みえ県議会だより166
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▲一般質問(田中祐治 議員)▲一般質問(田中智也 議員)▲一般質問(中嶋年規 議員)▲一般質問(杉本熊野 議員)▲一般質問(舟橋裕幸 議員) 三重県公文書管理規程では、開示への対応と適切な管理を求めていますが、公文書の意義の根本となる歴史的事実の記録という部分が抜け落ちています。公文書を作成する職員には、この大原則を遵守する責任があります。公文書の意義や保存のあり方について高い意識で文書管理をしていくために、公文書管理条例を制定すべきと考えますが、知事の考えをお聞きします。 最近の不適切な事務処理の発生等を踏まえ、公文書の適正な管理を徹底し、県民の信頼を向上させることが重要であり、条例の制定は、職員の意識向上の契機となるなど大きな意義があると認識しています。また、歴史的公文書への関心の高まり等を受け、保存および利用ルールの明確化が必要だと考えています。これらを踏まえ、条例の制定に向けて検討を進めていきます。その他の質問事項○⑪マイクロプラスチック対策について○少子高齢化・人口減少社会への対応について ほか三重県議会詳細は http://www.pref.mie.lg.jp/KENGIKAI/をご覧ください。申し合わせにより決められた議員の代表質問・一般質問の一部を掲載しています。3 「災害に強い森林づくり」と「県民全体で森林を支える社会づくり」の施策を進める財源として、平成26年度から三重県で導入された税金で、導入から5年ごとに評価・検証を行うこととしています。 リニア中央新幹線によって、東京・名古屋・大阪の三大都市圏がそれぞれの特色を発揮しつつ一体化することで、世界からヒト、モノ、カネ、情報を引き付け、世界を先導する大交流リニア都市圏を形成しようとする計画のことです。 平成30年度税制改革大綱において創設が明記された「森林環境税(仮称)」を財源に国が市町および県に交付(配分)する税金のことで、平成31年度から、間伐などを実施する市町やそれを支援する県に交付が開始されることとなっています。 国土調査法に基づき、市町が主体となって、一筆ごとの土地の所有者、地番、地目を確認し、境界位置と面積を測量する調査のことです。 一般的に「法令遵守」と訳されますが、三重県庁においては、「法令や社会規範、ルール、マナーを遵守するとともに、公正・誠実に職務を遂行し、説明責任を果たすことによって、県民の皆さんの信頼に応えていくこと」としています。コンプライアンス1RDF2南海トラフ3地方創生4 静岡県の駿河湾から九州東方沖までの海底で、約700㎞にわたって続く水深4000m級の深い溝(トラフ)のことをいいます。この南海トラフを震源とする巨大地震の30年以内の発生確率が70〜80%以内に引き上げられたことから、三重県においても甚大な被害が生じると想定されています。 Refuse Derived Fuelの略で、ごみを選別、粉砕した後に乾燥させ、圧力を加えて固めた暖房や発電の燃料のことです。 東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした政策のことです。 高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスを切れ目なく提供する包括的な支援体制のことです。 海洋などの環境中に拡散した微小なプラスチック粒子のことで、生態系に影響を及ぼすことが懸念されています。マイクロプラスチックには、海洋を漂流するプラスチックごみが紫外線や波浪によって微小な断片になったものなどがあります。用語解説県の森林整備の進捗状況と森林環境譲与税(仮称)が果たす効果について田中 祐治 議員自由民主党県議団松阪市選出 森林の多面的機能の維持には、林業の発展と林産物の安定的な需要と供給が望まれますが、外材の輸入や国産材価格の低迷などから、担い手不足が顕著となっています。山村の疲弊が深刻さを増す中、⑦森林環境譲与税の自治体への財源交付には、今後の森林整備等の促進への期待が寄せられています。