1 日時
平成29年12月12日(火曜日)13時30分から16時まで
2 会場
三重県総合博物館 3階 レクチャールーム
3 出席委員
石川保典委員、大西かおり委員、岡野友彦委員、小野礼子委員、北村美香委員、齋藤彰一委員、
須田俊明委員、髙井健司委員、田部眞樹子委員、中尾正己委員、中村忠明委員、福島幸宏委員、
山下治子委員、山田康彦委員
(総合博物館)
大野館長、寺本副館長、経営戦略広報課 小川課長、調査・資料情報課 天野課長、展示・交流事業課
瀧川課長、経営戦略広報課 山口主幹
4 内容
■報告事項
(1)三重県総合博物館の活動と運営
1)前回の協議でご指摘いただいた課題への対応状況
2)入館者・展示観覧者の概要およびアンケート結果
3)企画展の開催結果
4)交流創造活動事業・利用者組織・企業連携
5)公文書館機能
6)平成28年度決算について
7)平成28年度外部評価結果
■協議事項
(1)外部評価結果を受けた今後の改善案
(2)平成30年度の博物館活動の取組について
■意 見
【報告事項】
(1)展示について
・企画展については、津を中心とした県下が優勢で、リピーターの割合が高い 。企画展ごとに、年齢構
成に違いがあり、狙った観覧者が得られている。企画展の「県下から幅広い層に、繰り返し来館しても
らう」 という目的が達成_されており、この点をアピールすべきである。
・基本展示では、企画展と比較して、県外の来館者が多く、初めての来館者が多くなっている。まだま
だ、県外を中心に新規利用者が見込める。
(2)経営について
・業務など工夫して取り組むことで人件費を圧縮し、県費支出の抑制をお願いしたい。
・人件費の改善には限界があり、固定費として考えるべきである。県費以外の収入を増やす取組などが
必要であり、館として戦略を考える必要がある。
・事業費や人件費をやみくもに削ってサービスの質が落ちれば、結果的に県民の不利益になる。かけた
労力と収入の関係性、サービスに見合った経費等を考えていく必要がある。
(3)数値目標について
・本当に適正な目標か、経費率や収入率を考えることなど、中長期的に他館の事例も踏まえて考える必
要がある。
【協議事項】
(1)学校連携について
・学校の利用を促進するためには、担任にアピールすることが必要である。担任へ働きかける時期、展覧
会等の事業を開催する時期が非常に重要である。また、学校へのメールを利用した発信も有効である。
(2)経営について
・17時~19時を閉館すること等、条例改正を含めて検討していくことはよいことである。
(3)企業連携を含む多様な主体との連携について
・ボランティア・「ミュージアム・パートナー」・ミュージアムショップ・企業・地域のNPOとの関わり
などにおいて、ミュージアムショップが行っている有料制のワークショップの取組等、博物館において
面白い動きが出ている。
・企業連携について、コーポレーション・デーが地域の誇りを醸成する役割を果たしており、じっくりと
進めれば、多様な主体と利用者とともに博物館が「みんなでつくる博物館」の理念を実現できる取組と
なる。
・来年は企業パートナーの5年の節目なので継続して働きかけを行うとともに、5周年記念事業を実施
すること等考えてほしい。
・地道な活動を行っている保存環境ボランティアのように、関わりやすい場を用意さえすれば、県民が
自らみえむの活動に参加し、魅力を伝えてくれると思われる。
・子ども体験展示室に来る子どもたちが、主体的にみえむの活動に関われる場を作ってみることもよいの
ではないか。
5 会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者は1名でした。