みえ県議会だより157
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三重県議会詳細は http://www.pref.mie.lg.jp/KENGIKAI/をご覧ください。申し合わせにより決められた議員の一般質問の一部を掲載しています。3有機JAS規格2みえ性暴力被害者支援センターよりこ3 義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで援助を得やすくなるよう、作成されたマークです。今年7月、日本工業規格(JIS)に登録されました。ヘルプマーク1アウトリーチ(型支援)4 アクティブ・シチズンとは、三重県総合計画「みえ県民力ビジョン」等のなかで、社会における自らの役割と責任を自覚し、積極的に社会に参画する住民のこととされています。アクティブ・シチズン5用 語 解 説ヘイト7 有機JAS規格は、食品の国際規格を定める機関のガイドラインに準拠し、堆肥等で土作りを行い、化学合成肥料及び農薬を使わず栽培するなど、農畜産業に由来する環境への負荷を低減した持続可能な生産方式の基準を規定したものです。 ヘイトとは、英語で「憎悪(hate)」を意味する言葉です。また、いわゆるヘイトスピーチとは、特に公の場で、特定の人種や民族などに対してする、極端な悪口や中傷のことです。貧酸素水塊6 夏場に暖かい海水が表面に留まることで、海水の上下混合が起こりにくくなり、海面から海底への酸素供給が減少するとともに、海底に堆積した有機物の分解等により海水中の酸素が消費され、酸素が極端に少ない状態となった水の層のことです。自殺(予防)対策の充実を濱井 初男 議員新政みえ多気郡選出 日本の自殺者は減少傾向になったとはいえ、平成27年は約2万3千人となっており、特に若い世代の自殺は深刻な状況であり、15歳から39歳の5歳ごとに区切った各年代の死因の第1位が自殺となっています。県は世代別、特に若年層の自殺企図者等について④アウトリーチ型支援を含めどのような自殺(予防)対策に取り組んでいるのかお聞かせください。 三重県の平成27年の自殺者数は339人と減少傾向にありますが、若年層は横ばいで全体の4分の1を占めています。このような中、中高年層には職場でのメンタルヘルスを働きかけ、若年層には必要に応じ医療従事者等が学校訪問し自殺対策の支援を行っています。今後は、「第3次三重県自殺対策行動計画」策定にあたり総合的な自殺対策を推進してまいります。その他の質問事項○平成三十年度全国高等学校総合体育大会開催に向けて○防災・減災対策について問問答 伊勢湾のコウナゴは2年連続の禁漁となり、漁業だけでなく加工業にも大きな影響を及ぼしています。また、熊野灘のサンマの水揚げがほぼゼロであるため、加工に他県産を使ったり、地元産にこだわる加工業者が生産を取りやめるという事例があると聞いています。そこで、伊勢湾のコウナゴ資源の激減や熊野灘のサンマ不漁の原因に関する県の考えと今後の対応をお聞きします。 イカナゴ(通称コウナゴ)の激減は栄養不足等による「夏眠前後の大量へい死」、サンマの不漁は「来遊経路の変化」等によると考えられますが、詳細な原因究明等を国に要望しています。今後、漁業者が行うイカナゴ資源管理の支援に努めるとともに、熊野灘海域でのサンマ漁場の調査、分析等を進めていきます。その他の質問事項○⑤アクティブ・シチズンとの協働・応援について○「ものづくり創造専攻科」創設について もうかる農業を実現するためには農業所得を増やすことが必要と考えており、小規模な農業経営体のボトムアップをしていく施策を県として行う必要があると思いますが、県の考えを聞かせてください。また、そのためにも経年の農業所得を規模に応じて把握し、成果指標として位置づけないともうかる農業の実現につながらないと思いますが、いかがですか。 経営発展途上にある農業経営体の経営改善を促し、所得向上を図ることは重要であると考えており、個々の経営状況や課題の把握に努めながら、生産面や販売面の支援を強化していきます。また、成果指標については、毎年の農業所得を統計的に把握するのは難しいですが、可能な方法を検討していきます。その他の質問事項○⑦ヘイト対策について○木曽岬干拓地の土地利用計画について ほか中村 進一 議員新政みえ伊勢市選出 かつての宮川河口沖合は、漁場環境がよく好漁場でありましたが、今は土砂が堆積し、魚介類の栄養不足や⑥貧酸素水塊が毎年発生しています。漁場環境をどのように改善していくか県の考えを聞かせてください。また、漁獲量が減少する中、まき網や一本釣り等の漁法を行う漁業者のすべてが生き残るために意見交換の場が大事だと思いますが、いかがですか。 宮川河口域を含めた伊勢湾全域のアサリ資源を回復するための計画を策定し、アサリの育成に適した環境を創出する干潟の整備を進めていきます。また、漁業者同士の話し合いや行政機関も入った意見交換により、いずれの漁業も共存できるような状況、ルールを作り上げることが重要であり、指導、助言等を行っていきます。その他の質問事項○非核平和県宣言20周年における県の取り組み○共謀罪の市民の生活への 影響と地方の役割は ほか 総合病院等での看護師の超過勤務や夜勤体制が過酷なため、離職するケースがあり、深刻な問題になっています。県は平成26年度に三重県医療勤務環境改善支援センターを設置し、三重県医師会に事業を委託して医療機関等に環境改善を働きかけていますが、その機能状況について聞かせてください。また、県管理の病院の実態についても聞かせてください。 看護職員は、夜勤等の負担が大きいことから、夜勤者の確保が困難になっています。県では医療勤務環境改善支援センターを設置し、医療機関の管理者等を対象にアドバイザーによる助言などを行っています。また、県立病院では、看護補助者の配置や柔軟な人事配置等により時間外勤務の縮減や夜勤回数の軽減などに取り組んでいます。その他の質問事項○人口減、少子高齢化による労働力不足について○県管理河川における沈廃船の移動撤去・処理等問題について ほか問問答問問答農業所得について三谷 哲央 議員新政みえ桑名市・桑名郡選出看護師の勤務環境改善を小林 正人 議員自民党鈴鹿市選出問問答コウナゴ資源の激減、サンマ不漁の原因は石田 成生 議員自民党四日市市選出問問答 性犯罪や性暴力の被害に遭われた方の相談窓口として平成27年に開設されました。同センターでは、性犯罪・性暴力被害者支援のためのワンストップ相談窓口として、相談者の気持ちに寄り添う支援を行うことにより、相談者の負担を軽減し、早期の心身の健康の回復を図ります。宮川河口の漁場整備と漁業資源の管理についてイカナゴ操業風景 医療・福祉関係者等が患者のもとに直接出向いて心理的なケアとともに必要とされる支援を行うことです。看護師のイラスト干上がった宮川河口付近の状況

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