新型コロナウイルスワクチンの接種によって感染予防や重症化リスクの低減等が期待される一方、接種の強制や接種していない人への差別的な扱いなどが懸念されています。
三重県教育委員会では、今後、12歳以上の児童生徒への接種の機会が確保されていくことをふまえ、ワクチンを接種する・しないに関わらず、誰もが安心して学校生活を過ごせるよう、児童生徒がワクチン接種について理解を深めるための学習指導資料を作成しました。
1 資料名
人権学習指導資料その3「知っておこう! 新型コロナワクチン接種に関すること」
2 特徴
・小学校高学年、中学校、高等学校及び特別支援学校小学部高学年、中学部、高等部での学習を想定
して作成しています。
・ワクチンを接種する・しないという一人ひとりの選択を尊重することや接種できない人の存在を認
識すること、無意識のうちに同調圧力になる発言をしてしまう可能性などをテーマに、学校の実情
に応じて短時間でも学習できる内容の展開例を示しています。
3 内容
<展開例①>
・ワクチンを接種する・しないという一人ひとりの選択は尊重されなければならないことを確認する
とともに、まわりの人の言動が選択に影響を与えることに気づく
<展開例②>
・接種する・しないに関わらず、誰もが安心して過ごすことができる関わり方や態度、接種しない
人やできない人の不安等をふまえた接し方について考える
<展開例③>
・接種に関する言動が同調圧力につながったり、接種を推奨する発言が接種しない人やできない人
などを疎外するようなメッセージになったりすることに気づき、不適切な言動の問題性を指摘す
る方法等を考える
4 配付先
三重県内すべての小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校