第10回海洋立国推進功労者表彰について、本日、表彰式が開催され、全国で4名4団体が受賞した中で、本県関係では、農林水産省推薦の赤須賀漁業協同組合青壮年部研究会が受賞しました。
1 受賞の内容及び受賞団体
「海洋に関する顕著な功績」分野・「水産振興」部門
赤須賀漁業協同組合青壮年部研究会
2 功績概要
一時は絶滅の危機に瀕していた「桑名のハマグリ」を研究会による種苗放流や漁協全体の厳しい漁業規制、人工干潟造成等の効果により復活させた。
また、資源の回復により、地元を離れていた漁家子弟が赤須賀にUターンするなど、研究会のメンバーにも20代、30代の若手が増えて活動も活性化した。
さらに、復活した資源を守るため、密漁防止のパトロール活動を実施するとともに、資源復活への漁業者の努力を市民に理解してもらうため、干潟観察会や操業・漁場見学会等の啓発活動を展開した。
3 表彰式
本日(8月28日)、総理官邸大ホールにおいて実施され、4名4団体が表彰されました。
4 海洋立国推進功労者表彰とは
科学技術、水産、海事、自然環境など海洋に関する幅広い分野における普及啓発、学術・研究、産業振興等において顕著な功績を挙げた個人・団体を表彰するもので、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省及び環境省が内閣府総合海洋政策推進事務局の協力を得て平成20年から実施しているものです。
過去の県内表彰者としては、第3回表彰(平成22年度)において、海の博物館館長 石原義剛氏が、第8回表彰(平成27年度)において、鳥羽磯部漁業協同組合答志支所青壮年部及び志摩市が受賞しています。