みえ県議会だより159
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 本年9月11日に三重・奈良・大阪リニア中央新幹線建設促進決起大会が大阪で開催されました。大会ではリニアの開業効果を最大限発揮させるため、三重・奈良・大阪ルートと駅位置の早期確定及び一日も早い全線開業を目指すことなどが決議されました。そこで知事の名古屋・大阪間の早期開業への想いについてお聞かせください。 今回の大会において、ターミナル駅の新大阪駅を抱える大阪府が新たに連携の輪に加わっていただけたことや、建設主体のJR東海との連携の道筋が付けられたことは大きな成果だったと考えており、今後、三府県による活動や取り組みをさらに強化していきます。その他の質問事項○「県民力でつくる 犯罪や交通事故のない、安全で安心な三重」をめざして○高齢者の特殊詐欺被害防止について ほか問問 発達障害者支援法の施行から12年が経過し、その間、自閉症・アスペルガー症候群・学習障がいなどの発達障がいへの関心が高まり、子どもの行動に関する相談件数が多くなっています。そこで学習障がいの可能性のある子どもに対し、就学前から学齢期へと切れ目のない支援ができているのかお聞きします。また、ディスレクシアの可能性のある児童生徒への支援についてお聞きします。 特別な支援が必要な子どもに切れ目のない支援を実施できるよう、必要な支援情報を校種間で引き継ぐことができるパーソナルカルテの活用を平成24年度から進めています。また、ディスレクシアについては、文字の読み書きの困難さに気づいた段階で個別の指導計画を作成し、子どもの状況に応じた支援を行っています。その他の質問事項○汚染土壌処理業の許可申請における指導要綱の制定について○「日本農業遺産」に認定された尾鷲ヒノキ林業について ほか 今年度は、横断歩道等の塗りかえ予算が約3倍に増額し、順次、横断歩道の塗りかえ整備が行われていると聞いていますが、まだ必要としている箇所もあるかと思います。そこで、現在の塗りかえの進捗状況と、今後どのように塗りかえを進めていくのかお聞きします。また、子どもたちの通学路等の安全対策の現状についてもお聞かせください。 昨年度の調査で塗りかえが必要とされた約1700箇所の横断歩道は年内に完了する予定で、今後も着実に進めていくことが肝要と考えています。通学路の安全対策については、学校ごとの合同点検による整備箇所の検討や、見通しが悪い等の危険箇所の点検を行っています。その他の質問事項○雇用促進・労働力不足への対応について○県内企業の上場推進について ほか 「主要農作物種子法」が廃止となり、都道府県が行ってきた優良種子の生産等の義務がなくなります。廃止に際して、参議院農林水産委員会が「種子の国外流出の防止」等を求める附帯決議を採択するなど危惧する声もあり、もう少し丁寧に検討すべきであったと思います。そこで、引き続き県が中心となり優良種子の生産・流通に努めるべきと考えますが、県の考えを聞かせてください。 県では、法廃止後も稲・麦・大豆の種子生産に関与していく必要があると考えています。特に本県の気候や土壌に適した優良な種子を確保するため、これまで培ったノウハウを生かしていくことが重要になります。今後も米麦協会等の関係者と協力しながら種子の安定供給に取り組んでいきます。その他の質問事項○④ダイバーシティ社会を目指した在住外国人対策について○三重県における⑤DMOについて ほか県立一志病院について青木 謙順 議員自民党津市選出 県立病院の厳しい経営状況をふまえ、平成22年に策定した県立病院改革に関する基本方針で一志病院は民間譲渡することが示されましたが、その後、新たな取り組みにより経営が好転し、今では家庭医の育成やへき地医療の拠点となっています。知事が慎重に熟慮を重ねた結果、一志病院には公的関与が必要と判断した理由とその際に思い描いた今後の一志病院像をお聞かせください。 一志病院とそれを取り巻く社会情勢の大きな変化や、一志病院の役割や機能を前提とすると安定した経営が必要なことから、公的関与の必要性が高まったと判断しました。また、若い総合診療医が活躍する場であり続けるとともに、県と市が適切な役割分担で連携していくことで、地域住民にとっても、よりすばらしい病院になると考えます。その他の質問事項○林業の振興について○今後の観光振興について福祉医療費窓口無料化の促進を岡野 恵美 議員日本共産党津市選出 福祉医療費の窓口無料化に向け、本県議会は平成27年に請願「子ども・一人親家庭・障がい者の医療費窓口無料を求めることについて」を採択しましたが、未だ実現に至っていません。この福祉医療費のうちどれもが窓口無料でないのは全国で6県で、予定もないのは三重県とあと1県だけとなっています。そこで県当局が窓口無料化について、どのように検討しているのかお聞きします。 福祉医療費における現物給付の県内一斉導入について、一人親家庭等医療費助成制度の対象となる子どもと一定の所得制限を適用した障がい者医療費助成制度の対象となる子どものうち、0歳〜4歳に対して平成31年4月から行う検討案を各市町に提案しました。今後、市町や関係団体の意向を十分に確認しながら引き続き慎重に検討していきます。その他の質問事項○非核平和について知事の見解を聞く○障がい者スポーツの推進について良質な稲の種子三重・奈良・大阪リニア中央新幹線建設促進決起大会 妊娠中はホルモンの変化等により歯ぐきの炎症や歯周病になる人も少なくありません。その歯周病の細菌などによって子宮筋の収縮を引き起こし、早産・低体重児出産になるリスクが高まるといわれています。そこで、妊婦を対象とした無料歯科健診・歯科保健指導の実施と受診率向上に向けた取り組みの実施が必要と考えますが、いかがですか。 歯周疾患の進行や重症化を防ぐ妊婦歯科健診は重要であると認識しています。今後もより多くの市町に実施していただくため、市町担当者会議等で先進的な取り組みを共有するなど、妊婦の歯科口腔保健対策の向上に努めます。また、妊婦の医科歯科連携による健康づくりに向け、次期の「みえ歯と口腔の健康づくり基本計画」にしっかりと位置付けて取り組んでいきます。その他の質問事項○県立飯南高等学校の活性化と今後について○県産材を活用した木育の推進と森林環境の保全について ほか問問答問問答問問答問問答リニア中央新幹線の早期全線開業に向けて長田 隆尚 議員能動亀山市選出主要農作物種子法の廃止について藤田 宜三 議員新政みえ鈴鹿市選出横断歩道等の塗りかえ状況について野口  正 議員自民党松阪市選出妊婦歯科健診について中瀬古初美 議員新政みえ松阪市選出問問答読字障がい(ディスレクシア)の可能性のある児童生徒への適切な指導や配慮について東   豊 議員鷹山尾鷲市・北牟婁郡選出問問答問問答一般質問2県立一志病院

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