健康づくりの推進
主な取組内容
・津市、事業所、学校、NPO、医師会等の関係機関に対し、健康づくり活動の協働体制を確立するための働きかけを積極的に行います。
・地域保健活動推進のための人材確保及び育成を行います。
・効果的な健康づくり活動を進めるため、健康づくり活動の実践評価を行います。
(1)健康づくりの推進(ヘルシーピープルみえ・21の取組み)
1.総合(ネットワークの形成、人材育成)
平成17年度より開始した糖尿病予防研究会を中心に、地域、職域、学校分野の連携をとりながら健診体制、予防教室などの保健事業のあり方の検討や、医療提供体制の検討などを行い、糖尿病やメタボリックシンドロームの予防対策を推進できるシステムの構築を目指しました。
① 糖尿病予防研究会:生活習慣病の予防、糖尿病の予防及び早期発見・早期治療を支援する保健・医療・職域・学校等の協働体制の構築を目指し検討を行いました。
ア.全体会 年 4回 /委員数 35名
平成19年6月21日(木) 平成19年9月6日(木)
平成19年11月7日(水) 平成20年1月31日(木)開催
イ.部 会 年8回 /保健指導部会 8回
ウ.事業所訪問 20回
エ.関係機関との打合せ 23回
② 糖尿病予防教室:メタボリックシンドローム対策構築に向けての教室のあり方について検討を行い、モデル教室としてプログラムや評価について検討を行いました。
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日程 |
内容 |
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第1回 |
平成19年 10月下旬頃 |
個別面接 |
保健師と健診の結果をみて、生活習慣を見直しましょう。 |
第2回 |
平成19年 11月17日(土) 10:00~11:30 |
グループ学習 |
メタボリックシンドロームについて考えましょう。 医師からのお話です。 |
第3回 |
平成19年 12月2日(日) 9:30~11:30 |
グループ学習 |
食生活、運動について考えましょう。 |
第4回 |
平成20年 1月中旬頃 |
個別面接 |
栄養士と食生活について考えましょう。 |
第5回 |
平成20年 2月17日(日) 9:30~11:30 |
グループ学習 |
食生活、運動について考えましょう。 |
第6回 |
平成20年 3月中旬頃 |
個別面接 |
保健師と今後も継続してできる取り組みについて考えましょう。 |
教室対象者男女別年齢別状況 |
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40~49歳 |
50~59歳 |
60~64歳 |
計 |
特定健診・特定保健指導の実施に 向けての課題を出し検討を行いました。 |
男 |
6 |
8 |
18 |
32 |
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女 |
15 |
16 |
17 |
48 |
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計 |
21 |
24 |
35 |
80 |
③ 講演会:メタボリックシンドロームの啓発を中心に講演会を行いました。
5ヶ所 のべ164名参加
④ 健康で長生きするための環境整備推進事業:子どもから高齢者まで全ての人々が、健康でイキイキと暮らせる「健康なまちづくり」を目指して環境整備を行いました。
(ア) 推進会議(南が丘元気ネット)年2回開催
委員数15名・オブザーバー1名
(イ) 講演会等の実施
日 時 |
内 容 |
対 象 |
平成19年 10月30日(火) 13:45~15:30 (5.6限目) |
食育出前講座 手作りチーズを作ってみよう! ビデオ学習講師 雪印乳業株式会社中部支店食育チーム |
南が丘小学校5年生160人
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平成20年 2月 1日(金) 11:35~12:20 |
生活習慣病予防講演会 講演「家庭で取り組む生活習慣病予防」 講師 熱田小児科クリニック 熱田裕 院長 |
南が丘小学校保護者と 地域住民約60人
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平成19年 8月25日(土) 15:30~20:00
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南が丘ふれあいまつりにおける健康コーナー こどもから高齢者の地域住民3,000人が参加する「南が丘ふれあいまつり」において、体脂肪測定や握力測定、メタボ予防DVD放映を実施。 |
体脂肪測定約100名、 握力測定 約100名
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(2)たばこ・アルコール)
