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平成27年04月17日

平成26年度第2回三重県総合博物館協議会の開催結果

平成26年度第2回三重県総合博物館協議会の開催結果

1 日時 平成27年3月4日(水曜日)14時から16時30分まで
2 会場 三重県総合博物館 3階 レクチャールーム
3 出席委員 衛紀生委員、大西かおり委員、岡野友彦委員、岸本多万重委員、齋藤彰一委員、
角川咲江委員、田部眞樹子委員、中尾正己委員、中村忠明委員、山下治子委員、
山田康彦委員
(欠席)末次秀行委員、西岡慶子委員、福島幸宏委員、森田正美委員
(総合博物館)
布谷館長、岡村副館長、経営企画課 杉谷課長、広報・利用者サービス課 天野課長、
展示・資料情報課 岸田課長、経営企画課 北村主査
4 内容
■報告事項
(1)前回の協議会で指摘いただいた課題について
(2)三重県総合博物館の開館以降の事業進捗状況について
  1)展示活動の概要
  2)交流創造活動の概要
 
■協議事項
(1)入館者の確保につながる取組について
  1)入館者と企業連携の動向
  2)広報の取組

〔質疑・意見・応答〕
・学校団体による来館者数が10月~11月に多いが、この時期の展示内容が企業連携となっている。これ
 は、学校が多い時期を見越してこの展示内容にしたものか、それとも、学校側がこの展示内容を知ったた
 めに多かったのか。
・企業側として費用対効果をどう感じているか興味がある。企業側の感想は聞き取っているか。
・学校が利用しやすいための手段(移動手段の確保など)や校外体験学習としての位置づけなど、学校が喜
 ぶような仕組みや内容はあるか。
→秋には、企業連携展示のほかに開館記念企画展として「祈りと癒しの地 熊野」を開催した。展示スケジ
 ュールについては、1年間の流れの中で、春(開館時)には、三重の豊かな自然や文化を物語る資料や
 MieMuが目指す方向性を、夏には化石を取り上げ、秋には指定文化財、特に熊野古道の世界遺産登録
 10周年ということもあり、熊野を取り上げたものである。これも大人向けの展示ではあるが、子どもに
 も観覧してもらえるように、子ども向けの解説文やワークシートを作成するなどの工夫を行った。
→企業連携展示の時期については、特に学校を意識したわけではなく、年間の展示計画の中で設定したもの
 である。企業の声については聞き取るようにしたい。
・近年、学校教育の場において体験する機会が少ない。折角たくさんの学校が来るのだから、子どもの力に
 どう生かしていくかという観点から、体験できるものについて工夫が必要である。このことにより、学校
 側としても、学校教育の中での博物館の重要性を認識するのではないか。2年目以降、どのように取り組
 んでいくのか。
→先月まで開催していた「くらしの道具」展の観覧者アンケートにおいても、子どもからは「体験したい」
 という声が上がっていた。また、その他の展覧会においても、子どもたちからは多くの感想(感動したこ
 となど)を記載してくれていることから、何らかの刺激を受けていると思われる。
→現在、子ども向けの基本展示ガイドマップを製作しているほか、先生向けに、来年度の展示の見どころや
 授業に役立つポイントなどを説明したチラシを製作しており、学校に配布する計画である。
・企業パートナーシップの会員数(140社)は、まだまだ少ない印象。パートナーシップは年1回募集し
 ているのか、それとも随時営業活動を行っているのか。
→年間を通じて営業活動を行っている。既に登録していただいている企業に対しては、新たな企画展開催に
 際しての内覧会をご案内するなど、日常から関係づくりを行っている。
・財務面、資金繰りの観点から、常に営業活動を続けてほしい。パートナーシップだけでなく、寄付も引き
 続き依頼を続けてほしい。専門部隊をつくって活動してはどうか。
→企業連携に携わる嘱託職員が1名いるほか、専門部隊はなく企業ごとに担当職員を貼り付けて取り組んで
 いるところ。
・展示観覧者数のうち、北勢地域からの観覧者数が県の人口比率と比べても少ないのが意外。学校利用は一
 定あるようだが、個人をどう呼び込むかが課題である。
→北勢地域でのイベント実施の際に聞いてみると、認知度自体は上がっていると感じるが、津まで行くので
 あれば名古屋へ行く、という人が多いようである。行ってみたいという気持ちを起こさせるようなPRを
 行っていきたい。
・北勢地域、伊賀地域が少ないということは、名古屋、大阪に負けているということである。名古屋、大阪
 に負けないような展覧会が必要である。
・先般、大学でバスを仕立てて大人数で来たが、学生に聞いてみると、団体で来て決められた時間内で観覧
 するよりも、自分のペースで観覧した方が、満足度は高いようである。
・「みりょく発信隊」と、「ミュージアムパートナー」をはじめとする協力・ファン組織とのすみ分けや統
 合はどう考えるか。
→「みりょく発信隊」については、開館に向けたPRについて幅広くお願いしてきた。開館後は十分フォロ
 ーができていないほか、お願いするポイントも曖昧になってきている。新たにボランティアも立ち上げる
 ことにしており、整理していく。
・ボランティアの運営には組織力やリーダーが必要。「みりょく発信隊」は自由度が高いだけに、難しいと
 ころもあるのではないか。
・広報業務に加え、企業回り(寄付依頼)もボランティアに任せるということはできないか。
→ボランティアは3つの業務(来館者対応、ミュージアムフィールド維持管理、資料保存業務補助)で募集
 し、それぞれ担当職員を置いて対応する。「みりょく発信隊」はもう少しゆるやかなネットワークという
 イメージで広報をお願いしている。
→企業回りについては、博物館(県)への寄付をお願いしていることや、企業訪問に際しては、寄付の話だ
 けでなく事業面での連携打診も行っていることから、ボランティアでは難しいと考える。
・企業連携展示で行った「味覚教室」の内容について教えてほしい。企業連携における企業のPR可否の考
 え方について教えてほしい。
→味覚教室については、鰹節の削り方を体験したり、出汁の試飲による“うま味”の体験などを行った。味
 の素では従前から学校向けに行っていた取組であり、当館では家族連れの参加者が多かったことから新た
 なニーズのヒントになったようである。
→企業とは、資金面での付き合いだけでなく、企業の歴史やモノ、産業界の取り組みなどをテーマにした展
 示や事業でも連携を図りたいと考えている。味の素の展示についても、元々は事業所内のバードサンクチ
 ュアリの環境保全について相談があったことがきっかけで展示へと発展したものである。
→当館は、三重に関する様々なことについて発見できる場を提供しているが、近年、企業側もCSRの一環
 として地域との結びつきに関心を持っており、「三重の発信」という共通の目的のもと連携をしている。
・近年、企業も社会的責任を重視し、こういった資金は多くなってきているものの、メリットがないと続か
 ない。館長懇談会への出席社(約30社)やコーポレーション・デー(4社)を多いとみるか、少ないと
 みるか、である。最初の3年間はいわばご祝儀であり、この間に面白くしないと、企業は引いていく。
・今年度の活動報告をみると、博物館のイメージや常識を破るところまでできていない印象。例えば、ナイ
 トミュージアムについて、17時以降は入館者が少ないからやらないのではなく、これまでの常識を破る
 ことが重要。