そこで、県の森林整備の進捗状況と森林環境譲与税が果たす効果についてお聞きします。 平成29年度末の間伐実施の実績は、三重の森林づくり基本計画における目標値を下回っており、さらなる森林整備の推進が必要です。森林環境譲与税の創設で、条件不利地の森林等の整備や林業経営体の規模拡大による経営の安定化のほか、木材の需要拡大、人材の育成・確保なども進むと期待しています。その他の質問事項○再犯防止に向けた取組について○豪雨災害に備えた危機管理について ほか問問答 駐車スペースの不足は、宅配業者のドライバーが長時間労働になる一因とされています。宅配物数が年々増える中、特に駐車スペースの少ない都市部においては、駐車場の確保に困るため、荷下ろしのための駐車スペースの確保や駐車規制の緩和を求める声が上がっています。そこで、県内の規制緩和に向けた今後の方針について県の考えをお聞かせください。 道路上の無秩序な駐車は、交通事故の原因となるほか、交通渋滞を発生させるおそれもあり、交通の安全と円滑を確保するため、必要な区間で駐車規制を実施しています。県警察としては、県内の事業者団体からの要望を踏まえ、貨物集配中の車両の駐車需要が高い場所等では来年度から規制緩和を実施できるよう検討を進めています。その他の質問事項○県内における地震発生時の液状化について○もうかる水産業に向けて ほか中嶋 年規 議員自由民主党県議団志摩市選出 平成の時代に起こったあらゆることの中から、時代に応じて変えるべきもの、変えてはならないもの、いわゆる「⑧不易流行」の観点から、まさに今、今後の県政を考える「歴史の転換点」にあると思います。そこで、三重県のさらなる発展と県民幸福度の一層の向上を図るうえで、新しい時代に何を残し、どのように変化していくべきか、知事の考えをお聞かせください。 平成の次の時代に残すものとしては、特に、三重県の持つ力をしっかりと継承していくことが大事です。一方、県民の皆さんが一層豊かさを感じていただける変革の促進などが必要と考えています。今こそ、変えるものと変えないものの両方をしっかりと見つめていくことが大事だと思います。その他の質問事項○⑨地籍調査の推進について○全ての子どもの権利擁護を進めるにあたって ほか 「⑩地域包括ケアシステム」での県の役割は、主に、医療・介護・保健など専門分野の充実ですが、それだけで独り暮らしの高齢者や高齢者夫婦の世帯、認知症の人がいる地域の暮らしは安心といえないと思います。もっと地域での生活支援、支え合いが大事です。そこで、県がもっと注目して関与し、支援すべきと思いますが、知事の考えをお聞かせください。 県は、地域包括ケアシステムの深化・推進に取り組んでおり、「高齢者が活躍する支え合いのまちづくり」を重要な柱としています。地域の皆さん、とりわけ元気な高齢者の方々による自発的な支え合い活動には大いに期待しており、県としても、その支援にしっかりと取り組みます。その他の質問事項○「部落差別の解消の推進に関する法律」施行後の取組について○子どもの最善の利益をめざす社会的養護の推進について問問問問答答「地域包括ケアシステム」の深化・推進における地域住民の力に期待すること杉本 熊野 議員新政みえ津市選出問問答貨物集配車両に対する駐車規制の緩和について田中 智也 議員新政みえ四日市市選出問問答新しい時代に向けて公文書管理条例の制定について舟橋 裕幸 議員新政みえ津市選出○今年度から、本会議の代表質問と予算決算常任委員会の総括質疑の中継画面(テレビ・インターネット両方の中継画面)に、手話通訳が付きました。 ○代表質問・一般質問の中に掲載しているQRコードをスマートフォン等で読みとっていただくと、それぞれの質問者の録画配信をご覧いただけます。お知らせ いつまでも変わらない本質的なものの中にも新しい変化を取り入れていくことで、松尾芭蕉の俳句の理念の一つです。スーパー・メガリージョン構想5みえ森と緑の県民税6森林環境譲与税7不易流行8地籍調査9地域包括ケアシステム10マイクロプラスチック11

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