1)啓発事業
① 住民への啓発
健康まつり等でたばこクイズ、スモーカライザーによる呼気中CO濃度の測定を実施し喫煙防止情報を、またアルコールの体質チェックを行い体質別にアドバイス等知識の啓発を行いました。
「世界禁煙デー」には津新町駅前にて、禁煙週間にはスーパーで喫煙防止を呼びかけました。
ア.【禁煙デー】
世界禁煙デー 平成19年5月31日(木) 近鉄津新町駅前
禁煙啓発グッズの配布
2,000名
禁煙週間 平成19年5月31日(木)~6月10日(日)
市内3ヶ所のスーパーで1,550名に禁煙啓発グッズの配布
未成年者喫煙防止キャンペーン
平成19年11月9日(金)近鉄津駅前においてチラシの配布
イ.【健康まつり】
津まつり 平成19年10月7日(日)
アルコール啓発パンフレットの配布とパッチテスト
たばこ啓発パンフレットの配布
呼気CO濃度測定
たばこクイズの実施
津市はつらつフェスタ 平成19年10月21日(日)
津市美杉総合支所下之川出張所にて
アルコール啓発パンフレットの配布とパッチテスト
たばこ啓発パンフレットの配布、パネルの展示
② 職域への啓発
開催日:平成19年5月28日(月)
対 象:三重県建設労働組合津支部 組合員 参加15名
内 容:講演 「たばこと健康」
呼気CO濃度測定
エタノールパッチテストによる飲酒体質テスト
③ 教育現場等への情報提供
教育現場・企業等における喫煙防止教育のため、パネルやスモーカライザーの貸し出しを行いました。(4事業者)
2)禁煙支援
① 保健師の研修
津市の保健師を対象に喫煙防止対策の研修会を開催しました。
平成19年7月9日(月) 津市中央保健センターにて 保健師12名参加
② 禁煙希望者への個別サポート
健康応援団(禁煙)サポートとして津中央保健センターで実施、5名が参加しました。
3.こころの健康づくり
1)精神保健福祉研修・リスナー継続研修
開 催 日 時 |
内 容 |
人数 |
開催場所 |
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平成19年 5月21日(月) |
講義「精神保健福祉総論」 講師 障害福祉室 |
38 |
県津庁舎 |
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平成19年 6月11日(月) |
講義「基礎知識の理解」 「専門知識の理解」 「メンタルヘルス技法の知識と体験Ⅰ」 講師 こころの健康センター 津保健福祉事務所 |
106 |
県津庁舎 |
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平成19年 6月25日(月) |
講義「専門知識の理解」 講師 こころの健康センター |
65 |
県津庁舎 |
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平成19年 7月 9日(月) |
講義「疾患の理解と対応」 講師 こころの健康センター |
69 |
県津庁舎 |
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平成19年 7月23日(月) |
講義 積極的傾聴の知識と体験 講師 前田 隆司 |
41 |
県津庁舎 |
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平成19年 8月 8日(水) |
講義「メンタルヘルス技法の知識と体験Ⅲ」 講師 小林 展子 |
38 |
県津庁舎 |
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平成19年 9月28日(金) |
講義「メンタルヘルス技法の知識と体験Ⅱ」 講師 山口 節子 |
27 |
県津庁舎 |
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平成19年10月12日(金) |
精神障がい者等ソーシャルワーク技術 |
20 |
県津庁舎 |
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平成19年10月30日(火) |
職場復帰サポート 講師 伊藤 雅之 |
41 |
県津庁舎 |
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平成19年11月 8日(木) |
関連施設実習 |
12 |
各所で実施 |
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メンタルヘルス健康教育の実践 |
7 |
個々に実施 |
2)こころの健康づくり研修会
開催日時 |
内 容 |
対象 |
人数 |
場 所 |
主 催 |
平成19年 7月26日(木) |
高齢者のメンタルヘルス 津保健福祉事務所 保健師 |
