身、塩焼き、煮付け、汁物などなど。産卵後は味が落ちる。
  

イ セ エ ビ
Panulirus japonicus (十脚目イセエビ科)

写真
いせえび 2001.11.8 尾鷲産
解説
 岩礁域に生息し、刺し網で漁獲される。名こそ”伊勢”エビだが、水揚げされるのは鳥羽市以南で、もちろん東紀州地域でも冬の風物詩となっている。三重県ではイセエビの研究が継続して行われ、今では人工飼育下で卵から成体にまで育てることが可能となっている。
 イセエビ研究の概要は三重県科学技術振興センター水産研究部のホームページへ
  

イ シ ダ イ
Oplegnathus fusciatus (スズキ目イシダイ科)

写真
いしだい 2001.08.08 紀伊長島産
写真は幼魚
解説
 7本の横縞を持つイシダイは、磯釣りの王者としてあまりにも有名。稚魚は流れ藻について来遊し、沿岸の岩礁域や藻場に普通にみられる。成長すると岩場に移り、くちばし状の頑丈な歯をつかってサザエやフジツボなど固い殻を持った生物をかみ砕く。高級魚で、旬は秋~冬
  

イ シ ガ キ ダ イ
Oplegnathus punctatus (スズキ目イシダイ科)

写真
いしがきだい
解説
 イシガキダイはイシダイと近縁で、ともに磯釣りの人気者。両種はある程度の大きさまでは体の模様で簡単に区別できるが、成長するとどちらも不明瞭となるため、口先の色で「クチジロ」、「クチグロ」と呼んで区別している。イシダイよりも暖かい海を好むようである。
  

イ ワ ガ キ
Crassostrea nippona (二枚貝綱イタボガキ科)

写真
いわがき 2005.4.14 紀伊長島町産


いわがき2
2005.7.8 海山町島勝浦
解説
 イワガキCrassostrea nipponaは同属のマガキCrassostrea gigasと同様に夏場に産卵期を迎えるが、マガキと異なり1シーズンに複数回産卵する。したがって栄養分を使い切ずに常に維持しており、夏でもおいしく食べることができ、7月~8月に流通のピークを迎える。
 従来は夏に日本海側で採捕された天然物が主に流通していたが、近年は知名度の上昇とともに、各地で養殖が盛んになってきている。
  

 ウ ス バ ハ ギ 
Aluterus monoceros (フグ目カワハギ科)

写真
うすばはぎ 2000.12.11 熊野市磯崎産

  
解説
 大きくなると60cmをゆうに越える大型のカワハギ類。秋から冬にかけて沿岸定置網で漁獲される。
 まるごと1尾をお目にかかることはほとんどないが、鍋用の切り身として地元のスーパーなどに並ぶ。鮮度がよければもちろん刺身も。
 

ウ チ ワ エ ビ
Ibacus ciliatus (十脚目セミエビ科)

写真
うちわえび
解説
 尾鷲漁協ではしばしば水揚げがある。
 食べ方はイセエビと同じく、ゆでる、蒸す、刺身、煮る、などなど。平べったい頭の部分にも身とミソがたっぷり詰まっていて、びっくりするほどうまい!

 「料理に挑戦」で紹介する予定です。乞うご期待!
 
  

ウ ツ ボ
Gymnothorax kidako (ウナギ目ウツボ科)

写真
うつぼ
解説
 胸びれも腹びれもなく、見た目は魚らしくないが、れっきとした硬骨魚類である。ウナギやアナゴと同じように葉形の幼生期(=レプトケファルス期)を経ることで知られている。 
  

ウ マ ヅ ラ ハ ギ
Thamnaconus modestus (フグ目カワハギ科)

写真
うまづらはぎ

  
解説
 ウマヅラといわれるように、吻が長いのが特徴。カワハギよりも大型で、味はカワハギに劣るとされるが、食べ応えはこちらに軍配が揚がる。輸送等にも比較的強く、生け簀料理店などにも人気がある。カワハギ同様、肝はぜひ味わいたいところ。
  

ウ ル メ イ ワ シ
Etrumeus teres (ニシン目ニシン科)

写真
うるめいわし 2001.5.18 尾鷲市産
解説
 目が大きく、口先がとがっている。イワシの中ではもっとも値段が高い。マイワシに比べるとずいぶんとあっさりしており、臭みが出にくい。干物が有名だが、せっかくの産地なのだから、ここでは生で味わいたい。 

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 尾鷲農林水産事務所 〒519-3695 
尾鷲市坂場西町1番1号(尾鷲庁舎5階)
電話番号:0597-23-3486 
ファクス番号:0597-23-0683 
メールアドレス:onorin@pref.mie.lg.jp

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