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2003(平成15)年度 当初予算 施策目的評価表

2003(平成15)年度 当初予算

施策目的評価表

施策名

312 生物の多様性の確保

評価者

人と自然の環境共生チーム 総括マネージャー 佐藤清

評価年月日

02/11/15 17:41:01

059-224-2372 satouk00@pref.mie.jp

施策の目標(2010年度にめざす姿)

人間の生存基盤である生態系への配慮が進み、多様な野生生物の生育・生息環境が保全、創出され、生物の多様性が保たれています。

施策の数値目標及びコスト

施策の数値目標に関する説明・留意事項

陸域においては天然生林の面積(育成復層面積を含む)、海域においては沿岸の漁獲種類数で海・山の生物の多様性を示すこととし、二つの数値(%)の合計で表示します(基準年(1999年度)=100%)。

2002年度の実績値は、2002年10月現在の見込み値です。

2002年度の取組内容

【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】

みえの自然環境調査などにより野生動植物の分布・生息状況を把握しました。また、県民の自然に対する関心を高めるため、「地域で守りたい自然・野生動植物」について公募し、ホームページに掲載しました。

公共事業など各種開発事業における貴重、希少な野生動植物の保護のため、事業者に対して、希少種の生息や生態についての情報を提供するとともに、希少種の保護について指導を行っています。

また、第9次鳥獣保護事業計画に基づく、鳥獣保護区等の設定を着実に進めるとともに、鳥獣の増殖対策、傷病鳥獣の保護対策、狩猟者登録や指導を的確に遂行しています。

特に、ニホンザルについては、市町村、地域住民との連携のもとに、電波発信機の装着による行動域の把握や里から奥山への追い上げなどを実施しています。

【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】

県民の自然環境、野生動植物の保護に対する意識は高まっており、公共事業など各種開発事業に対しては、さらに厳しい目が向けられています。このため、貴重、希少な野生動植物の保護に対する、開発時におけるより一層の配慮について、事業者や県民の理解と協力が重要です。

また、ニホンザルやシカなど野生鳥獣による農林水産業への被害対策については、科学的な知見に基づく対策が必要です。

2002年度における構成する基本事業の成果達成見込み

基本事業名

担当チーム

成果達成見込み

戦略上の位置づけ

注力

改革方向

A 31201 地域の貴重、希少な野生生物の保全

環境部人と自然の環境共生チーム

概ね順調

現状維持

2003年度の取組方向

野生鳥獣共存確保事業など既存の事業に加え、「三重県自然環境保全条例」に基づく生物多様性の確保を図るため、保護すべき希少な野生動植物を明らかにし、野生動植物の保護や移入野生動植物の問題に対する県民への啓発を進めます。

また、ニホンザルやシカなどの野生鳥獣については、生息密度などのより詳細なデータを把握するなど、科学的な知見に基づく野生鳥獣の調査を踏まえた保護管理対策を進めます。

2003年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向)

基本事業名

担当チーム

注力

総括マネージャーの方針・指示

基本事業の数値目標

目標値

達成状況

改革方向

実績値

A 31201 地域の貴重、希少な野生生物の保全

環境部人と自然の環境共生チーム

新しい「自然環境保全条例」の的確な運用による貴重・希少な野生動植物の保護を行うとともに第9次鳥獣保護事業計画に基づいた野生鳥獣の適正な保護管理対策を行うこと

地域の貴重、希少な野生生物の登録種の数

-

改善する

 

主な事業

1 猟政費【基本事業名 31201 地域の貴重、希少な野生生物の保全】

当初予算額: 18,545(千円)

事業概要:適正な狩猟や自然環境保全行政を推進するために、野生鳥獣の保護を図るための鳥獣保護員を配置したり、的確な狩猟の取り締まりや指導、狩猟免許の更新時

講習などを行ないます。

2 生物多様性確保事業費【基本事業名 31201 地域の貴重、希少な野生生物の保全】

当初予算額: 16,202(千円)

事業概要: 自然や野生動植物を保護・保全しようとする県民、自然に触れて活動する県民の要請に応えるためにも、生物の多様性や生態系の保全を確保するため、自然観察指導員の養成、野生生物保護専門アドバイザーの活用、鳥獣保護区等の設定、特定鳥獣との共生確保事業などの諸施策を展開する。


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