みえ県議会だより157
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伊勢音頭など地域の宝を活用した教育を中川 正美 議員自民党伊勢市選出 外見からはわからない、義足を使用している人や自閉症、内部障がいのある方などが周囲の配慮や援助を必要としていることを知らせるヘルプマークは全国的にも普及が進んでいます。東京都においては東日本大震災で帰宅できない障がい者が続出したことをきっかけにヘルプマークを掲載したヘルプカードが導入されました。県においてもその普及を検討いただきたいと思いますが、いかがですか。 ヘルプマークは支援を必要とする方への気づきや、思いやりを持った行動を促進することにもつながるなど意義のあるものと考えます。この取り組みが全国的に広がってきている現状や国の動きもふまえ、導入に向けて関係団体や市町の意見も聞きながら、具体的な手法について検討していきます。その他の質問事項○教員の働き方改革の推進について○県営住宅の入居率向上と持続可能なコミュニティーの形成に向けて問問 伊勢音頭は江戸時代、伊勢参りの流行とともに発展し、今でも全国の各地域で歌い継がれています。伊勢志摩サミットの配偶者プログラムでは子どもたちが伊勢音頭を披露し大盛況となりました。伊勢音頭は地域の宝の一例ですが、将来地域を担っていく子どもたちが地域の宝を活用して郷土への愛着を育む教育をどのように進めていくのか、県の考えを聞かせてください。 県教育委員会は、子どもたちが郷土を知り愛着を持てるよう、郷土に親しむ教材「ふるさと三重かるた」の活用等を促しております。市町でも地域の独自性を生かした取り組みを進めています。伝統文化を活用した優れた教育活動が県内に広がるよう、市町が行う郷土教育を支援していきます。その他の質問事項○東京オリンピック・パラリンピックを契機とした 「県産農産物」の販路拡大について○食生活改善推進員を活用した健康づくりについて 6月に開設された県立子ども心身発達医療センターは、病院であると同時に児童福祉法に基づく福祉施設でもあり、障がいや発達に課題のある子どもたちの専門医療・福祉機関として、子どもの心と身体の発達支援の拠点であると認識しています。多くの方の長年の願いでもありました同センターに対してどのような思いを持ち、今後どう進めていくのかお聞きします。 発達支援が必要な子どもが健やかに成長するには、心と体の両面からの総合的な支援が重要であり、子どもたちや保護者の切実な思いに応えるために開設しました。今後、医療・福祉・教育が連携した専門的支援による先進的な取り組みを展開するとともに、支援が必要な子どもたちが安心して学び暮らせる地域づくりに貢献していきます。その他の質問事項○「③みえ性暴力被害者支援センターよりこについて○県立一志病院のあり方について ほか みえの安心食材表示制度は平成14年度に制定され、化学農薬や化学肥料の使用を削減して栽培された農産物等をその栽培履歴も含めて県民に表示する県独自の制度です。この制度の化学農薬や化学肥料の削減目標は30%ですが、農薬や化学肥料を使わない②有機JAS規格と70%の開きがあるため、その間に50%などの削減目標の設定が必要と考えますが、いかがですか。 この制度の認定基準は、一般的な栽培に比べて化学農薬や化学肥料の使用量を3割以上減らすこと等としています。今後は、各生産者の化学農薬等の削減率やこだわりの生産方法を消費者に伝え、制度のあり方についても他県の状況や生産者・消費者のご意見も聞きながら研究していきます。その他の質問事項○子ども医療費の窓口無料化について○小中学校における障がい児の増加による対応について ほか大規模災害発災時における傷病者の処置について廣 耕太郎 議員新政みえ伊勢市選出 大規模災害の発災直後は、多数の傷病者が避難所に押し寄せることが考えられます。このような場合に備えて、我々も前もって知識を得て応急処置ができる対応ができれば良いと考えています。医師法等の規制があることは承知していますが、緊急の場合は、医師以外の医療従事者においても応急処置ができるような方法があるのか聞かせてください。 大規模地震等により発生した負傷者が医師による適切な医療を受けられるまでの間、医師以外の医療従事者ができる処置は、災害時においても止血や消毒、傷口の保護等の応急手当であります。従いまして、いかに迅速かつ適切に必要な医療を受けられる状況にするかが課題であると考えています。その他の質問事項○お伊勢さん菓子博2017について○北朝鮮情勢等への対応について女性に健康づくりへの支援を大久保 孝栄 議員鷹山熊野市・南牟婁郡選出 女性の活躍推進と言われていますが、まだまだ女性が社会で認められるには大きな弊害があると感じております。また、女性が一生を通してホルモン分泌による体調の悪さに耐えていることなどの啓発やライフステージに応じた教育が必要かと思います。そこで、県が実施している女性の健康をサポートする取り組みや県内における女性の健康診断の状況について聞かせてください。 女性は結婚、妊娠、出産等でも生活環境が大きく変化し、心身の不調を起こしやすいことから、県ではライフステージに応じた健康づくりの普及啓発を行っています。健康づくりに関する情報提供や市町が実施する骨粗しょう症検診等への支援にも取り組んでおり、女性特有の疾患である乳がん、子宮頸がんの検診の受診率は増加傾向となっています。その他の質問事項○命の源である山について○東紀州活性化について ほか安心食材販売状況 本県はサツキ・ツツジの出荷量が日本一でありますが、今年3月に策定された「三重県花き花木振興計画」に基づき、今後どのような振興を図っていきますか。また、三重の花が積極的に活用されるよう、伊勢志摩サミット開催において展開された花いっぱい作戦のような県民参加型の取り組みが継続されていくことが重要と考えますが、県の考えを聞かせてください。 本県の特徴である花木振興の視点も加えて取りまとめたこの計画には、具体的な取り組みとして「生産振興」「消費拡大」「花育・緑育活動の推進」を位置付けており、関係団体とも連携の上、花き花木の振興を図っていきます。また、さまざまな主体によって花や緑に親しむ県民参加型の取り組みが展開されており、引き続きサポートしていきます。その他の質問事項○家庭教育支援について○無電柱化対策について ほか問問答問問答問問答問問答心のバリアフリーを育む「①ヘルプマーク」の普及を山内 道明 議員公明党四日市市選出みえの安心食材表示制度の見直しを倉本 崇弘 議員大志桑名市・桑名郡選出県立子ども心身発達医療センター開設に対する思いは小島 智子 議員新政みえ桑名市・桑名郡選出花き花木の振興津田 健児 議員自民党四日市市選出問問答問問答問問答文中の傍線部分については、3ページに用語解説を掲載しています。一 般 質 問2大規模災害を想定した訓練の様子ふるさと三重かるたヘルプマーク県立子ども心身発達医療センター日本一の生産を誇るツツジ類

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