みえ県議会だより173
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2代 表 質 問         一 般 質 問文中の傍線部分については、4ページに用語解説を掲載しています。⑤IR(カジノを含む統合型リゾート)誘致について倉本 崇弘 議員(草そう莽もう/ 桑名市・桑名郡選出)主要農作物の種子に関する条例制定を青木 謙順 議員(自由民主党県議団/ 津市選出)問 国が主要農作物種子法を廃止してからこれまで、県は関係機関と連携した取り組みを行っており、種子生産に支障は無いというものの、地元農家等からは、「県が将来も種子生産に関与してくれるか不安」といった声を聞きます。農家の皆さんが安心できるよう、主要農作物の種子に関する条例の制定は必要だと思いますが、知事の考えをお聞かせください。 県議会や県民の皆さんからの条例制定を望む声を重く受け止め、関係者が一体となって採種事業を支えていくための新たな条例が必要と判断しました。今後、種子生産者をはじめとする農業者や関係団体等の意見を十分にお聞きしながら、令和2年6月定例月会議での議案提出を目途に検討を進めていきます。その他の質問事項○河川における総合的な防災対策について○三重とこわか国体・三重とこわか大会についてほか答▲一般質問(青木謙順 議員)誰一人取り残さない不登校児童生徒対策を日沖 正信 議員(新政みえ/ いなべ市・員弁郡選出)問 不登校児童生徒の数は、県も市町も対策を講じているものの増え続けているのが実情です。保護者や学校現場からは、相談を待つのではなく、家庭に出向いていくことで、児童生徒や保護者に寄り添い、教育と福祉の垣根を超えてアドバイスをしてくれる訪問型の支援を行ってほしいという声をよく聞きます。そこで、県が進める、関係機関が専門家と連携した訪問型支援とはどのようなものかお聞かせください。 これまでのスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによる支援に加え、今後は、教育支援センターの指導員や臨床心理士・社会福祉士等の専門家が家庭訪問をするなど、一人ひとりの状況に寄り添った支援を行っていきます。また、孤立感を感じている保護者もいることから、臨床心理士などによる、家庭訪問時の相談対応など、不安感を拭う支援も行っていきます。その他の質問事項○地球温暖化対策について○豚コレラ対策の今後について ほか▲代表質問(日沖正信 議員)「三重とこわか国体・三重とこわか大会」の①文化プログラムで②eスポーツ大会の開催を中森 博文 議員(自由民主党県議団/ 名張市選出)問 eスポーツは、障がいのある方もない方も、子どもからお年寄りまでが楽しめる競技であり、新しい分野の産業振興など、社会・経済的な面でも意義は大きいと考えます。若者の関心の高いeスポーツと国体を結びつけることで、若者の国体への関心を高める効果も期待できることから、いきいき茨城ゆめ国体のように、三重とこわか国体・三重とこわか大会の文化プログラムでeスポーツ大会を開催することについて、知事の考えをお聞かせください。 eスポーツにつきましては、近年、国内外において幅広く流行し始めており、今後の成長分野として期待されているところです。eスポーツの開催は、三重とこわか国体・三重とこわか大会へ若者の関心を引き付け、全国への情報発信も期待できることから、本県においてもeスポーツを文化プログラムの中で開催できないかという観点で、先催県の情報収集や関係団体等との意見交換も踏まえ、前向きに検討を進めていきます。その他の質問事項○「北朝鮮拉致問題」解決のため の三重県の取組について○「ウッドファース ト社会」の構築について ほか▲代表質問(中森博文 議員)大杉谷地域振興対策について西場 信行 議員(自民党/多気郡選出)問 近年、観光客やインバウンドが増加する情勢下で、三重県観光振興基本計画の見直しが進んでいますが、大杉谷峡谷の観光戦略における位置づけをお願いしたいと考えます。そこで、今後の県の取り組みをお伺いします。 また、県政の重要課題である宮川の流量回復は、効果的な取り組みが進んでいません。今後の更なる流量回復に向けた県の対応策をお聞かせください。答 新たな三重県観光振興基本計画では、三重が世界に誇る一流の観光資源を磨き上げ、魅力づくりを進めることとしています。ユネスコエコパークとしての役割を認識し、同計画に明記した上で、大台町、④DMО等と連携して、観光振興にオール三重で取り組んでいきます。また、宮川の更なる流量回復については、関係者の理解と協力が必要であることから、宮川流域振興調整会議の座長が先頭に立って、関係者の意向確認をしっかり進めていきます。その他の質問事項○史跡斎宮跡の保存と活用について○林業・木材産業の課題について▲代表質問(西場信行 議員)問 9月18日、桑名市長から知事に対してIRの県内誘致について調査・研究を求める要望がなされました。IRは、地域経済や地域住民に大きなインパクトを与える施設であり、誘致をするとなればその地域の雰囲気は一変します。IR誘致には、慎重な判断と地域の合意形成が必要だと考えています。そこで、現在のIR誘致についての県の考え方をお聞かせください。答 今回、桑名市長等からIRの調査・研究について要望をいただいたことから、県としてさまざまな観点から中長期的な視点で研究を進めていくこととしています。しかしながら、社会的懸念などに対する県民の皆さんの不安もありますので、決して誘致ありきではなく、慎重に研究していくということが前提であると考えています。その他の質問事項○⑥MICE誘致について○通学路等の安全対策について ほか▲一般質問(倉本崇弘 議員)災害時における事前避難所について東  豊 議員(草そう莽もう/ 尾鷲市・北牟婁郡選出)問 気象庁では、南海トラフ地震が発生する可能性が高まった場合に、南海トラフ地震臨時情報を発表するとし、その際の対応として、事前避難が想定されています。事前避難所の運営費用は、災害救助法の対象のため国から財政措置がありますが、避難所の確保に向けた市町との調整が必要と考えます。また、事前避難は1週間に及ぶため、③スフィア基準と言われる国際的な基準を満たす快適な避難所の整備が急務です。そこで、県の取り組み状況等をお聞かせください。 現在、県内全市町と事前避難等に向けた対応策等について検討を進めており、今後、県全体の避難者数や避難所の把握、広域避難に係る調整等を予定しています。また、避難所の運営費用は、基本的に災害救助法の対象となりますが、必要な支援の強化を国に働きかけていきます。県としては、市町のニーズに対して、一体的に支援できるよう、各部局で協力し対策を行います。その際、スフィア基準の視点も持ちながら進めていきたいと考えています。その他の質問事項○少子化対策(子どもを産み育てやすい環境づくり)について○人材育成について ほか▲代表質問(東 豊 議員)答答大杉谷峡谷答

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