2003(平成15) 年度 当初予算 基本事業目的評価表

基本事業名66004 行政経営品質向上活動
評価者所属総務局行政システム改革チーム職名マネージャー氏名加藤敦央
電話番号059-224-2231メールkatoua00@pref.mie.jp
評価年月日2002年11月7日
政策・事業体系上の位置づけ
政策:計画を実現するための行政運営
施策:660 効率的で効果的な組織・体制づくり
施策の数値目標:職員の仕事に対する満足度
基本事業の目的【誰、何が(対象)】
県庁組織が
【抱えている課題やニーズ】
行政経営品質向上活動に対する本質的な理解のため、マネジメント層を中心に、職員への普及・啓発・浸透を図る必要とともに、改善活動への取組みにまで至る仕組みが不十分であり、大きな課題である。
という状態を
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】
行政経営品質向上活動に取組むことにより、県民が満足する行政サービスをより効率的に提供するための継続的改善が行われるとともに、職員も働きがいがあるようになっている。
という状態にします。
その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的(2010年度のめざす姿))
県行政の役割を明確化し、分権時代にふさわしい政策形成能力の向上や行政運営の透明性の確保に取り組むとともに、より質の高いサービスを効率的に提供するため、組織機構の継続的な見直しに取り組みます。 また、住民サービスの向上と、事務処理の効率化に努めるとともに、従来の枠組や慣行にとらわれることなく、職員の意欲や能力が生かせる職場づくりを進めます。

数値目標に関する説明・留意事項住民満足を向上するための行政のしくみの改善度合いを示しています。行政経営品質における評点レベルはAAAからDまでの10段階に分かれており、Aレベルは経営品質改善と組織革新への取組が多くの領域で展開され、その成果として多くの領域で良好な結果が見られるレベルです。
2003年度 マネジメント参考指標の実績
 種類マネジメント参考指標数値目標の困難度達成度/5点
事業量認定アセッサー養成数十分達成可能な目標
協働度アセッサー会議の開催回数挑戦的な目標
<参考>マネジメント参考指標の種類
事業量(必置)=主要な活動に関する参考指標(アウトプットなど)
協働度(必置)=対象者や他団体等との連携・協働に関する参考指標(意見反映件数等)
比 較(任意)=他団体等との比較に関する参考指標(全国順位など)
副次的(任意)=間接的・副次的な効果や成果に関する参考指標(アウトカムなど)
2003年度 マネジメント参考指標に関する説明・留意事項1行政経営品質向上活動の中心的な推進者として認定アセッサーの資格取得者数(県庁全体数)です。2県庁全体の認定アセッサーによる、情報交換、実践活動の取組みのための中心的位置付けとなるアセッサー会議の開催数です。
基本事業の評価
2002年度の取組内容成果の達成見込み
概ね順調
これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること
継続的な改善活動に取組むため、行政経営品質向上活動の考え方を管理職層を中心に浸透、普及させる各種研修を行うとともに、部局、県民局でのセルフアセスメント(自己評価)を進めるための人材育成(セルフアセッサーの養成)と情報共有、改善活動を進める庁内組織としてのアセッサー会議を毎月開催するとともに部局、県民局のセルフアセスメントを昨年までの年度末から秋の実施に変更し、経営資源への配分に反映されるようプロセスを見直しました。また、前年度に実施した全庁版のアセスメント外部評価結果を受け、その改善項目について、アセッサー会議メンバーからのワーキンググループを中心に改善活動に取組みます。さらに、ベストプラクティスを導入するためのベンチマーキングの取組みが、各部局、各県民局全体で70テーマについて行われています。
翌年度移行に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること
行政経営品質向上活動は、職員一人ひとりが認識し、いかに改善のための実践活動に取組むかが最大の課題である。ベンチマーキング活動は、取組みに対する各部局のマネジメント力をいかに高めるかと実践活動を進める上での、よきアドバイザーとなる県庁全体でのベンチマーキングの知識、実践経験のある者のネットワーク構築が課題である。
基本事業の展開
2003年度 施策から見たこの基本事業の取組方向
基本事業間の戦略での位置づけ
注力総括マネージャーの方針・指示改革方向
活動を全庁的に展開し、組織の強みを伸ばし弱みを改善する活動に繋げること改善する
<参考>注力:取組への思い入れや経営資源投入など施策の中での力の入れ具合
↑=相対的に力を入れて取り組んでいく
→=従来どおりの力の入れ具合で取り組んでいく
↓=相対的に力の入れ具合を抑えていく
2003年度の取組方向行政経営品質にかかる専門研修を受講したアセッサー(各部・県民局に各2名配置)と総括マネージャーによる全庁を網羅するアセッサー会議を中心に部局・県民局間の相互評価を実施し、全庁、各部局の情報共有、改善活動を実施するとともに、幹部職員の内特にマネージャー級職員への実践活動に結びつく研修や一般職員に対する知識普及・浸透研修を実施します。 また、職員の改善に向けた実践活動の取組みがさらに広がりをもつために、ベストプラクティスを導入するためのベンチマーキングの経験者による人的ネットワークの構築や成功事例の共有・活用に取り組みます。
総合行政の視点からの取組毎月開催するアセッサー会議での情報共有、課題共有を通じて、各部局、各県民局のセルフアセスメントによる改善活動を支援するとともに、全庁的な改善項目については、アセッサー会議メンバーが参加するワーキンググループで改善活動の取組みを進めます。
2003年度 構成する事務事業と事務事業間の戦略(注力、改革方向)      (要求額:千円、所要時間:時間)
基本事業名 要求額 対前年 所要時間 対前年 注力 改革方向 貢献度合 効果発現時期
事業概要 マネージャーの方針・指示
A 行政経営品質向上事業費35,759-10,7863,800-1,000 改善する 直接的 中期的
顧客である県民から見た価値の高い行政経営の実現を図るため、行政経営評価基準に基づいた評価を実施し、その結果を踏まえ改善をすすめます。改善活動に軸足を置いた取組みの強化を図ること。
B ベンチマーキング支援事業4,057-1,043950-1,850 改善する 直接的 即効的
官民を問わず最も優れた組織のベスト・プラクティスを学び、県民満足度の高い行政サービスを提供する。ベンチマーキング活動を通じて、課題解決型の「学習する組織」の文化を創り出す。課題解決型の「学習する組織」となるよう各部局、各県民局主体でベンチマーキング活動に取組むよう質の充実も含めて適切なサポートを行うこと。
<参考> 貢献度合:直接的=基本事業の目的達成などに直接関連・影響する
間接的=基本事業の目的達成などへの関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い
考慮外=基本事業の成果への関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い
<参考> 効果発現時期:即効性=基本事業の目的達成などに2年以下で効果を出す
中期的=基本事業の目的達成などに概ね3年〜5年で効果を出す
長期的=基本事業の目的達成などに概ね6年以上で効果を出す
休廃止する事務事業
事務事業理由2002年度予算額(千円)2002年度所要時間(時間)