平成31年1月31日に児童相談センターが公告した一般競争入札「平成31年度~平成33年度北勢児童相談所清掃業務委託」において、事務処理誤りにより入札を取止めました。
1 入札の概要
(1)案件名:平成31年度~平成33年度北勢児童相談所清掃業務委託
(2)内容:北勢児童相談所の清掃業務及び一般廃棄物の処理等の業務委託
(3)公告日:平成31年1月31日(木)
(4)質疑締切日時:公告日から平成31年2月6日(水)10時まで
(5)開札日:平成31年2月18日(月)16時30分
2 事務処理誤りの概要
事務処理誤りは、大きく以下の4点です。
(1)質疑への対応(2月6日)
① 入札にかかる質疑は、締切日時までに電子入札システムのみで受け付けるところ、電話での問
い合わせに口頭で回答してしまった。
② また、その際、落札資格に係る誤った回答をしてしまった。
(2)入札参加者への情報提供(2月19日)
落札決定していない段階で、落札候補者名を公表すべきではないところ、他の入札参加者からの電話
での問い合わせに、落札候補者名を伝えてしまった。
(3)入札の取止め(2月19日)
① 開札日に落札候補者を決定したが、当該候補者の落札資格が確認できなかった。そのような場
合は、当該候補者の入札書を無効として取り扱い、二番札の資格が確認できれば、その者を落札候
補者とする方法もあった。しかし、入札を取止めてしまった。
② また、入札の取止め理由を「入札事務に誤りがあったため」とすべきところ、「仕様書を見直
す必要があるため」としてしまった。
(4)再公告の入札内容の公表(2月19日)
公平性を欠くため、入札内容を公告前に公表してはいけないところ、入札取止めの連絡とともに、再
公告する予定にしていた入札内容を、今回の入札参加者に伝えてしまった。(この時点で再公告はして
いません。)
3 経緯
2月19日に入札を取止めた後、今回の経緯について、児童相談センター、子育て支援課及び子ども・
福祉総務課において事実関係の整理を行い、2月28日に、入札参加者へ謝罪と経緯の説明を行いまし
た。その後、入札内容を改めて精査して、3月12日に当該入札の再公告を行いました。
4 原因
担当者が、公告した調達説明書の内容を十分理解しないまま入札事務を進めたこと、開札後、落札資格
に係る誤りに気付いた際、所属内で十分な検討を行わず、拙速に入札取止めという判断をしたことによ
り、この事態が発生しました。
5 再発防止策
当該事務に携わる職員が、会計事務研修を受講し入札事務の習熟度を高めます。
また、今回の案件を題材にしたコンプライアンス・ミーティングを実施し、事例を共有、検討し再発防
止に取り組みます。