一般 |
5 |
津医療生活協同組合 |
津医療生活協同組合 |
平成19年10月16日(火) |
母のメンタルヘルスと育児支援について 津保健福祉事務所 保健師 |
小児 科医 |
31 |
津地区 医師会 |
津地区 医師会 |
平成19年12月 7日(金) |
高齢者のこころの健康 津保健福祉事務所 保健師 |
一般 |
31 |
久居 社会福祉 協議会 |
久居 社会福祉 協議会 |
平成20年 2月 5日(火) |
「うつ傾向な人、引きこもりがちな人へのリスニング」 津保健福祉事務所 保健師 |
ヘルパー |
16 |
三重県 社会福祉 協議会 |
三重県 社会福祉協議会 |
平成20年 2月 8日(金) |
職場のメンタルヘルス法 津保健福祉事務所 保健師 |
自衛隊職員 |
106 |
白山 分屯基地 |
白山 分屯基地 |
平成20年 3月13日(木) |
高齢者の健康について 津保健福祉事務所 保健師 |
会員 |
27 |
三重県 教育文化 会館 |
シルバー人材センター |
3)こころの危機管理研修会
開催日時 |
内 容 |
対象 |
人数 |
主 催 |
平成19年11月 9日(金) 平成19年11月12日(月) 平成19年12月 4日(火) |
災害看護 津保健福祉事務所 保健師 |
保健師 |
延べ 50 |
津市保健センター |
4)自殺予防
開催日時 |
内 容 |
対 象 |
人数 |
主 催 |
平成19年12月20日(木) |
アルコール関連問題と介入 精神科医師 猪野 亜朗 |
精神保健福祉 連絡協議会員 |
20 |
津保健福祉事務所 |
4.栄養・食生活
① 特定給食施設指導を通じた食環境づくり
特定の人に継続的に食事を提供する給食施設では、喫食者が健康的な食習慣を身につけ、より健康的な生活を送るために必要な知識を習得する良い機会です。各々の施設に応じ喫食者等に食事の献立や各種の媒体を活用するなどにより知識の普及に努めるよう指導助言しました。また、メタボリックシンドローム対策として、事業所給食への継続した指導を行い、働く世代への「家庭」を入り口に行ってきたこれまでの食の健康づくりを「働く場」へと転換し、特定給食施設等指導を通した栄養成分表示の促進、健康管理部門への啓発を強化しました。
特定給食施設指導 実施設数 89施設(うち事業所給食 7施設)
② ネットワークを活かした健康増進と生活習慣病予防
保健・医療・福祉・教育・産業など機能が異なる職域の管理栄養士等で構成するネットワークを生かし、住民の各ライフステージにおいて特定給食施設等の円滑な運営や地域の食生活上の問題に連携して取り組み、健康増進と生活習慣病予防を図りました。
(研修会) 平成19年12月11日(火) 参加者 57名
・講演 ・食事バランスガイドについて ・情報交換会
(調 査) 栄養士のいる入所施設対象に「非常災害時用備蓄食品に関するアンケート」を実施
回答率 81%(70/86施設)
(啓 発) 平成20年2月9日(土)~平成20年2月10日(日)
於:津保育所施設長連絡協議会主催保育園展
津市内公立・私立56保育所に通う園児及び保護者、保育園職員対象に「幼児期からの健康的な食生活の実践」について啓発
食育コーナーへの参加者 親子等300家族
(2) 保健師等研修・実習生指導
地域の保健福祉関係の人材育成のための、実習生を受入れ指導を行いました。
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学 校 名 |
学生数 |
グループ数 |
実習日数 |
看護学生 |
三重大学医学部看護学科 地域看護学実習Ⅰ |
8 |
2 |
20 |
三重大学医学部看護学科 基礎看護学実習Ⅲ |
1 |
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6 |
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三重県立看護大学 領域別看護実習(地域看護) |
2 |
1 |
10 |
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三重県立看護大学・卒業研究 |
1 |
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2 |
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栄養士 |
鈴鹿医療科学大学 |
4 |
2 |
10 |
椙山女学園大学 |
1 |
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名古屋学芸大学 |
3 |
|||
高校生 |
三重県立松阪高校 (スーパーサイエンスハイスクール事業) |
2 |
1 |
5 |
※ 医師臨床研修
三重中央医療センターより医師2名 延20日研修