三重県では新型コロナウイルス感染症の防止や通勤負担を軽減などの観点から、障がい者のテレワークによる就労促進に取り組んでいます。今年9月から参加企業と訓練生を募集していたところ、企業と訓練生のマッチングが整ったため、下記のとおり就労訓練を実施します。
1 目的
重度の身体障がいやコミュニケーションに障がいがあるなど、これまで働く希望を持ちながらも働く
ことが困難と考えられていた障がい者に対して、「Pepper(ソフトバンクロボティクス株式会社)」
や「OriHime(株式会社オリィ研究所)」などの分身ロボットやRPA(ロボティック・プロセス・
オートメイション※)技術をはじめ、様々なテレワーク技術を活用した障がい者雇用の新しい働き方
のモデルを構築し、県内企業や関係機関に発信することで、障がい者の特性や体力に応じて、就労が
可能となるような社会を実現することを目的としています。
※RPA(ロボティック・プロセス・オートメイション)とは、データ入力やアンケート集計などの単
純な定型業務を自動化する技術のこと。
2 実施期間(予定)
令和2年11月4日(水)から令和2年12月25日(金)まで
※訓練時間は訓練内容により異なりますが、1日あたり2時間~半日程度です。
※訓練内容により、日程が前後する場合があります。
3 参加する企業等(計11団体)
(県機関)
三重県総合博物館(MieMu) (津市)
(企業等)※50音順
特定非営利活動法人a trio(アトリオ) (津市)
株式会社アールビーサポート サービス付き高齢者向け住宅 安濃津ろまん (津市)
熊野小型運送株式会社 (和歌山県新宮市)
株式会社サンエイ工務店 (四日市市)
名張近鉄ガス株式会社 (名張市)
ネッツトヨタ三重株式会社 (津市)
株式会社百五銀行本店営業部 (津市)
フィットネスクラブポロッキー (和歌山県新宮市)
Man to Man Assist株式会社 (名古屋市)
株式会社三重農福支援センター (桑名市)
4 参加する訓練生(障がい者)(計22名)
特別支援学校高等部生徒 5名
(特別支援学校北勢きらら学園、城山特別支援学校、度会特別支援学校、特別支援学校東紀州くろしお
学園)
県内在住の障がい者 11名
県外(奈良県、愛知県)在住の障がい者 6名
5 訓練内容の例
(1)分身ロボット(PepperやOriHime)の遠隔操作による、接客または案内業務
(例)三重県総合博物館(津市)
実施期間:令和2年11月4日(水)から12月25日(金)までの平日(休館日を除く)
午前10時から12時及び午後2時から4時
設置場所:総合博物館 3階基本展示室受付付近
参加者:特別支援学校生徒、東紀州地域在住の身体障がい者及び精神障がい者 計3名
訓練内容:Pepper(ペッパー)を介した受付事務の補助(遠隔応答)
アルコール消毒、安心みえるLINEの利用促進等声掛けを行います。
(2)図表作成、紙媒体のデータベース化作業や生産管理等のRPA化業務
(例)株式会社サンエイ工務店(四日市市)
実施期間:令和2年11月2日(月)から12月25日(金)までの平日
午前9時から15時
参加者:愛知県在住の精神障がい者 2名
訓練内容:車両管理システムによる各車両の運転情報等の集計をRPA化し、業務を
効率化します。
6 取材対応
本事業に関する取材については、参加企業または訓練参加者に対して、事前に調整が必要な場合があ
るため、雇用対策課にご相談をお願いします。
各企業の訓練内容及び取材対応等につきましては、別紙をご覧ください。
7 その他
・分身ロボットを活用した就労訓練については、「ステップアップカフェだいだい食堂」において、
9月1日から10月30日まで実施しています。
・今後参加する企業及び訓練生が増える可能性があります。