みえ県議会だより153
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三重県議会詳細は http://www.pref.mie.lg.jp/KENGIKAI/をご覧ください。4次回の発行は、平成29年(2017年)4月1日(土)です。みえ県議会だよりは、年7回(4、5、7、8、10、12、2月の各月1日)発行します。 子どもの貧困対策(雇用、福祉、教育など)について調査します。【県外調査の状況】10月20日〜21日実施 子どもの貧困対策の先進事例について、東京都内で調査を行いました。 NPO法人「ブリッジフォースマイル」では、児童養護施設から社会へ巣立つ子どもたちの自立支援の具体的取り組みについて、大学等と連携して全国調査や国への政策提言等を行っている公益財団法人「あすのば」では、研究データ等に基づく子どもの貧困対策について調査・意見交換を行いました。 また、「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が成立する以前から、区独自で取り組みを進めてきた荒川区では、これまでの成果や今後の課題について調査しました。 11月9日に、四日市都ホテルで「第8回全国自治体議会改革推進シンポジウム」を三重県議会の主催で行いました。 今年度は、平成18年に三重県議会で議会基本条例が制定されて10年の節目の年であることから、テーマを「議会基本条例が開く議会の未来」とし、条例の制定を契機に議会がどのように活性化され、今後どのように展開するのかなど、具体的な事例を交えながら議論を深めました。 当日は、全国の64自治体議会などから、253人の方にご参加いただきました。はじめに、東京大学大学院の金井利之教授に基調講演をいただいた後、同志社大学大学院の新川達郎教授をコーディネーターとして、金井教授、会津若松市議会の目黒章三郎議長、由布市議会の小林華弥子議員、三重県議会議会改革推進会議の三谷哲央会長によるパネルディスカッションと意見交換を行い、参加者との交流・連携を深めました。子どもの貧困対策調査特別委員会第8回全国自治体議会改革推進シンポジウム 11月15日、東京都で「第16回都道府県議会議員研究交流大会」が開催されました。これは全国の都道府県議会議員が集まり、共通する政策課題などについての情報・意見交換を行うもので、本県からも10人の議員が参加しました。 最初に、「地方議会人の挑戦〜変化する首長と議会改革の成果〜」をテーマに、中邨章明治大学名誉教授から基調講演がありました。 その後、「議会の透明性の確保」、「議会の政策立案機能の強化」などの5つのテーマの分科会に分かれ、先進事例の発表や意見交換が行われました。第16回都道府県議会議員研究交流大会お知らせ 県議会をより身近に感じていただき、将来の住民自治を担う県民としての意識を育んでいただくことを目的に、「みえ県議会出前講座」を実施しています。 平成28年度は7月に県立飯野高等学校、11月に熊野市立飛鳥中学校で出前講座を行いました。講座では、県議会の役割と仕組みのほか、有権者として議員を選ぶことの大切さなどを説明しました。 講座を受けた生徒からは、「議員の仕事を知ることができて良かった」「18歳になったらしっかり考えて、任せられる人に投票したいと思う」といったご感想をいただきました。 みえ県議会出前講座は、学校からの申し込みを受けて実施しています。ご希望の方は議会事務局までお問い合わせください。みえ県議会出前講座 サミットを契機とした地域の総合力向上について調査します。【県内調査の状況】10月20日実施 ポストサミット事業の取り組み状況等について、伊勢市・鳥羽市・志摩市から聴き取り調査を行いました。 「広域的に連携し、インバウンド(訪日外国人旅行)に力を入れていきたい」、「サミットで知名度が高まった影響により、移住相談やふるさと納税の件数が伸びている」等サミット後の状況について説明を受けた後、質疑応答を行いました。 委員からは、サミット後の情報発信に関する県への要望、サミットで得られた観光データの活用等について、質問や意見が出されました。サミットを契機とした地域の総合力向上調査特別委員会 県議会議員の選挙区・定数について調査します。【県内調査の状況】11月4日実施 県議会議員の選挙区および定数について、平成26年5月の条例改正により、定数等が変更となった地域の市町長、議長等との意見交換のため、午前は尾鷲市、午後は伊勢市の会場で県内調査を実施しました。 出席者からは、「一票の格差是正のため、面積が広く人口減少が進み、課題の多い南部の地域ばかり議員の数が減ることについて考慮してほしい」との意見が出されたほか、「地域として現在の議員数を残してほしい思いはあるが、改正した条例に基づくべきである」等の意見が出されました。選挙区調査特別委員会特別委員会の活動状況各特別委員会の県内・県外調査の状況をご紹介します。尾鷲市での調査かな い としゆき 県政を取り巻く諸課題等の中から、学習の機会を設け、更に見識を深めるため、11月25日に第2回三重県議会議員勉強会を開催しました。今回は、「手話の普及をめぐる現状と課題」をテーマとし、群馬大学の金澤貴之教授を講師にお招きしました。 金澤教授は、聴覚障がいのある学生への支援や手話の導入などを研究されており、群馬県での手話言語条例の制定などに尽力されました。講演では、これらのご経験を踏まえながら、手話に関する施策のポイントをお話しいただきました。 施策のポイントとして、医療機関への啓発や教員の研修を進めること、タブレットなどを活用して遠隔手話通訳などを進めることが大切であると指摘されました。また、聴覚障がい者は、緊急時の情報に取り残されやすく、音声以外の避難情報の提供などを進めるべきであると指摘されました。 県議会では、議会活動計画の取り組みの一つとして、専門的知識を有する外部有識者等を招いた議員勉強会を開催しています。平成28年度第2回三重県議会議員勉強会●自治功労者表彰 平成28年11月21日の本会議で、永年にわたる県政への功労に対し、全国都道府県議会議長会の自治功労者表彰が議長から伝達されました。   自治功労者表彰(在職10年以上)  津田 健児 議員●会派の名称変更 平成28年12月9日付けで、次のとおり会派の名称が変更されました。  (旧)草の根運動みえ  (新)草の根運動いがにいかわたつろうめぐろしょうざぶろうこばやし か や こみたにてつ お講師から手話を学ぶ議員基調講演の様子飛鳥中学校での出前講座の様子かなざわたかゆきなかむらあきら志摩市での調査東京都荒川区での調査※次号から、発行日が第1日曜日から1日に変わります(新聞折込はこれまでどおり第1日曜日です)。

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