みえ県議会だより174
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2一 般 質 問文中の傍線部分については、3ページに用語解説を掲載しています。 令和元年9月に上陸した台風第15号の影響により、千葉県では、県全体の3分の1にあたる約93万5千戸が停電し、すべてが復旧するまでに16日かかりました。三重県はこの事例を検証し、今後の防災対策に生かすべきであると考えます。 そこで、災害時の電力確保について、県の考え方をお聞かせください。 本県では、大規模停電時の検証として、情報収集・発信体制の確保のために必要な防災通信ネットワークを支える庁舎等の自家発電装置の稼働状況の再確認などを実施しました。今後は、自家発電装置の燃料確保のため、三重県石油商業組合等と連携を深めるほか、倒木対策について電力会社との調整や、市町等に対して停電時の対応の啓発に取り組んでいきます。その他の質問事項○災害時に多数の傷病者が発生した際の対応について○防災教育について  ほか 現在、リニア中央新幹線の整備に向けた関係機関における協議等が進められており、三重県としてもしっかりと取り組みを進めていただきたいと考えています。そこで、東京・名古屋間の2027年の開業や、名古屋・大阪間の2037年の開業目標の達成、県内駅位置の早期確定など、リニア中央新幹線の早期全線開業の実現に向けた知事の思いについてお聞かせください。 2023年には、環境アセスメントの着手と県内のルート・駅位置が明らかになることが想定されるため、JR東海の担当部門と意見交換を重ねる等、連携を密に取り組みを進めているところです。東京・名古屋間の2027年開業や県内駅位置の早期確定等、一日も早い全線開業のため、オール三重でしっかりと取り組んでいきます。その他の質問事項○災害に強い県土づくりについて○中小企業・小規模企業の振興について ほか これまで、県管理河川の維持管理のための堆積土砂撤去には起債を充当することができず、限られた予算の中、地域の要望に応えることは難しい状況でした。しかし、令和元年11月、総務省は地方自治体が行う河底の掘削工事を進めるための新制度を来年度の地方財政対策に盛り込むことを検討していると発表しました。実現すれば河川の維持管理に大いに役立つと考えますが、県の考えや取り組みをお聞かせください。 総務省の発表は、本県としても是非実現していただきたい内容であったことから、地方自治体が河川等の管理を充実させ、治水対策を強化できるよう、堆積土砂撤去及び樹木伐採等の③適債事業化や元利償還金に対する地方交付税措置について、総務省に要望を行いました。引き続き、国に働きかけていきます。その他の質問事項○観光について○RDF焼却・発電事業の今後の取組ほか 学校の一番の責任は、子どもたちの命を守ることです。そして、災害時に子どもたちの命を守るためには、防災に関する教職員の認識・知識が重要です。②大川小判決を受け、さらに教職員が防災意識を向上させ、災害時における適切な判断能力を得るためには、被災地を訪問するなどの実体験を通した研修の推進が必要と考えますが、県の考え方についてお聞かせください。 今後、教職員を東日本大震災の被災地に派遣し、実際の災害時の状況や対応を学ぶ研修等の実施を検討します。 また、来年度から、災害対応能力を備えた教職員を育成し、災害時の学校運営を支援する「災害時学校支援チーム(仮称)」を設置する予定であり、その育成においても被災地での研修を検討します。その他の質問事項○三重県とスペインバスク自治州との覚書から○犯罪被害者支援のさらなる一歩を! ほか 9月来の豪雨・台風による県内の被害に対し、被災者生活再建支援法の適用はありませんでした。適用がないと三重県災害見舞金は支給されません。被災された方は、畳や家電製品等を買い替えるだけでも大変です。被災者生活再建支援法の適用基準や三重県災害見舞金の支給基準の見直しについて、県の考えをお聞かせください。 県内市町のいずれかで被災者生活再建支援制度が適用された場合には、同制度が適用されない市町にも県の災害見舞金制度が適用されます。また、平成23年の紀伊半島大水害など大規模災害の際には、被災者生活再建支援制度が適用されない市町も対象にした支援制度を設け被災者支援を行いました。今後も、災害の状況などを十分に勘案しながら、検討、判断していきます。その他の質問事項○オスプレイ県内再飛来について○三重県産業廃棄物の適正な処理の推進に関する条例の改正のあり方について 9月、厚生労働省は、再編・統合の議論が必要な全国の病院を公表し、県内でも7病院が対象とされました。しかし、すでに統合や病床機能の転換等に取り組んでいる病院も含まれており、地元事情を考慮せず機械的に対象病院を決めたことに対し、反発や困惑が広がっています。県は丁寧な議論をしていきたいとのことですが、今後の取り組みをお聞かせください。 本県では、地域医療構想の実現に向け、県内8地域の地域医療構想調整会議において、地域の実情をふまえた議論を行ってきており、今回の国の公表は極めて遺憾です。対象とされた病院は、地域医療を守る上でなくてはならない病院であり、引き続き地域にふさわしい医療提供体制の構築に取り組んでいきます。その他の質問事項○地域にとって必要な医療の確保に向けて○財政健全化と投資について ほか 道路冠水対策について6月に質問した時の県の答弁では、まず冠水箇所の周知などソフト対策を中心に実施するとのことであり、私はハード対策もしっかり進めていただきたいと要望しました。その後、道路冠水による死亡事故もあった度会町地内の伊勢大宮線で、一部ハード対策の実施に向けて調整されているとのことですが、今後の取り組みについてお聞かせください。 県道伊勢大宮線の度会町地内における冠水対策としては、道路冠水時に他路線への迂回が困難な長ながわら原地区において道路のかさ上げを実施します。今年度中に測量設計を進め、来年度は用地取得に着手し、用地取得後は速やかに工事を実施する予定です。今後も度会町と十分に協議を行い、協力を得ながら進めていきます。その他の質問事項○その後の①半農半Xと公務員の兼業について○新たな手法による地籍調査の推進について  ほか9月の豪雨・台風による県内被害について山本 里香 議員(日本共産党/ 四日市市選出)問▲一般質問(山本里香 議員)公立・公的医療機関の再編・統合の公表について奥野 英介 議員(草そう莽もう/伊勢市選出)問答答▲一般質問(奥野英介 議員)道路冠水におけるハード対策の必要性について村林 聡 議員(自民党/ 度会郡選出)問▲一般質問(村林聡 議員)子どもたちの命を守る学校に!小島 智子 議員(新政みえ/ 桑名市・桑名郡選出)問▲一般質問(小島智子 議員)河川の維持管理に対する財政措置について山本 佐知子 議員(自由民主党県議団/ 桑名市・桑名郡選出)問▲一般質問(山本佐知子 議員)リニア中央新幹線の早期実現に向けて長田 隆尚 議員(草そう莽もう/亀山市選出)問▲一般質問(長田隆尚 議員)▲一般質問(廣耕太郎 議員)災害時のインフラ確保について廣 耕太郎 議員(新政みえ/ 伊勢市選出)問答答答答答

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