新分野進出の成功事例
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取組内容の詳細(ケース14)
1.新分野・新市場への取組み又は先進的な取組み等のテーマ
- メーカー型総合建設業を目指し、ケコム工法など多様な取組み。
2.取組みの内容
(1)概要
- KCMM工法・CAMS工法は、下水道管渠布設工事と小口径管推進を組み合わせた工法である。
- 産業廃棄物処理・リサイクルにおいて、コプロスは、環境クリエーション事業の一環として、1991年4月に山口県菊川町に産業廃棄物の安定型最終処分場を開設した。さらに、コンクリート及びアスファルトのリサイクルプラントを1993年1月に建設し、再生クラッシャーランの生産を始めた。同時に、風化花崗岩の破砕篩分けを行い機械の有効利用を行っている。また、2000年12月に廃石膏ボードの中間処理施設を設置し、破砕篩分けを行い、紙は畜産農家で敷わらとして活用している。コンクリートがら、アスファルトがらは、平成15年度「山口県認定リサイクル製品」として認定を受けた。
- グラフィック事業では床や壁面、窓、階段などに大型グラフィックスのシールを貼る事業をグラフィック事業部で展開している。広告や階段に貼る階段マーキング、シャッターに貼るシャッターマーキングなど応用は多様である。グラフィック事業部は2002年3月に新設した。
(2)組織体制(社内体制)
- KCMM工法・CAMS工法ではケコムは設計・製作が7名、施工が50名の大きな事業部で展開している。
- 産業廃棄物処理・リサイクルでは会長と常務がトップに立ち、6名体制。
- グラフィック事業は現社長の提案で開始した。立ち上げ当初は社長が営業していたが、現在は営業担当もいる。事業担当は全部で3人体制。
(3)人材の確保、教育体制
- 人材確保としては主に、建設業関連の既存の人材を新規事業にふりむけた。
(4)情報収集等の相談窓口、外部組織との連携先
(5)主たる顧客
- KCMM工法・CAMS工法では全国の中小建設業。
- 産業廃棄物処理・リサイクルでは企業、農家。
- グラフィック事業では店舗、デパート・スーパー、事務所、病院など。
(6)投資額、必要資金の調達方法
(7)事業のスタートから現在までの売上及び利益の推移
- ケコムによる売上高の寄与は全事業の半分以上。グラフィック事業の売上高は事業が開始して日も浅く、まだ少ない。
(8)公的助成・支援制度の活用状況
- 中国経済産業局より、平成13年度創造技術研究開発費補助金を「鋼管立坑を利用した廃水処理技術の研究開発」で受けている。
- 中小企業創造活動促進法に基づき、「大口径薄肉鋼管の現場波付成形機」の研究開発、事業化及び需要開拓で事業計画の認定を山口県から受けている。
3.取組みのポイント
(1)取組みに至った経緯
- KCMM工法は今から20年前の1984年に発表された。当時、下水道工事をしていたが、工事をするうえでいろいろなトラブルが発生した。それらのトラブルを根本的に解決するための工法として開発された。最初は、今のような円形のケーシングではなく、長方形だった。
- 産業廃棄物処理・リサイクルでは環境・共生を意識して、10年前ころにはじめた。工事に伴い、コンクリートやアスファルトなどの産業廃棄物が多量に出るのでそれらの処理と再利用を推進したいというのもきっかけの一つだった。プラント建設は、メーカー型建設業を目指していた当社にとってなじみのある分野でもあった。
- グラフィック事業では本業が建設業なので、建築物に施すグラフィック利用のニーズは比較的つかまえやすいという事情もあった。
(2)差別化の内容
- ケコムは、他社のものと較べてバリエーションが非常に多いという特長がある。また、施工実績も多い。コプロスは、施工と製造・販売が一体化しており、機械の製作と販売だけの会社とはノウハウなどの蓄積において比較にならない。
(3)事業化に至るまでに苦心したこと
- ケコムは、開発当初は形状を長方形から円形へ変えるなどの苦労があった。
(4)取組みにおいて成果と思われること
- コプロスの今後の大きな柱となること。自社開発した機械で施工販売を貫くために、研究開発に多額の資金を投入している。
(5)今後の課題と解決方法
- 問題としては、コピー機がでてきたことがある。ケコムのマイナーチェンジは必要に応じて常に行っている。メーカー型総合建設業を目指す意味でも、新しい横型の機械を開発中である。
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