1 日時 平成27年5月27日(水曜)14時から16時まで
2 会場 三重県立図書館読書振興室
3 出席委員 井村正勝委員、坂倉加代子委員、小野芳孝委員、岸葉子委員、高倉一紀委員、
高屋充子委員、前田憲司委員、佐藤ゆかり委員、藤田千佐委員、米倉正志委員
4 内容
(1)図書館長挨拶
(2)三重県立図書館改革実行計画「どこにも2つの図書館」について
(主なご意見など)
・ 県立学校も含めた物流ネットワークの構築を4年間の成果の1つに挙げているが、何をもって
成果としているのか。
・ 頻繁に県立学校への貸出はあるのか。
・ 概要資料が整理されていい形になってきた。県立図書館の中でも連携がなされていて、これ
からに期待が持てると感じた。
・ 新しいみえの文化振興方針について、図書館と博物館など他の文化施設との連携にはどのよう
なものがあるか。
・ 出張図書館で実際に借りる人はどれくらいいるのか。
・ 出張図書館などのように、他の文化施設との連携をさらに深めるような方向を育ててほしい。
・ 課題として、新たな図書館サービスの普及・展開の不足とあるが、伊賀市上野図書館のナイト
ライブラリーの取組のように普及・展開したものもある。
・ 収集した資料の活用を図るとあるが、市町立図書館と協力しながら活用した例はないのか。
・ デジタルアーカイブの進捗状況はどうなっているのか。何を優先的に取り上げるのか。もう一
度基本から作り上げていこうとしているのか。古典的なものはありがたいので、ぜひこれからも
取り組んでほしい。
・ 資料2のように概要を示した資料を県民が知る方法があるのだろうか。知ってほしいと思うが
あまり知られていないという現状があるので、ぜひもう少しわかりやすい資料にしてほしい。
・「コラボレーション」などと5つの方策がすべてカタカナの表現になっているが、違和感があ
る。
・ 先進的なサービスの「資料・情報の創造的活用」の活動指標の26年度現状値が0となって
いるのが寂しい。一体どのような基準で数値が決定されるのか。
・ 目標をどうやって達成していくか。
・ 県立図書館の先進的なサービスだけを発信するのではなく、市町立図書館の先進的なサービス
も発信してもいいのではないか。先進的なサービスというと近未来的なイメージがあるが、三重
県の課題を解決していくようなサービスを模索してほしい。
・ アクションプログラム進行管理シートの担当課欄に主担当の◎がついているのはいいが、そ
れぞれの取組の担当者名があると尚良い。
・ 市町立図書館との連携について、どこと連携をしていくのかも重要である。地域的なバランス
であったり、図書館の設置・未設置であったり、優先順位をどうしていくか。
・ 大小を問わず、各コミュニティーに図書館は存在しなければならない。そのような視点で市町
立図書館との連携について考えるべきではないか。図書館が未設置のところを、単に市町の問題
として放置しておくのではなく、県立図書館が手を差し伸ばす。そして、根を伸ばしていく。図
書館振興という視点を持って展開してほしい。
・ 資料3の指標の設定について、図書館未設置自治体への支援のような、数値に現れないところ
をもっと正当に評価ができる仕組みがほしい。
・ 平成23年度から4年間、県立図書館は懸命に計画に沿って展開してきた。しかし、これから
何をしていくかが難しいところである。資料は、きれいにまとまりすぎている感があるので、も
っと泥臭くていい。その方がわかりやすい。
・ 未設置の図書館についての指標がないところが気になる。ここは一番大事なところではない
か。指標を設置するということは何をしたいかをはっきりさせるということである。
・ 現代的な課題と根本的な課題とを明確にするべきではないか。
・ 実験的なサービスという言葉には受け取り方に幅がある。実験的という響きには、インターネ
ットなどの最先端のものがイメージされるが、それぞれの市町立図書館が抱えている現状と遊離
したものでは、結局手が届かない。まず、現状を把握して、ニーズを汲み取って県立図書館サー
ビスを展開していく。ナイトライブラリーはその例の1つである。
・ 市町立図書館は、単なる情報センターではなく、住民のコミュニティースペースを志向してき
ている。県立図書館では、実際に市町立図書館が取り組むことが可能なものを積極的に取り入れ
るべきではないか。
(3)今年度の取組について
(主なご意見など)
・ 出張図書館を度会町で開催したとのことだが、実際の手応えとしてどのように感じたか。
・ 出張図書館で1回に借りられる冊数や期間はどのくらいか。
・ 出張図書館で本を借りても、どう返すかで躊躇されている方がいる。例えば出張図書館で借り
た本を持って帰る袋を用意してはどうか。
・ 図書館未設置自治体のみなみいせ図書室のような成功例への布石とするなら、意識的に児童サ
ービスに関連したものを考えてほしい。
・ 今後はイベントの数をもう少し絞ってもよいのではないか。
5 会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者は1名でした。