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ダムのおいたち

雲出川は、奈良県との県境の高見山北部の三峰山(EL1,235m)に源を発し、伊勢湾に注ぐ流域面積550kuの一級河川である。流域の山林は戦前戦後無計画に濫伐されたため、ひとたび大雨が降ると下流はその都度氾濫してしばしば水害を被った。

とくに昭和28年の13号台風のときの洪水で下流は大被害を受けたので、この時の出水記録をもとに河川改修を進めていたその矢先、昭和34年の伊勢湾台風がこの地方を襲った。この時の洪水は前回をさらに大きく上回る記録的なもので抜本的な治水対策の必要にせまられた。

このため雲出川支川で局ヶ岳(EL1,029m)に源を発し流路延長25q、流域面積80kuの八手俣川に洪水調節機能をもつダムを造り、下流の建設省直轄雲出川改修計画とタイアップしてこの宿命的な水害を防止する計画をたて、併せて渇水期にには農業用水、上水道用水、工業用水に渇水補給ができるいわゆる多目的ダムの建設計画が誕生したのである。

昭和38年4月に調査事務所を開設してダム建設に必要な事前調査を行い建設工事は昭和40年4月から47年3月までの7ヶ年の歳月と約52億円の巨費を投じて君ヶ野ダムを完成したのである。

ダムの働き

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