理念


『子どもと家族から信頼される療育を実践します。』

1、子どもを一人の人として尊重いたします。

2、子どもが安全で安心できる看護を目指します。

3、看護の専門知識・技術の向上に努め、質の高い療育を提供いたします。

 

役割
 病棟では24時間を通して入所児童の安全と健康を守っています。


  健康管理・・・  入所児が治療・訓練・教育を適切に受けられるよう、食事量、便や尿の観察、睡眠状況、顔色や機嫌の観察をし、子どもの持つ能力を有効に発揮できるよう支援しています。 
  看護行為・・・
(医師の指示に基づく)
 レントゲン撮影や採血などの検査を安心して受けられるように付き添い、精神的な援助や介助を行っています。
また、脳波や心電図など、円滑に検査が受けられるように、関連病院との調整を図っています。 発熱や、痙攣など体調を崩したときは、適切な処置を行っています。
  術後管理・・・ 三重病院で行った手術患児が、スムーズにリハビリが行え、一日でも早く退院できるよう、感染、褥創に留意しながら日常生活を支援しています。
  生活支援・・・  食事・排泄・入浴・更衣など、個々にあったプランをたて、生活能力の向上に努めています。重症児には、快適な日常生活が送れるよう支援しています。
  他職種連携・・  平成18年10月から障害者自立支援法が施行され、個々の目標にあわせた療育計画をチームで取り組んでいます。
重症心身障害者の受け入れ・・・  さわやか教室において、利用者の健康管理を行い、異常の早期発見とともに、他職種と協力し、センターでの一日が楽しくすごせるよう支援しています。 
短期入所児の受け入れ・・・  支援者の急な病気や家庭の事情などで、援助を受けることが困難になったとき、家庭での生活に戻れるまで一時的に入所していただき、生活の援助やリハビリを行っています。 
CIC(自己導尿)指導・・・ 二分脊椎児が、自己導尿の技術を身につけることによって、尿路感染防止や生活の質を向上できるよう入院生活の中で援助しています。

看護体制


 一棟体制で看護師は27名(総看護師長・病棟師長・外来師長を含む)、急性期などの治療を必要とする児、重症心身障害児、健康管理の難しい児は、救急体制の整った北病棟、自立支援を目的としリハビリ期を中心とした児の生活する南病棟に分かれています。担当受け持ち制で、固定チームナーシングや機能別のそれぞれの利点を生かした体制をとっています。

勤務形態は、平成16年度から変則二交替制を行っています。

<勤務内容>                                                            

 平成18年から、適時適温給食により、18:00からの夕食に対応できるよう、職員の配置を変更してきました。


日勤・・ 

 8:30〜17:15

早番・・ 

  7:00〜15:45

遅番・・ 

10:00〜19:15

12:30〜21:15

夜勤・・ 

16:00〜 9:30

 

教育・研修


平成17年度より、看護課の理念に基づき、看護師一人一人が目標を持ち、看護実践能力の向上と自己研鑽を目的としたクリニカルラダーを導入しています。

また、ラダーシステムをうまく活用し個人にあった目標を立て、組織の目標達成を図りながら、一人一人が大切な人材として成長し、組織人としての自覚が持てるよう目標管理を行っています。

これまで、介護福祉士などの実習の受け入れを行ってきましたが、平成18年度より 県立看護大学の看護学生の受け入れを行うようになり、なおいっそう肢体不自由児の施設における看護の必要性と責任を再確認し学生指導にあたっています。


 各種委員会


    療育計画委員会 ・申告記録委員会 ・医療安全管理委員会 ・リスクマネージメント部会    

    褥創対策委員会 ・感染対策委員会 ・教育委員会 ・給食委員会

・ 摂食委員会 ・TQM委員会 ・あり方委員会 ・危機管理(防災)委員会

    学生指導(看護大学、介護福祉士)・生活体験委員会 ・衛生材料管理委員会


 環境整備


 子どもの成長に伴い、子どもに安全、安心を提供できるよう環境整備を必要とされるトイレと浴室を紹介します。

 トイレは、子どもを安全に介助できること、車椅子の子どもでも支障なく使えるトイレに着目し、平成16年、17年と2年をかけて改造を行いました。子どもから目を離すことなくオムツ交換ができ、介助者が無理のない姿勢で行えることを目的として上下可動の電動式ベットを設置しています。
 
 

 浴室は、予算の関係上、部分工夫となりました。シャワーの設置、洗身スペースの確保、緊張が強く座位の取れない子どもを安全に洗えるよう洗身用ベットを浴室内に設置しました。成長発達過程にある子どもたちが対象なので当然体重の増加も考慮の範疇となり、対応として機械浴を利用しています。

    


外来部門


 運動・発達に障害のある子どもたちが、専門医師の診察を受け、装具療法や訓練、保育を行うことにより、在宅におけるよりよい発達と生活の質の向上を支援しています。

診療は予約制で行っています。待ち時間の短縮や楽しく訓練が行えるように、診療時間と訓練、装具の修理や完成など、他部門との時間調整をしながら予約を受けています。

 また、病棟と連携し、安全で安心な入院生活が送れるよう、事前見学やオリエンテーション、体験入院などを取り入れています。退院後の通院継続への支援や相談にも応じ、とぎれのない看護を目指しています。




診療日   : 月曜〜金曜

診療時間 : 9:00〜17:00

予約     : 随時

相談     : 随時