(6月25日追記)
展示最終日の6月26日(水曜)は、17時で展示を終了させていただきます。どうかご了承ください。
---
三重県内の図書館では、東日本大震災以降、「東北を知ろう、東北へ行こう!」キャンペーン、写真家松原豊氏の「大槌町/2011夏・2012冬」展などにより、被災地を中心とした東北地方の情報を提供してきました。震災から2年が過ぎ、依然として多くの課題が残されていますが、一方で時間の経過とともに震災に対する危機意識の風化がはじまっています。
このたび、三重県立図書館では、震災発生直後に岩手県大槌町で撮影された「あの瞬間」の写真を中心とする写真展「リメンバー大槌」を開催します。この写真展は、大槌町で起きた災害を忘れないでほしいという思いから、東京の大槌町出身者の会である「ふるさと大槌会」により企画されたものです。
近い将来、南海トラフ地震の発生が確実視されている三重県にとって、大槌町での出来事は決して他人事ではありません。この展示を通じて、被災地の現在について改めて関心を寄せていただくとともに、本県の防災減災について考える機会になればと思います。
○写真展「リメンバー大槌」
・期間 平成25年6月1日(土曜)から6月26日(水曜)まで
開館時間 9時から19時まで
休館日 6月3日(月曜)、10日(月曜)、17日(月曜)、24日(月曜)
・会場 三重県立図書館 文学コーナー(2階)(津市一身田上津部田1234)
・主催 三重県立図書館
・共催 大槌町、ふるさと大槌会
○オープニングイベント 対談「逆境から発想する町」
大槌町の碇川豊町長と、日本の防災研究の第一人者である京都大学防災研究所の林春男教授をお迎えして対談を開催します。
・日時 平成25年6月1日(土曜)10時30分から12時まで(10時開場)
・場所 三重県立図書館 文学コーナー
・出演 碇川豊氏(大槌町長)、林春男氏(京都大学防災研究所教授)
・定員 100名(先着、事前申込み制)
・参加費 無料
・申込み
下記の方法にて入場を希望される方のお名前、電話番号をお知らせください。
三重県立図書館「対談」係
電話 059-233-1181
ファックス 059-233-1191
電子メール mie-lib@library.pref.mie.jp
窓口 三重県立図書館カウンター
ホームページ 専用の申込フォームから
(出演者について)
・碇川豊(いかりがわ・ゆたか)氏
1951年生まれ。岩手県大槌町長。1969年大槌町役場に入庁。水産商工課長、総務課長等を経て、2010
年退職。東日本大震災後の2011年8月に行われた町長選で初当選、現在にいたる。町の復興への取り組
みや、自らの思いを綴った初めての著書「希望の大槌」を3月に出版した。
・林春男(はやし・はるお)氏
1951年生まれ。京都大学防災研究所巨大災害研究センター長。災害発生時の人間行動学から復旧・復
興のあり方まで、幅広い視野で災害を見つめる。阪神・淡路大震災、東日本大震災等の復興計画に携わ
っている。著書に「災害のあと始末」、「組織の危機管理入門」など多数。