みえ県議会だより171
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三重県議会詳細は http://www.pref.mie.lg.jp/KENGIKAI/をご覧ください。次回の発行は、令和元年(2019年)10月1日(火)です。(新聞折り込みは、10月6日(日)に行います。)みえ県議会だよりは、年7回(4、5、7、8、10、12、2月の各月1日)発行しています。4請願と陳情の受付用  語  解  説「みえ県議会新聞」発行のお知らせ三重県の外来種対策について田中 祐治 議員(自由民主党県議団/ 松阪市選出)子どもの貧困対策の推進を藤根 正典 議員(新政みえ/ 熊野市・南牟婁郡選出)消防団の充実を舟橋 裕幸 議員(新政みえ/ 津市選出)問問問1 南海トラフ地震臨時情報 南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が、平常時と比べて相対的に高まったと評価された場合等に、気象庁から発表される情報です。中央防災会議での「南海トラフ地震防災対策推進基本計画」の変更を踏まえ、国や地方公共団体、企業等がこの基本計画に基づく防災対応をとりやすくするため、令和元年5月31日15時より提供が開始されました。2 観かん往おう知ち来らい 過去のことをしっかり参考にし、将来を展望して見通しを立てることです。(出典:「列子」説符篇)3 貧酸素水塊 夏場を中心におこる、海底付近の海水中の酸素の量が極端に少なくなった状態のことです。大量発生した植物プランクトンなどの死骸が海底に蓄積・分解されることにより、海底の溶存酸素量が極端に低くなることで、生態系や漁業に大きな被害をもたらします。4 農福連携 障がい者が農業の新たな担い手として活躍できるよう、農業への福祉事業所の参入支援や障がい者の就労促進など、農業分野と福祉分野の連携を推進する取り組みのことです。5 農業ジョブトレーナー 障がい者が農業分野で働きやすくなるよう支援する人材のことです。6 ソーシャル・インパクト・ボンド 必要な資金を民間から募り、当該資金を元手として事業を行った結果、行政負担が軽減されれば、それに応じて行政から民間資金提供者に返済する制度のことをいいます。7 みえ子ども医療ダイヤル♯8000 小児夜間医療・健康電話相談のことで、18歳未満の子どもおよびその家族を対象に、毎日19時30分から翌朝8時の間、病気や薬、事故に関する事項について、医療関係の専門相談員が電話による相談を行うものです。8 BCP Business Continuity Planning(事業継続計画)の略で、災害などの緊急事態が発生したときに、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画のことです。9 三重県教育施策大綱 「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」に基づき、地方公共団体の長である三重県知事が三重の教育の基本的な方針や教育施策の主な内容について示したものです。10 超スマート社会(Society5.0) 狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続くような新たな社会を指します。 必要なもの・サービスを、必要な人・必要な時に、必要なだけ提供し、社会のさまざまなニーズにきめ細かに対応でき、あらゆる人が質の高いサービスを受けられ、年齢、性別、地域、言語といったさまざまな違いを乗り越え、活き活きと快適に暮らすことのできる社会のことです。11 GAP Good Agricultural Practice(農業生産工程管理)の略で、農薬の使い方、土や水などの生産を取り巻く環境、農場の労働者の状況など、あらゆる工程を記録・点検・改善して、安全な農産物の生産につなげる取り組みのことです。 「みえ県議会新聞」とは、県議会のしくみや活動を、年2回新聞大の大きな紙面で分かりやすくお伝えするものです。 最新号(令和元年8月1日発行)では、新しい議員の紹介や、行政部門別常任委員会等の活動の様子をご紹介しています。 議会ホームページに掲載しているほか、各公共施設等にも配架しています。ぜひご覧ください。 三重県議会の本会議等で用いられる議会運営の用語解説については、議会ホームページでご覧いただけます。▲みえ県議会新聞のページ▲議会運営用語解説のページhttp://www.pref.mie.lg.jp/KENGIKAI/67540011288.htmhttp://www.pref.mie.lg.jp/KENGIKAI/28772011845.htm 自然を破壊する原因のひとつに外来種の問題が挙げられます。県内でも、ミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)、ブラックバス、ブルーギル、ジャンボタニシなどの侵略的外来種が多く生息し、地域の生態系や人間の生活に深刻な被害や悪影響を与えています。生物多様性を維持するため、県はどのような外来種対策を行っていくのか、お聞かせください。答 県では、外来種による被害を予防する三原則「入れない・捨てない・拡げない」や、特定外来生物の飼育等の禁止について、さまざまな機会を通じて、普及啓発や情報提供を行っています。今後も、国や市町と連携し、生態系に影響を与える特定外来生物等への県民の皆さんの理解促進に努めるとともに、駆除活動などへの支援を行っていきます。その他の質問事項○「みえ松阪マラソン」の支援について○障がい者施策について ほか 子どもの貧困対策の推進に当たり、児童養護施設の子どもたちの退所後に向けての支援や、里親委託解除後など、社会的養護を必要とする子どもたちの自立支援について、県の取り組みをお聞かせください。答 児童養護施設の子どもたちが、中高生の段階から進学や就職について考えられるよう、昨年度は施設出身の大学生等との交流会や施設出身者を積極的に雇用している経営者から話を伺う機会を設けました。また、年齢制限によって施設を退所、あるいは里親等への委託を解除となった方に対して、22歳となる年度の末まで生活の場を確保する取り組みも始めました。今後とも、児童養護施設や里親関係者等と連携し、自立支援の一層の充実に努めてまいります。その他の質問事項○公契約条例の制定について○海岸漂着物問題への取り組みについて ほか 近年、増加傾向にある火災や地震、台風などの大規模自然災害に、消防本部や消防署だけで対応するのは難しくなってきている中、消防団の果たす役割は大きく、地域防災力の充実強化が大いに求められています。「三重県防災対策推進条例」の改正に合わせ、消防団を条例に位置づけるべきだと思いますが、県の考えをお聞きかせください。答 消防団は、河川や土砂災害のおそれがある危険箇所の警戒、地域の巡回活動などを行い、被害を未然に防いでいます。地域における「共助」の中核的存在として、消防団の果たす役割は重要となっていることから、消防団の強化や消防団への加入促進に関する内容などを条例に盛り込む方向で検討を進めていきたいと考えています。その他の質問事項○⑪GAP認証取得について○健康寿命の延伸について ほか▲一般質問(田中祐治 議員)▲一般質問(藤根正典 議員)▲一般質問(舟橋裕幸 議員) 県に対して意見や要望がある場合、どなたでも県議会に請願や陳情を提出できます。請願 請願は、議員の紹介を受けて提出できます。県議会では、提出された請願を所管の委員会で議案と同様に審査し、実現する必要があると採択した場合には、国に意見書を提出したり、県政に反映させるよう執行機関に働きかけたりします。陳情 陳情は、議員の紹介がなくても提出できます。提出された陳情については、とりまとめた上で、全議員に配付します。※手続きなど詳細は、三重県議会事務局までお問い合わせください。外来魚の駆除活動の様子消防団の放水訓練の様子

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