「第46回日本農業賞」において、木曽岬町で有限会社木曽岬農業センターを経営する古村精康(こむらせいこう)氏が大賞(農林水産大臣賞)を受賞しました。
1 日本農業賞とは
日本農業賞(主催:全国農業協同組合中央会、都道府県農業協同組合中央会と日本放送協会)は、意欲的に農業経営や技術の改善に取り組み、地域社会の発展にも貢献している個別経営や集団組織を表彰するもので、毎年開催されており、大賞(3点)、特別賞(1点)、優秀賞(2点)が授与されます。
2 受賞者
有限会社木曽岬農業センター 代表取締役社長 古村 精康(こむら せいこう)氏(木曽岬町)
3 功績概要
古村氏は、経営受託155ha、作業受託延べ350ha(耕起・代掻き作業100ha×4回、田植え100ha、刈り取り150haなどの作業面積の合計)を含む経営面積約520haの土地利用型農業を営んでおり、
・土づくりにこだわり、「安心・安全でおいしいお米を安価で提供する」をモットーに、収穫した米のほぼ全量を直接販売することで経営の安定化を図っている点
・優良な農地を次世代へ残すために依頼のある農地は可能な限り引き受けることで、年々受託面積を拡大している点
・最新のGPS搭載田植機やICTを活用した圃場管理などを積極的に導入しており、「かっこいい農業」を実現している点
・人材育成、労働条件に配慮し、木曽岬農業センターへの新規就業者の定着率が高い点
等が評価され、今回の受賞に至りました。
4 表彰式
日時:平成29年3月12日(日曜日)
場所:NHKホール(東京都渋谷区神南2-2-1)
5 その他
県内農業者の大賞受賞は、平成24年度の加藤勝也氏・美子氏(加藤牧場)の受賞以来、4年ぶりのことです。