お魚リスト「は行」
ハ ガ ツ オ
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ハガツオはカツオなどと比較すると立派な歯を持っている。また、体側の背中側に細い縦線があることが特徴。身は柔らかいが美味で、鮮度の良いものが手に入る尾鷲では重宝される。
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ハ モ
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水深数十mから百mまでの砂泥底に分布する。歯が強く小魚等を摂餌する肉食魚。歯は大変強く、取り扱いに注意が必要である。
淡泊な白身であり味も良い。京料理によく用いられ、主に春~夏にはえなえわや定置網で漁獲される。 |
ヒ ラ ソ ウ ダ
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2001.5.18 尾鷲市産 |
カツオやマグロの仲間で、沿岸域で定置網により漁獲される。近縁のマルソウダよりも体の断面が平べったい。夏から秋にかけて多獲され、味も良いが、鮮度が落ちやすいために多くが加工に回され、削り節等の原料になるとされるのが一般的である。水揚げ地である東紀州地域では鮮度のよいものが手に入るため、生で味わうことができる。
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ヒ ラ メ
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浅海の砂泥底にすみ、魚類、甲殻類を食べている。「左ヒラメの右カレイ」といわれるとおり、両眼が体の左側にある。主に冬季に刺し網で漁獲される。カレイ類の中では成長が早く、値段もよいために稚魚の放流が盛んに行われている。
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ビ ン ナ ガ
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2001.11.20 尾鷲産 |
胸びれが非常に長いのが特徴で、トンボと呼ばれる。遠洋もののトロトンボが近年では大人気で、またシーチキンの材料としても有名であるが、近海物の鮮魚も当地では人気者である。
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ブ ダ イ
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当地ではイガミと呼ばれ、旬を迎える冬には特に重用する。岩礁域に生息し、イセエビの刺し網に混獲されることも多いが、漁師にとっては”うれしい外道”である。刺身や、鍋、煮付けなどにする。
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ブ リ
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2000.12.11 熊野市磯崎産 上の写真は全長60cm程度の「ワラサ」 料理は、刺身、塩焼き、照り焼き、煮付け、てこね寿司など、ほとんど何でもできる。しめて直ぐは身が固くて味があまりないが、3、4日ぐらい経つと歯ごたえがしっとりとして味わいが最高となる。切り身にしておくと切り口の色が変わりやすいが、切り落として使えば中身には影響はない。 |
尾鷲市のさかな。流れ藻につくモジャコから、ツバス、ワラサ、ブリと成長とともに呼び名が変わる「出世魚」としても有名。尾鷲漁協では8kg以上をブリとして扱っている。
一般にブリというと「寒ブリ」といわれるほど「冬の魚」としてのイメージが強いが、三重県沿岸で多く漁獲されるのは2月以降であり、正確には「春ブリ」である。この春ブリ、一般には知られていないからか、価格はうんと安くなる。それでも脂は充分にのっており、非常にお買い得である。なお、産卵を終えたものは脂が極端に減少する。 |
ヘ ダ イ
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2001.9.21 尾鷲市産 |
クロダイ、キチヌなどと一緒に「黒いタイ」として知られる。黒いタイが属するヘダイ亜科というグループは雄から雌へ性転換をすることで有名。
秋のヘダイは脂がのって美味。刺身、焼き物など何でもO.K.である上に安い。一度おためしあれ。 |
ホ ウ ボ ウ
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浅海の砂泥底にすみ、エビや小魚を食べている。大きな胸鰭の下部は遊離し、足のようにも見えるが、ナマズのヒゲのように餌を探す役割を持つ。胸鰭内側の模様は非常に美しい。淡泊な白身であり味も良い。主に冬季に刺し網で漁獲される。
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ボ ラ
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血抜きのため、生きたまま首をへし折られて水揚げされている。首折れボラは活け締めの証拠である。 |
ボラといえばからすみが名物であるが、寒ボラといわれる冬のボラは脂がのっていて非常にうまい。ボラが臭いというのは海が汚いところだけで、当地のボラは全く臭くない。
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