令和元年度第２回三重県総合博物館協議会の開催結果

１　日時
　　令和２年２月１８日（火曜日）１３時３０分から１６時まで

２　会場
　　三重県総合博物館　３階　レクチャールーム

３　出席委員
　　岩﨑奈緒子委員、大西かおり委員、岡野友彦委員、加藤美紀委員、齋藤彰一委員、髙井健司委員、
　　舘健造委員、田部眞樹子委員、中尾正己委員、中村忠明委員、前田智之委員、山下治子委員、
　　山田康彦委員
　（総合博物館）
　　大野館長、垣内副館長、経営戦略広報課　小川課長、調査・資料情報課　星野課長、展示・交流事業課　　瀧川課長、経営戦略広報課　山口主幹

４　内容
　■報告事項
（１）三重県総合博物館の活動と運営
　１）前回の協議会でご指摘いただいた課題への対応状況
　２）入館者数及び展示観覧者数
　３）基本展示観覧者数の推移
　４）企画展の開催結果
　５）企画展示観覧者数の推移
　６）展示アンケートの結果
　７）交流創造活動事業等
　８）企業との連携
　９）調査研究事業・収集保存事業
　10）公文書館機能

　■その他
（１）三重県総合博物館の次期計画について
（２）令和２年度の博物館活動の取組について

　■意見
　【報告事項】
　（１）学校利用について
　　・北勢地域の学校は名古屋方面に社会見学に行く。ミエムのほか津市でどこに行くかが課題になる。
　　　ミエムに来てくださいだけでは、社会見学のルートがスムーズな方を取る。郷土愛を育てるため、
　　　「三重県の子どもたちが三重を学ぶ」という姿勢を出していく必要があるのではないか。
　　・三重大学は鈴鹿サーキットと連携し、小学生がホンダ鈴鹿工場を見学するための学習プログラムの
　　　開発を支援した。とても素晴らしいプログラムを作っている。社会見学のルート計画で、行政と民間
　　　の境なく、連携できると良い。
　（２）調査研究について
　　・調査研究を推進していくモチベーションのひとつとして、成果・実績を発表、公表していくと良い。
　（３）公文書館機能について
　　・博物館条例の「地域に貢献する」ということと、公文書等管理条例の「責務を全うする」ということ
　　　とは全く異なる話。博物館と公文書館の役割をしっかり整理する必要がある。

　【その他】
　（１）学校利用について
　　・「県全域への博物館活動の展開」と「さまざま主体と交流する場を生かした学びの向上」について
　　　は、なかなか来館できない学校には、本当にありがたい取組である。新指導要領が始まり、受動的な
　　　学びから、より主体性を持った学びを意識する必要があるので、子どもたちが興味を持てるような
　　　動機付けを博物館が支援することを楽しみにしている。
　（２）三重県総合博物館の次期計画について
　　・結果指標の中に、指標そのものやその目標値の設定が妥当でないものがある。また、現計画にあった
　　　事業の選択・改善に関する戦術が無くなった。評価の最大の目的は、事業の改善を図ることで
　　　あって、いい点をとることではない。再考を求めたい。
　　・子どもたちの様子を見てみると、知識はあるが、体感として学んでいないようなので、それに関する
　　　戦術があるのは良いと思う。博物館としてそうした活動をすることは大切。遊ぶことは学ぶこと。
　　　博物館は遊びながら学ぶことができる場所だと思う。この計画がどのように具体化されるか楽しみに
　　　している。
　　・現計画よりも分かり易くはなったと思う。計画を実現させるためにはロードマップが必要。この１５
　　　の戦術を一気にスタートさせるのは難しい。どういう順序、タイミングで進めていくか。計画倒れに
　　　ならないように、力を入れる時期や完成時期を館内で議論して欲しい。

　（３）協議会の開催時期の見直しについて
　　・現行の年2回の協議会の開催時期について、予算・決算時期を念頭に置いて、開催時期の見直しを
　　　検討して欲しい。

５　会議の公開・非公開
　　会議は公開で行いました。傍聴者は０名でした。