みえ県議会だより183
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2代 表 質 問         一 般 質 問文中の傍線部分については、4ページに用語解説を掲載しています。木曽岬干拓20年~今後の展望について三谷 哲央 議員(新政みえ/ 桑名市・桑名郡選出)三重県産米の需給緩和対策について木津 直樹 議員(自由民主党県議団/ 伊賀市選出)JR四日市駅周辺の再編について稲垣 昭義 議員(新政みえ/ 四日市市選出)ひとり親家庭の実態把握を小島 智子 議員(新政みえ/ 桑名市・桑名郡選出)問問 本年度、近鉄四日市駅周辺は国土交通省の③バスタプロジェクトの候補地となり、中央通りやJR駅前も含めた再編整備の検討が行われています。私は、JR四日市駅前は四日市港と連動し若者が集う場所になればよいと考えており、例えば県立大学を設置するなど県も積極的に関与していただきたいと思います。また、再編整備により周辺の渋滞発生が考えられ、県の取り組みを期待しますがいかがですか。 中央通りの再編でJR四日市駅をどういう目的地にし、その先の海側も含めてどう連携するのかという視点が重要であり、今後、計画が具体化する中で支援方法を検討したいと思います。また、再編整備による渋滞への影響は少ないと考えられますが国道477号バイパス久保田橋周辺や国道164号のJR踏切部は現状でも朝夕の混雑が発生していることから関係者と対策を検討していきます。その他の質問事項○新型コロナの様々な影響について○清酒「三重」の「地理的表示(GI)」登録について 労働政策研究・研修機構が昨年12月に発表した「新型コロナウイルス感染症のひとり親家庭への影響に関する緊急調査」では、年末に向け苦しいとの回答は60・8%でした。私は昨年3月からひとり親家庭への②フードパントリーに参加していますが、支援回数や人数の増加からより厳しさが増していると感じています。そこで県のひとり親家庭に対する支援や実態把握についてお聞かせください。 ひとり親家庭の生活実態を受け、食の支援や居場所づくり等を行う民間の取り組みを支援する補助制度を創設しました。そのほか、給付金や貸付金等の支援も行い、民間団体や相談窓口を通じてひとり親家庭の実態把握に努めてきました。今後の状況変化に応じて定量的な実態把握についても検討していきます。その他の質問事項○子どもの権利保障について○「食」に関する合理的配慮の実現に向けて ほか答答▲一般質問(稲垣昭義 議員)▲一般質問(小島智子 議員)次期式年遷宮と①地方創生中川 正美 議員(自民党/伊勢市選出)問 式年遷宮は三重県を活気づける千載一遇のチャンスです。これまで式年遷宮と合わせて三重県民の生活・経済を支える重要なインフラの整備や三重県の情報発信が進み、県全体の活性化につながってきました。次期の第63回式年遷宮まであと12年。日本はもちろん世界から関心が集まるこの絶好の機会を最大限生かし、長期的な展望に立って三重の地方創生を進めていくべきだと思いますが、知事の考えをお聞かせください。答 次回式年遷宮が行われる2033年に向けては、コロナ禍の先にある新たな日常を展望し、国内外からより多くの人々に訪れていただける地域、モノや投資を呼び込み、イノベーションを創出する地域を目指して、地方創生に取り組んでいく必要があります。観光、交通、生活、産業面などにおけるさまざまな取り組みを通じ、三重の地が「訪れる」、「住む」、「事業を行う」のいずれの目的においても世界から選ばれる場所となるよう、施策総動員で取り組んでいきます。その他の質問事項○国土強靱化5か年加速化対策の取組について○私学振興について ほか▲代表質問(中川正美 議員)リニア中央新幹線三重県駅の駅位置早期決定に向けて長田 隆尚 議員(草そう莽もう/ 亀山市選出)問 本年1月、県内の駅候補に亀山市が決まったことにより、リニア中央新幹線の取り組みは新たなステージに移りました。これにより、2022年の「リニア中央新幹線建設促進三重県期成同盟会」総会で亀山市内の駅候補地が決議される予定です。そこで、リニア中央新幹線三重県駅候補地の早期決定に向けたスケジュールやリニア事業を円滑に進めるための気運醸成について県の考えをお聞かせください。 答 今年9月、駅として必要な条件や地域特性などを踏まえ、亀山市が、駅候補地案を県期成同盟会に提出する予定です。その上で県期成同盟会で検討を重ね、2022年には県期成同盟会総会の決議を経て、JR東海へ要望を行い、2023年頃のJR東海による環境アセスメントの着手へとつなげていきます。また、リニア事業を円滑に進めるためには、県民の皆さまの理解や協力が必要であることから、特に若い世代をターゲットとした啓発活動をSNS等で新たに進めて気運醸成を図っていきます。その他の質問事項○中小企業・小規模企業の経営力向上・事業承継の支援について▲代表質問(長田隆尚 議員)問 今年は、木曽岬干拓地が国から払い下げを受けて20年目の年となります。これまで、伊勢湾岸自動車道北側の木曽岬干拓地工業用地への工場誘致は順調で、第1期は約9割の分譲が、第2期は約9割の分譲決定が進んでいます。そこで、第3期・第4期の分譲予定と伊勢湾岸自動車道南側の土地利用の将来展望について、県の考えをお聞かせください。 現在、第3期・第4期の分譲について木曽岬町と調整を進めており、令和4年度以降としていた計画を可能なかぎり前倒ししたいと考えています。また、伊勢湾岸自動車道南側の土地利用については、夢のある未来像を描きながら、早期に木曽岬干拓地がこの地域の活性化に資するよう取り組みを進めていきます。その他の質問事項○令和3年度当初予算について○地元桑名市工業団地と道路整備について ほか問 新型コロナウイルス感染症等の影響から、令和3年産の主食用米の需要は大きく減少することが見込まれ、生産者には主食用米から他の作物への大規模な作付転換が求められています。米の需給緩和に対し、国はさまざまな対策を講じていますが、県は主食用米からの作付転換が円滑に進むよう、どのように取り組んでいくのかお聞かせください。 県では、作物転換を行う生産者に助成金等を交付するなど新たな制度を設けたり、国の新規事業の活用を生産者に働きかけたりすることで、主食用米からの作付転換を促していきます。市町やJAと連携して作付転換を着実に進めることで、米の需給安定と水田農業における収益力向上につなげていきます。その他の質問事項○三重とこわか国体・三重とこわか大会における新型コロナウイルス感染症防止対策について○伊賀のインフラ整備について ほか▲一般質問(三谷哲央 議員)▲一般質問(木津直樹 議員)水田における大豆栽培の様子木曽岬干拓地の様子中央通りの様子答答

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