みえ県議会だより160
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▲一般質問(服部富男 議員)▲一般質問(杉本熊野 議員)▲一般質問(田中祐治 議員)▲一般質問(田中智也 議員)▲一般質問(野村保夫 議員)▲一般質問(稲森稔尚 議員)▲一般質問(山本里香 議員)答高校中退者への支援を稲森 稔尚 議員草の根運動いが伊賀市選出 本県では医師の地域間での偏在のほかに診療科間でも偏在がみられます。県としても三重専門医研修プログラムなどに取り組んでいますが、未だ解消には至っていません。診療科偏在が続けば様々な治療のクオリティーを上げていくことが困難になるなど、非常に憂慮しているところです。この状況について県としての考えを聞かせてください。 医師の不足・偏在の解消に向けて、これまで医師無料職業紹介事業や医師修学資金貸与制度の運用などの取り組みを進めてきたところです。国等の動向をふまえ、引き続き、三重大学や県内の医療機関と連携しながら、医師確保対策を総合的に進めていきたいと考えています。その他の質問事項○観光産業における地域経済への波及効果について○豊かな三重の海づくりほか問問 高校中退者は進路や生活等に不安を抱えても、必要な支援が得られないことも考えられます。私立も含めた県内の高校中退者数の状況をお聞きします。また、教育と福祉や就労等との連携は不可欠であり、国も高校中退者の個人情報の共有など連携強化を求めています。そこで、中退者の情報の有効活用を検討すべきと考えますが、いかがですか。 本県の国公私立高校の中途退学者は、平成28年度は730人で、毎年相当の人数になっています。 また、進路が未定のまま退学する生徒について、退学後も支援を受けられるよう、本人と保護者の了解の上で、地域若者サポートステーション等に連絡先などの情報を提供していきます。その他の質問事項○ひきこもり支援について○市町との人事交流の促進についてほか 本年度の三重県における通級指導教室の児童生徒数は、小学校で811人、中学校で61人です。指導を受けている児童生徒数は、年々増加していますが、小学校に比べて中学校の生徒数が少なく、中学校に設置されていない地域もあります。現状の小中学校における「通級による指導」の課題と今後の取り組みについてお聞かせください。 通級指導教室の設置は、各市町教育委員会の要望に基づき、障がいの種別に応じた設置に努めていますが、中学校での設置は、全国的にも少ない状況です。通級指導には高い専門性が求められるため、指導方法等の研修を進めるとともに、教室のない学校では、個別の指導計画を作成し、子どもの状況に応じた指導を進めます。その他の質問事項○若者就労支援の強化を○子どもたちを育み未来を築く「三重県総合博物館」 ほか 先般の台風21号による豪雨で、県内の床下・床上浸水は2303棟に達しました。排水機場が機能しなかったこともあり、浸水被害が広がったとの報道もあるが、この現状認識と原因についてお聞きします。また、近年頻発する豪雨により、農地だけでなく住宅等にも甚大な被害が発生しているため、排水機場の更新整備に係る事業要件緩和が必要と考えますが、いかがですか。 排水条件の悪化した農村地域に排水機場等を整備していますが、今回の台風では、計画基準を大きく上回る集中豪雨となったため、運転が停止しました。整備された排水機場は重要であり、農村地域の防災力を高める排水対策も必要なことから、関係市町と十分に連携を図りながら、設計基準の緩和等を国に提言していきたいと考えています。その他の質問事項○所有者不明土地について○交通事故再発防止に向けた環境整備について ほか「教育勅語」について山本 里香 議員日本共産党四日市市選出 安倍内閣が「憲法や教育基本法に反しないような形で教育に関する勅語を教材として用いることまでは否定されることではない」との考えを閣議決定しました。戦前、教育勅語は「天皇国家のために身を捧げよ」と子どもたちを教化し続けました。そうした教育が多くの命を奪った侵略戦争を支えたことは事実です。教育勅語の復活ともいうべき決定について、知事の考えを聞かせてください。 教育勅語を活用する、しないというよりも、よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うために大切なことについて、道徳の時間等で取り組んでもらいたいと考えています。今後、教育委員会や学校が、どのような教材でどのような内容を子どもたちに伝えていくのか十分に研究し、実践してほしいと考えます。その他の質問事項○「道徳」の評価について○四日市工業高等学校「ものづくり創造①専攻科」について離島振興について野村 保夫 議員青峰鳥羽市選出 離島では、漁業だけでは生計が立たないため漁業中心の職業から会社勤めなどに変わってきており、住み続けたくても出て行かざるを得ない現状にあります。人口減少に歯止めをかけるには、それぞれの島の今後を考え、実行に移すことができる「人」や、人と人がつながる「場」が重要だと考えますが、県として今後どのような取り組みを考えているのかお聞きします。 人口流出と高齢化が著しい離島地域においては、一人ひとりの役割が大きく、離島の振興に寄与する人材の育成が重要です。県では、地域の課題について、主体的に行動を起こす人づくり研修の開催や地域おこし協力隊員が語り合う場の設置など人づくり、場づくり等に取り組んでいます。今後も取り組みを進め、活力ある離島の実現につなげていきます。その他の質問事項○漂流漂着ごみの発生抑制について○県道鳥羽磯部線の拡幅について ほか松阪市内の被害状況 三重県水源地域の保全に関する条例では水源地域内で森林の土地取引を行う場合に事前届け出が必要となっています。北海道では外国資本による土地取引実績があり、有事の際、外国のための水不足対策等の可能性も否定できません。今後、外国資本から、取得目的が判然としないまま、森林等を購入する届け出があった場合、どのような規制ができるのか、お聞きします。 これまで県内で外国資本による森林買収は確認されていません。この条例により、土地の売主や買主に対して事前に助言等を行うことが可能となり、管理主体や所有目的が不明確な森林の増加に対して、一定の抑止効果が発揮されていると考えています。引き続き、条例を的確に運用し、水源地域の適正な土地利用を確保してまいります。その他の質問事項○熊野古道伊勢路について○③6次産業化や地産地消取組への支援について ほか問問答問問答問問答問問答県内勤務医の診療科偏在の解消を田中 智也 議員新政みえ四日市市選出豪雨による浸水対策について田中 祐治 議員自民党松阪市選出「②通級による指導」の充実を杉本 熊野 議員新政みえ津市選出三重県水源地域の保全に関する条例について服部 富男 議員自民党三重郡選出問問問問答問問答文中の傍線部分については、3ページに用語解説を掲載しています。一 般 質 問2高等学校卒業程度認定試験のパンフレット答

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