A (重)中核的交流施設整備事業 (東紀州対策室) | ●東紀州地域(紀南)が、地域資源の有効活用や中核的な交流施設の整備によるその諸機能により、交流人口の増加や地域産業の振興等を図ります。 | 285,755 | ●「紀南地域の振興策」提言(平成15年2月)に基づき、県として地域の集客交流の拠点となる施設整備を進めることとしました。 ●平成17年10月に県基本構想をとりまとめました。 ●県基本構想に基づき施設を整備運営する民間事業者を選定するため、事業者選定委員会を設置し、平成18年1月から事業者募集を開始しました。 ●平成18年7月31日までに11事業者から応募があり、事業者選定委員会において第一次審査、第二次審査を行い、平成19年2月に選定結果を公表しました。県としては、平成19年3月に全体事業計画の承認を行い、補助事業者を決定しました。 ●補助事業者は平成19年度から中核的交流施設の施設整備に取り組み、「里創人 熊野倶楽部」として平成21年7月17日グランドオープンし、施設運営を開始しました。 ●平成21年度の宿泊者数は、7,995人でした。 ●宿泊、飲食、物販をはじめ地域資源を活用した体験メニューの提供や地域産品の活用等に地域と連携しながら取り組んでいます。 ●地域との自主的、主体的な取組を促進するため、地域住民をメンバーとする「熊野倶楽部の会」が活動しています。 ●熊野倶楽部の会が主催となり、「いろは展」を7月17日〜19日(6,000人集客)と12月4・5日(5,000人集客)に実施しました。 | |
B (舞)世界遺産熊野古道対策推進事業 (東紀州対策室) | ●熊野古道の世界遺産登録を契機として、地域住民、事業者、行政など多様な主体が、熊野古道の保全と活用に積極的に取り組むことにより、東紀州地域の活性化を促します。また、熊野古道を多様な手段を通じて、県内外に情報発信することにより、多くの人々が熊野古道を訪れ、地元の人々との交流が生まれるきっかけをつくり、地域に経済効果をもたらすことを目的とします。 | 14,480 | ●熊野古道に関する様々な活動を行う関係者が一堂に会し、熊野古道協働会議を開催し、熊野古道の保全と活用に関する課題や今後の取組の方向性について、意見交換を行いました。 ●熊野古道の価値などを後世に伝えていくため、熊野古道や熊野古道を育み守ってきた自然、暮らしなどを簡潔にまとめたテーマ別冊子を、三重県立熊野古道センター監修のもと、今年度、3種類を、5000部ずつ作成しました。今後は、東紀州地域内の小学校等に配布していきます。 ●和歌山県、奈良県と広域連携して、「吉野・高野・熊野の国」を建国し、ポスター・マップの作成やDVDの制作をし、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」をPRしました。 ●4社で4名の長期インターンシップが成立し、若者ならではの斬新な発想で、新商品の開発・販売の促進に取り組みました。 | |
C (重)熊野古道センター運営事業 (東紀州振興プロジェクト) | ●熊野古道およびその周辺地域の自然、歴史、文化等の魅力を全国に発信する熊野古道センターにおいて、センターが担う機能である情報発信機能、情報収集・集積機能および地域内外の人びととの交流機能を生かした様々な取組を実施し、東紀州地域への来訪者の増加、地域資源の発掘、有効活用などに繋げることにより、東紀州地域が活力ある地域となることをめざします。 | 71,189 | ●取 組 熊野古道センターの管理運営については、指定管理者制度を導入し、平成18年11月1日より特定非営利活動法人熊野古道自然・歴史・文化ネットワークに管理委託しています。 また、22年度は指定管理者において、県、市、地域住民、関係団体などと連携をはかりながら、次のような取組を行いました。 ・熊野古道およびその周辺地域の自然、歴史、文化などの情報の発信 ・地域資源の収集や集積とともに、さまざまな活動団体などとの交流の充実 ●結 果 熊野古道など東紀州地域の資源を生かした様々な取組により、目標値に対し、以下のような実績を残しました。また、こうした取組の結果、県内外から115,876人(前年比5.2%の増)の方々の来館があり、東紀州地域への集客交流の促進に繋がりました。 成果指標では、施設稼働率が目標50%→実績62%(41%※会議室等の内部利用を除いた値)、事業参加者数が目標65,000人→実績91,626人、東紀州地域を舞台にした交流イベントが目標5回→実績43回、講演会、講習会、体験学習等が目標80回→実績114回、企画展開催数目標6回→実績8回、情報誌の発行が目標4回→実績4回、PRポスターの作成が目標 6回→実績9回、国内外の世界遺産登録地等との連携が目標1回→実績1回、学校連携が目標10校→11校、来館者満足度が目標90%→実績98% | |
D (舞)熊野古道伊勢路を結ぶしくみづくり事業 (東紀州対策室) | ●熊野古道伊勢路の来訪者が、安全・安心に、楽しみながら熊野古道伊勢路を連続して歩くことができるように環境整備を行うことによって、「道」の世界遺産としての特徴を生かすとともに、熊野古道伊勢路沿線の地域が、来訪者と地域の人たちとの交流による「文化的景観」を生かした地域づくりを行うための舞台づくりを行います。 | 4,642 | ●熊野古道及びその周辺地域を活用して、自然・歴史をテーマとした「熊野古道テーマ別ウォーク」を4回実施し、熊野古道伊勢路及びその周辺地域の魅力の発信をしました。 ●熊野古道の価値や魅力を地域の人々が自ら紹介していく「熊野古道まちなか案内所」を、東紀州地域市町ごとにそれぞれ1ヶ所ずつ、5ヶ所設置しました。 | |
E (重)熊野古道シャトルバスの活用による熊野古道の魅力増進事業(再掲) (観光・交流室) | 遠隔地等からの主要玄関口となる名古屋とすべての熊野古道の登り口、拠点施設となる熊野古道センター等を結ぶシャトルバスを地域と共同運行することで、旅行者の利便性を確保するとともに、シャトルバスを活用した観光商品を地域と協働して造成し、観光客の誘客をはかります。 | 13,199 | シャトルバスを東紀州関係市町(尾鷲市、熊野市、紀北町)と協力して運行しました。また、シャトルバスのさらなる活用促進のため、関係市町等との定期的な協議を行いました。 シャトルバスは、平成22年度は4,301人(対前年度比78%)の利用があり、シャトルバスを利用した旅行商品(語り部と歩くプラン、おわせ海・山ツーデーウオークセットプラン他)の造成とも相まって、熊野古道へのアクセス手段の一つとして定着しつつあります。 | |
F 世界遺産熊野古道保存管理費(再掲) (社会教育・文化財保護室) | 熊野古道(伊勢路)を中心とした文化遺産が、文化庁や奈良県・和歌山県及び三重県の関係市町などとの連携のもとで、適切な保護の推進や県民への啓発・学習の場を設けることにより、地域の誇りとして県民自身による保存と活用が図られるような状態をめざします。 | 866 | ・世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の保存管理にかかる協議を文化庁、和歌山県、奈良県、県内関係市町、事業者等と行った結果、構成資産の著しいき損等の事象は発生しませんでした。 ・世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」三県協議会連絡会議を開催しました(大阪府大阪市)。 ・三重県世界遺産保全推進協議会幹事会を開催しました。 ・ユネスコ世界遺産委員会に提出が義務付けられている「定期報告」を文化庁の指導の下、和歌山県、奈良県、県内関係市町と協働して作成しました。 ・「世界遺産セミナー熊野古道と文化的景観」を2回開催しました。 | |