食中毒の種類

 クドア食中毒について (平成23年6月17日から食中毒原因物質に指定) 

(指定の経緯)
 ここ数年、全国的に、食後数時間程度で一過性の嘔吐や下痢を呈し、軽症で終わる有症事例で、既知の病因物質が不検出、あるいは検出した病因物質と症状が合致せず、原因不明として処理された事例が報告されてきました。

 平成21年6月から平成23年3月までに、厚生労働省が全国調査を実施したところ、同様の症状で報告された事例は198件であり、提供メニューのうち生食用鮮魚介類が含まれていた事例は178件(90%)あり、ヒラメは135件(68%)と最も多い結果でした。 平成22年10月には、ヒラメを摂食した534名中113名が下痢、吐気、嘔吐等の症状を呈した病因物質不明の食中毒事件も報告されました。

 このような状況から、報告数が最も多いヒラメについて原因の検討、予防策について国立医薬品食品衛生研究所、国立感染症研究所等で研究を実施したところ、ヒラメ中の病因物質は、病原因子の網羅的ゲノム解析の結果、クドア属粘液胞子虫のKudoa(クドア) septempunctata(セプテンプンクタータ) が有意に多く存在することが判明したことなどにより、平成23年6月17日付け、食安発0617第3号、厚生労働省医薬食品局食品安全部長通知より、食中毒事例として取り扱うこととなりました。

 クドアとは)
 クドア属粘液胞子虫の Kudoa(クドア) septempunctata(セプテンプンクタータ)。

 魚の筋肉、主にヒラメに寄生する粘液胞子虫です。人の体内で成育することはありません。クドアが寄生したヒラメの刺身を食べた後、数時間程度で一過性の嘔吐や下痢を示しますが、軽症で終わる事例が多く報告されています。

 厚生労働省医薬食品局食品安全部資料 (参考)

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