みえ県議会だより188
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2代 表 質 問文中の傍線部分については、4ページに用語解説を掲載しています。         一 般 質 問人口の社会減対策について石田 成生 議員(自由民主党/ 四日市市選出)リニア中央新幹線の早期実現に向けて長田 隆尚 議員(草そう莽もう/ 亀山市選出)農業政策について藤田 宜三 議員(新政みえ/ 鈴鹿市選出)問活力ある産業づくりにおける観光振興について北川 裕之 議員(新政みえ/ 名張市選出)問 国内の各地に観光客が戻りつつあり、今後、海外からの観光客も回復が期待されます。そのような中、2025年の「大阪・関西万博」、2026年の「ワールドマスターズゲームズ2021関西」は国内外からの観光誘客のチャンスとなり、大きな経済波及効果が見込まれます。 県はこのビッグチャンスに向け、どのように戦略的に取り組んでいくのですか。また、期間限定であっても、関西事務所に人的資源、財源を投資すべきと思いますがいかがでしょうか。 両イベントによる経済効果は非常に大きいと見込んでおり、これらのチャンスを最大限に生かすため、令和2年3月に①関西圏営業戦略を改定しました。特に、現在は大阪・関西万博に向けて重要な準備期間であり、県内の事業者や市町、商工団体等と連携し、関西圏の企業や在住者に三重を知ってもらい、三重のファンになってもらうための取り組み等を進めています。また、今後取り組みを強化していく中で、関西事務所の機能の充実についても検討していきます。その他の質問事項○新型コロナウイルス感染症の第6波に備えて○知事の地方分権に対する考え方を問う ほか▲代表質問(北川裕之 議員)地産地消県民運動の推進について村林 聡 議員(自由民主党/ 度会郡選出)問 新型コロナウイルス感染症の影響により、農水産物が売れずに在庫が増えています。 三重の農水産物を三重で食べる「地産地消」は環境にやさしい取り組みでもあります。環境負荷の低減などへの社会的関心の高まりもふまえ、これまでの「地産地消」の取り組みをさらに進めて、決まった日には県産食材を食べるというような県民運動にまで盛り上げていく必要があると考えますが、いかがですか。 近年、輸送にかかる環境負荷の低減や地域農林水産業の継続につながる地産地消の重要性が再認識されています。 県では、平成12年度から地産地消運動に取り組んでおり、生産者や量販店など関係者の皆さんとともに、県民の地産地消への理解につながる多くの取り組みを推進しています。今後は、「環境への配慮」「持続可能性」といった社会的関心を捉えたメッセージと合わせるなど、地産地消がこれまで以上の県民運動となるよう、しっかりと取り組みます。その他の質問事項○地学に基づくまちづくり・既存集落の再整備○漁場の有効活用と経営体の基盤強化について ほか▲代表質問(村林聡 議員)持続可能な財政運営について奥野 英介 議員(草そう莽もう/ 伊勢市選出)問 これまでの行財政改革の取り組みにより、経常収支適正度や県債残高の目標を達成するなど、県の財政状況は改善しつつありますが、県債残高総額は臨時財政対策債を含めると増加の一途をたどっています。こうした財政状況をどのように捉え、今後どのように財政運営に取り組んでいくのでしょうか。事業にメリハリをつけるためにも、事業の見直しを集中的に行うべきだと考えますが、県の考えをお聞かせください。 臨時財政対策債は、本来は地方交付税として交付されるべきものの一部を、交付税に振り替えて発行される地方債です。その全額が交付税措置されますが県の借金には相違ありませんので、臨時財政対策債の縮減を図るよう毎年国に要望しているところです。 持続可能な財政運営の維持に向けて、引き続き、経常的な支出の抑制と多様な財源の確保に取り組み、行政サービスへの的確な対応と財政の健全化をバランスよく実現するよう努めます。その他の質問事項○三重テラスの今後の運営について○流域下水道事業の公営企業化について ほか▲代表質問(奥野英介 議員)答答答 食糧問題が非常に大きな問題になりつつある中、国民への安全な食料の供給や治水など、多面的な機能をもつ農業の社会的役割は大きく、再認識される必要があると考えます。 しかし、本県の農業の経営実態は大変厳しく、農業者が事業を継続できるようにするための政策が必要です。知事の農業に対する思いと、今後の農業政策の展開方向をお聞かせください。 農業は県内全域で営まれており、豊かな自然の中で多くの食材を私たちに届けてくれます。魅力あふれる三重の食、それを支える農業を持続可能なものとするため、大規模経営の育成や家族経営への支援を図り、「美し国三重」を実感できる食の提供機会の拡大など、農業・農村の活性化に向けた取り組みをしっかりと進めていきます。その他の質問事項○花き花木産業の振興について○鈴鹿亀山道路の進捗状況と今後の方針について ほか答▲一般質問(藤田宜三 議員)問 知事は所信表明において、県外への人口流出に歯止めをかけるため社会減対策を強力に進める必要があると述べられましたが、三重の自然の恵みや恩恵を享受できる適正な人口の水準があるのではないでしょうか。いずれにせよ、今後の人口減少対策では、単なる金銭的な優遇ではなく、地域の特性や売りを生かした対策が必要だと思います。知事の考えをお聞かせください。答 人口減少は経済力を削り、発展を困難とすることから、あらゆる対策を講じてしっかり取り組んでいく必要があります。三重の良さや強みを生かし、観光や農林水産業などの産業振興、企業誘致等の取り組みを進め、県民の皆さんが元気に暮らせる三重、また多くの方が三重に住みたいと思ってもらえる選ばれる三重を目指していきます。その他の質問事項○脱炭素社会実現に向けた取り組みの推進について○持続可能で健全な人づくりのための教育について ほか問 亀山市からリニア中央新幹線の三重県駅候補地案が発表され、いよいよ夢ではなく現実のものという認識が高まってきています。現在、県では②みえリニア応援クラブの会員を年齢要件付きで募集していますが、対象を広げるべきではないですか。今後、県民の気運醸成に向けてどのように取り組むのか県の考えをお聞かせください。答 県民の気運醸成の取り組みの一つとして今年度から設置したみえリニア応援クラブは、対象をリニア開業時に社会人として利用する中学生から30代としていましたが、幅広い年代からの問い合わせをいただいているため、年齢に関係なく参加できるよう見直しを行います。 今後多くの方がリニアを理解し、参画いただけるよう取り組みの輪を広げていきます。その他の質問事項○土砂災害防止対策について○デジタル技術を活用した情報発信について ほか▲一般質問(石田成生 議員)▲一般質問(長田隆尚 議員)稲刈りの様子大阪市内の商店街における三重県フェア(2020年)三重県庁みえリニア応援クラブ募集ページ

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