みえ県議会だより173
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三重県議会詳細は http://www.pref.mie.lg.jp/KENGIKAI/をご覧ください。3申し合わせにより決められた議員の代表質問・一般質問の一部を掲載しています。 昨年9月の台風21号、24号の際には県内で停電が発生し、特に中山間地域で、電気や水道のインフラに大きな影響がありました。山間部では、広範囲にわたる多くの倒木により、復旧作業は難航して時間を要し、停電を長引かせることとなりました。そこで、暴風雨の際に倒れて電線を断線させる恐れのある樹木を、計画伐採するべきであると考えますがいかがですか。 災害時の長期的な停電は、県民の安全・安心な暮らしに大きな影響を与えます。そこで、年度内には第1号となる県・市町・電力事業者による3者協定を締結し、大規模な停電を未然に防止する計画伐採を来年度から計画的に実施していけるよう、しっかりと調整を進めていきます。その他の質問事項○災害時における停電復旧作業の連携等に関する協定の締結について○三重県営水道用水供給事業の県営水道料金の引き下げについて ほか 本年度の全国学力・学習状況調査において、三重県は小中学校あわせて、5教科中4教科で全国の平均正答率以上となりましたが、どのような取り組みの成果だと分析していますか。また、学力と学級規模の関係に係る三重県独自の調査の実施と、学力確保のための学級規模に係る基準が必要だと考えますが、県の考えをお聞かせください。 子どもたちがどれだけできるようになったかを確認し改善につなげる取り組みや、「みえの学力向上県民運動」を推進し、学校・家庭・地域が一体となった取り組みなどを、粘り強く積み重ねてきた結果と考えています。学力と学級規模の関係は、年度や科目によって状況が異なるため、他県の分析等を参考にしながら研究します。また、基準については、慎重な検討を要する内容のため、市町の意見を聞きながら研究を進めます。その他の質問事項○森林環境譲与税と木材の利用促進に関して○拉致問題に関する映像作品「めぐみ」の学校での利用促進について ほか 健康寿命の延伸に向けて、健康状態と病気の状態の間にある「未病」という状態にアプローチをしていくことが重要ではないかと思っています。実際、神奈川県では、未病対策にしっかりと取り組んでいます。本県においても、「未病」という概念を健康寿命の延伸に向けた取り組みに活用してはどうかということについて、県の考えをお聞かせください。 健康寿命の延伸を実現するためには、病気になってから医療機関を受診するのではなく、その前に疾病の予防や、重症化を防ぐという、「未病」の考え方に基づいた対策が重要であると考えています。今後は、「未病」の考え方に基づいた取り組みを、企業、関係機関・団体、市町と連携しながら進めていきたいと考えております。その他の質問事項○これからの消防・救急体制について○これからの「みえの漁業」について ほか 児童虐待の重篤化を防ぐためには、適切な一時保護や、児童相談所が支援を行っている家族が転居した際の関係機関間での十分な連携や引き継ぎが重要です。そこで、「子どもを虐待から守る条例」の改正に当たって、適切な一時保護対応と転居の際の適切な連携などをどう担保して書き込んでいくのか、また、今後どのように取り組んでいくのか、県の考えをお聞かせください。 条例改正に当たっては、適切な一時保護や関係機関との連携、情報共有など、これまでの取り組みの成果を踏まえ、子どもの安全確保の方針をより強く表していきたいと考えております。改正を機に、子どもや子育て家庭に寄り添ったより一層の支援が行えるよう検討していきます。その他の質問事項○全国トップクラスの健康づくりについて○農業の抱える課題について ほか 第3次三重県食育推進計画を達成するための環境づくりは重要なことです。特に子どもたちに食育を教える事は、徳育よりも知育よりも体育よりも食育が先との考えがあります。子どもたちの将来を考えると教育現場で食育を進める栄養教諭の役割が重要と考えます。そこで、現状の学校に配置されている栄養教諭の数と今後の考え方についてお聞かせください。 法律の基準に基づき、今年度は公立学校の120名に加え、県・市教育委員会の5名を合わせ、計125名の栄養教諭を配置しています。栄養教諭の必要性は増しており、配置基準を改善するよう国に要望を行っています。今後も、子どもたちの健やかな成長のため、各市町における食育の取り組みを支援していきます。その他の質問事項○三重とこわか国体・三重とこわか大会開催後の競技力強化策と地域活性化について○三重県農業の未来について ほか 10月1日にスタートする幼児教育・保育の無償化は、現場にとっても大きな制度改正となります。市町への新制度の周知・問合せへの対応等を国だけで行うことは困難であるため、県が市町の課題を把握し、問題点を国に伝え、その改善を要望するなどの役割を果たすことが重要です。そこで、幼児教育・保育の無償化の円滑な導入に向けた県の対応方針をお聞かせください。 無償化が開始される中で気づく不具合や疑問に対し、引き続き広域自治体として市町等に相談支援を行うとともに、公立・私立などの運営主体により情報伝達に差が出ないよう、市町や保育所等の方々に対して丁寧に対応していくことで、保護者が安心して保育所等を利用していただけるよう、努めていきます。その他の質問事項○豚コレラ対策の強化について○観光振興について ほか 三重県とDMG森精機株式会社は、昨年4月に産業振興等に関する包括的連携協定を締結しました。県内製造業の技術高度化や技能人材の育成等の産業振興、地域の活性化など6項目の協定内容となっており、その協定をふまえ、同社と伊賀市、地元まちづくり協議会は景観まちづくりプロジェクト推進協定を締結しました。そこで、これらの成果や今後の県の協力についてお聞かせください。答 同社との主な取り組み実績として、工業研究所や県立工業高校への最先端の5軸加工機の無償貸与、企業への機械加工に関するアドバイスなどがあります。伊賀市におけるプロジェクトでは、JR新堂駅周辺の景観の整備等が計画され、県としても具体化に向け調整を図ってきました。今後も引き続き、市と連携しながら実現に向け支援していきます。その他の質問事項○多言語化する児童・生徒の教育環境について○ヘイトスピーチの解消について⑦食育の推進について中瀬 信之 議員(新政みえ/ 度会郡選出)問▲一般質問(中瀬信之 議員)幼児教育・保育の無償化の円滑導入に向けて中川 正美 議員(自民党/ 伊勢市選出)問答▲一般質問(中川正美 議員)DMG森精機との「協創」の三重県づくり稲森 稔尚 議員(草の根運動いが/ 伊賀市選出)問▲一般質問(稲森稔尚 議員)「子どもを虐待から守る条例」の改正に向けて前野 和美 議員(自由民主党県議団/ 津市選出)問▲一般質問(前野和美 議員)⑧未病(健康と病気の間)対策の推進を田中 智也 議員(新政みえ/ 四日市市選出)問▲一般質問(田中智也 議員)学力向上と学級規模について小林 貴虎 議員(自由民主党県議団/ 津市選出)問▲一般質問(小林貴虎 議員)▲一般質問(中瀬古初美 議員)樹木の計画伐採を中瀬古初美 議員(新政みえ/ 松阪市選出)問答答答答答DMG森精機と伊賀市、地元まちづくり協議会の協定締結の様子

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