(2)三重県総合博物館評価部会の結果を受けて
  1)平成27年度の評価方法
  2)評価項目とモニタリング項目
〔決定事項〕
・評価部会を年1回から2回にすることについて承認する。
〔質疑・意見・応答〕
・できるだけ早く評価し、県民に公表する必要があるのではないか。
→評価サイクルについては、前年度(26年度)の結果を次年度(28年度)の予算や事業に生かしていく
 ことを念頭に置いたものとなっているが、このサイクルの中で、できるだけ早くできるように検討する。
・ボランティアやミュージアムパートナーの満足度、参加・参画したことによる達成感を計れないか。博物
 館の付加価値を高めることにもなる。
・多くの指標があるが、これらは評価にあたってどのように表示するのか。
→多くはモニタリング項目であり、常時追跡する数字であるが、(目標期間である)3年間における達成の
 可否を判断する項目ではない。なお、4年目以降の指標として使用することはあり得る。

(3)平成27年度の事業計画について
〔質疑・意見・応答〕
・次回企画展の「親鸞」について、博物館と美術館それぞれの違いを強調しながらも、連携できるところは
 連携して取り組んでほしい。
・F1展は面白そうな取組である。例えば、鈴鹿サーキットのコースのミニチュアを館内に置き、子どもた
 ちが車を走らせるようなイベントを行うことで、親を連れてくるような(来館者を増やす)仕掛けができ
 ると良いのではないか。
・中小企業は、優れた技術を有していながら大企業の下請けに留まり、技術力を発揮できていないことも多
 い。そこで、優れた起業家や技術集積の紹介など、三重県の技術PRの場として使えないか。
・昭和の駅弁を食べるイベントや、古い街並みの紹介など、街や県を知り、関心を持つきっかけになる展示
 をしてはどうか。
・地方創生の一助になるような企画展も計画してほしい。例えば「食」や「道の駅」など、地域の文化が詰
 まっているものが面白いのではないか。北から南まで各地から来てもらえる可能性もある。
・こども体験展示室について、企画展との連動企画など27年度の計画はどのようなものか。
→これまでは、こどもたちが部屋で楽しむこと自体がうれしくて走り回り、本来の使い方や楽しみ方までは
 充分に伝えきれていなかったが、最近ではリピーターも多く、使い方についても慣れてきたこともあり、
 机で取り組める催しを企画展と連動させるなどして多くしていきたいと考えている。

■その他
(1)平成27年度の開催日程確認と会議時間について
事務局より、次回以降の会議時間について30分ないしは1時間延ばすことを提案し、了承される。
次回協議会(平成27年度第1回)については、以下のとおり開催。
 日時:平成27年7月31日(金)14時から
※終了時間については、協議事項を踏まえた時間配分を調整の上、改めて案内
 場所:三重県総合博物館 3階 レクチャールーム

5 会議の公開・非公開
  会議は公開で行いました。傍聴者は2名でした。


附属機関等会議概要

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ファクス番号:059-229-8310 
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